広瀬本流

2022/09/15

往く夏の川風 2022

この夏は、山女魚釣りに行こうと思い立つ度に雨に降られる『雨師』モードに確変突入の俺。。。


 先日、岩手の三陸沿岸河川に向かった際は、岩手県境を越えた瞬間から雨が降り出しており… この影響で増水していた 気仙川水系、峠を越えた 猿ケ石川水系、更に峠を越えた 閉伊川水系、また更に峠を越えて 大槌川水系、そこから 小槌川、鵜住居川、甲子川、と眺めて、またまた峠を越えて遠野市へ舞い戻り、、、小友川、小股川・大股川(気仙支流) を辿って、更にさらにまた峠を越え 人首川 で雨中の日没タイムアウト!!
釣り旅の相棒 SUBARU SG9 のオイル交換時期をあっという間に招く … 全走行距離650kmを数えた大冒険ドライブになってましたよ。(笑)
 

 ■ こんな岩手県内を巡るロングドライブの耳慰めとして … 小田さんの3枚組となるベストアルバム「あの日あの時」がお勧め!
   俺の SUBARU SG9 車載の6連装CDチェンジャーへCD3枚とも導入済みでした。
   小田さんのライブツアーでファンにはお馴染みな 「Music Guild の 佐藤社長」も大絶賛です!! 
  『 小田 和正 / あの日あの時 』

 
その後日も、雨の中、秋田南部の雄物川水系を訪ねてみると、ここも増水の強い濁りが入って釣りにならず、結局400km弱のロングドライブに。

 まぁ、、、そんな訳で、この夏中は釣りが全く出来ていない状況でした。 

 

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 遠出による好釣果を目論むから良くないのでは? … とフト気付いて、この黄昏は ホームリバー・広瀬川水系 の支流に今シーズン初めて訪れてました。  

それでも…『雨師』の雨雲は自分の背後がお気に入りらしく… この黄昏も 霧雨 が降った下での山女魚釣りでしたが。。。(笑) 
 

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 午後4時過ぎの川辺到着直後より雨中の薄暗さが続き、、、18時過ぎ日没を迎えると、、、シマトビケラ・ピューパの集中羽化に遭遇し、暗がりに沈む川面を流れる毛鉤を山女魚達は正確に捉え続けた。。。 


 プールのヒラキ側の浅場、、、小砂利の川底に水が緩く流れるようなスポットに ポッ! と云うような微かに起きるライズ。。。
実は・・・これが大型の山女魚のライズなんだ。。。  セットフックしてみると判るが… 本当にデケ~!! んだよ。 


 #18のフック (ワイドゲイプはドリフトする際にバランスが狂う為NG) にライトダン を薄くハックリングしたヘアカディスでOK。。。
コイツを先糸に結んだら、後は黄昏の集中羽化時まで、目星を付けた川辺で静かに待ち続けること。。。 山女魚がくるぶし上水深の浅場でライズを始めるまで、我慢して待つのが デケ~! 山女魚 との出会いへの近道です。


こうして、、、黄昏の山女魚釣りは雨中にも拘わらず成就し … 傍らを往ってしまう 夏の川風 に別れを告げることが出来たようです。
 

また、何処かの川辺から。
 9月の良い釣り旅を。 


 

■ Van Morrison / High Summer

 導入部のブルースハープが心に響いて来る。
 
 雨降り続きだった夏の毛鉤釣り師へ。。。



  

 


 

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2021/05/18

五月雨の黄昏 ~ 広瀬本流 ~

分厚い雨雲が頭上に居座って、いまにも泣き出しそうな空模様で迎えた … 五月の夕暮れ。 


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仕事の合間 … と云う短い時間だったが、、、エアポケットの様にして出来たこのイブニングの釣りチャンスを逃す手は無いか?と、、、
 
秘蔵する 「 Scott G803/3 - Japan Special 」を引っ張り出し WF #3F を巻き込んだ 「 Lamson LiteSpeed 」をリールシートへ組んでみるとこれがナカナカのバランス感。。。

自宅玄関で… 撥水タイツ+ウエーディングシューズ … 夏の沢登り仕様となった釣り支度を急ぎ着用して、、、自宅裏を流れる広瀬川・本流へ。

17時30分過ぎに始めて直ぐ、3投射目だったか、ガンガン瀬のヒラキ側、白泡の切れ目にある反転流へ #16サイズの特製ヘアカディスをフラッタリングさせて誘うと … 水面直下で ギラッ!! と反転しながら毛鉤を捉えたのがこの山女魚。
 
戻り山女魚っぽい感じの魚体 … フレッシュランの銀毛 でしたが、こいつが幅広な肉厚魚体のローリングで流れにガンガン突進するものだから Scott G803/3 - Japan Special をグイグイひん曲げてくれて、、、久しぶりにちょいと焦りましたよ。(笑)


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まぁ、、、こんな感じで黄昏時を迎えたら、頃良く五月雨が降り出し、、、
ナカナカに… 趣ある広瀬本流での山女魚釣りとなっていました。

 

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例年にない季節の進行速度で、広瀬本流に棲む 水生昆虫 たちの羽化タイミングも早まっているようです。
今夕、オオマダラカゲロウの散発的な羽化を目撃して、自分の目を疑い… 驚いた次第。

 
 


 また何処かの川辺から。
 5月の良い釣り旅を。

 


 ■ Oasis - Don't Look Back In Anger (Official Video) 
 
  黄昏に降る五月雨に打たれ… ずぶ濡れで釣りしてたら、この歌が遠い記憶の中から流れて来た。。。



  

 


 

 

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2019/05/26

黄昏の魔弾 2019 ~ 広瀬本流 ~

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この春の降雪・降水が大変少なかった ホームリバー / 宮城・広瀬川本流 に 山女魚 を追い続ける5月。。。

30度越えの真夏日となった黄昏に。。。 


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広瀬本流に棲む "黄昏の魔弾" との再会。。。 


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 ガチガチに硬い筈の Diamondback Classic Trout " プロショップオノ仙台・カスタムビルド " 8'2" #3 がバットから大きく撓り込んで、、、
菱形体型の肉厚な虹鱒… そして 太っとい尺越えの山女魚 …  の激しいローリングにきわどい応酬を続けていた・・・美しい黄昏の記憶。。。 

 

また、何処かの川辺から。。。

5月の良い釣り旅を。。。

 


 

 

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2018/04/18

春の慕情 ~ 広瀬本流 ~

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 仙台では、例年よりも10日程早まっていた"桜"の訪れ。
   
川辺にある柳の芽吹きの萌黄を背景に… 薄紅の桜の花びらが 一片、、、また一片、、、春の黄昏の"寂"を映す 広瀬の川面 を漂い流れてゆく…  

 花曇りの空に夕暮れの紅色が滲んで、、、どこまでも穏やかな 4月の夕暮れ風景。。。

毛鉤竿を手にした山女魚釣り師は… 薄暮を迎えようとする 広瀬本流 に 山女魚の浮上波紋 を探し続けている。。。

 


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 山女魚釣り師が待ち望んでいた「春の川風に乗ってくる 山女魚」の気配 。。。

それは、、、僅かな"匂い"の違い… とでも云えば良いのか?   
広瀬本流が春を迎えて安堵した"ため息"のような、、、流れに 山女魚の訪れ を告げる川風の香り。。。


 山女魚釣師だけに感じる… 本当に些細、そして繊細な、、、流れの変貌。

そんな、春の変貌を遂げた広瀬本流に、、、今季初となる 山女魚 との出会い。。。

 

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 夕闇を映す 漆黒の川面に… 「Nymph毛鉤 量産型"マダラ"ZAKU」 を捉えた 山女魚の白銀 が明滅し、流れは弾け続けた。。。 


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 また、何処かの流れから。。。  良い釣り旅を。。。


    


 

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2017/04/26

雨師の春雨 ~ 濡れて候 ~

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■ 愛竿 R.L.Winston DL-4 7'6"#3 + Waterworks P-1 Japan限定色

■ 愛竿 R.L.Winston DL-4 7'6"#3 + Waterworks P-1 Japan限定色
 


 河川の釣り解禁を迎えた、、、3月。  そして、、、桜の花が舞った、、、4月。

自分が、、、天候を司る "ナニモノ" かに見込まれちまったのか? ・・・ 昨秋以来、付き纏っている 「雨師の雨雲」 は、釣りする頭上へと何時の間にか 荒天 を呼び込んで・・・ 今シーズンは毎度、春雨降る下での釣り旅が続いている。

 ま、、、雨天下の釣り・・・が嫌いじゃない、、、寧ろ・・・水生昆虫の"間際な羽化"活動が促進され、それに依って魚の活性と食い気も誘発されるため歓迎・・・ OK!なのだ。

 ではあるが、、雨降りの川辺で釣りしてる側にしてみれば、、、じんわり降り続く春雨で全身がズブ濡れになってる状態は・・・えらく寒いんだよ。 そこだけが・・・ね。  

 

 この春はそんな雨の下、、、宮城県内を流れるあちらこちらの流れを彷徨いながら、、、釣り旅を続けていました。 


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 ついでに、この4月・・・ 自分にとって無二の存在でもある人からの"アドバイス" ・・・をもらって、、、現在、37年ぶりの、、、「禁煙に挑戦中」 なのだが、、、

 毛鉤巻きの後で、、、そして川辺でのハッチ・ライズを待っている時間、、、流れを考察する時間、、、の手もち無沙汰なイライラ加減、、、は精神的に大変にツライもんです。。。
   
 もう一度、、、永年のニコチン中毒患者として、、、声を大にして、、、このBlog上で臆面もなく云ってしまうが、、、く、く、苦しいっス。。。    は~、、、こんなアカラサマな喫煙願望をタイプしていると、、、多少気も紛れて・・・すっきりした !


 ま、、、「雨師の雨雲」 そして 『喫煙願望』 を自らの意識から強く振り払いながら、、、この春の釣りは続いて行くようです。

 また、煙の無い・・・川辺から。。。  G.Wも良い釣り旅を。。。

 


■ そぼ降る春雨の下・・・に似合う名曲。  
  
   ちあき なおみ / 黄昏のビギン


 
 

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2016/09/06

細流の山女魚 ~ 広瀬川 ~

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 台風10号が猛威を振るい、東北地方にもたらした強烈な豪雨・・・による"増水"が広瀬本流にも続いている、、、日曜の午後。。。

 宮城県内と隣県の主だった流域に設置された「水位テレメーター」からの数値データをWeb上に追い掛けている。  

 しかし、、、先の台風通過後も、断続的に降り続いている「秋雨」のせいで・・・未だ水位計それぞれの数値データは高いまま推移している。
 
 
 そして再び、、、新たな台風が日本に接近とのニュースも流れ、、、この増水が9月一杯継続したまま、、、この漁期終わりを迎えてしまうのかも。。。 そんな心配すら現実になる可能性もあって。

  
 ま、、、広瀬本流の増水の様子見ついでに、、、久しぶりで出掛けてみるか。。。
念の為・・・毛鉤支度をクルマに積み込んで・・・と。。。

 

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 普段、、、目的の流れへと向かう道筋の通り掛かりついでに、橋上から眺めている・・・いつもの細流が、、、この増水で毛鉤釣りするには丁度良い・・・理想的な水位・水量になっている。。。 


 いや~、、、なんとも素晴らしい !  この流れから・・・増水に乗って遡上して来た「サカナっ気」を強く感じるナ。。。

   なんなら、、、この流れを試しても良いんじゃないのか ?


   折角だから・・・ どれ・・・ やってみるか。。。 
 

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 増水した流れを静かに遡行しながら、、、ガンガン瀬のヒラキに位置した"カケアガリ"の石回り・ブッシュ周りへ遠目の位置からのピンポイント毛鉤投射。。。

 #18のトビケラ毛鉤がそんな際どいスポットへ差し掛かると。。。


    モヤ・・・ッ !    水面直下へとモジルように、、、流れるトビケラ毛鉤が静かに吸い込まれ。。。


 そんなライズを一拍半送り込み、、、ラインを滑らせるようにして穏やかなセットフック !!


    グウ・・・ンッ !    乗った。。。 
 

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 ガンガン瀬の水面直下で巨きな白銀色が反転し、、、下流へと向かって、、、グングンと腰のあるファイトで奔り下って行った。。。

 R.L.Winston DL-4 7'6"#3 がバットから美しいベンディングでロードして、、、そんな山女魚の疾い重厚なローリングに応酬している。。。 


 こんな風にして、、、普段なら思いも掛けない、、、増水する広瀬流域の細流から祝福されたようです。
「ケガの功名」、、、そんな結末だった山女魚釣り。。。


  また川辺から。。。  9月の良い釣り旅を。。。
 

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2016/06/09

川鵜食害について

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 5月下旬に雨が降って以来、、、ここ暫くの 雨無し・晴天続き となっていた仙台。
市街地の広瀬本流の水流も日に日に干上がり、、、普段の水位では見通せない川底まで・・・ついに現れ始めたくらいの渇水。。。

 そんな酷い渇水だと、、、水位が下がった影響でプール毎に魚が溜まってしまい、このところ広瀬流域に大量出没する『カワウ』にとって餌取のし易くなった上流域へ飛来し、山女魚・岩魚を狙い始めているようで・・・

 JR長町駅前にある「中国料理・楓林~ふうりん~」マスター・S氏によると、、、6/8時点で上流域の「JR奥新川駅」付近の流れに『カワウ』が複数現れており、渇水したプールの中に隠れている 山女魚・岩魚 が大量に食害されている。  また、プール川底にはカワウ食害の為、傷つき死んでしまった大型の山女魚、岩魚の死骸を複数見かけた。 とのコト。
 ※ 管理人Nobも昨シーズン中に同じ流域で『カワウ』および『カワウ食痕のついた大型の山女魚・岩魚の死骸』を複数回目撃しています

 そんな目撃情報も寄せられており、、、『渇水』影響下の 『カワウ食害』 による魚たちへの被害・ダメージへ心を痛めておりました。

 
 広瀬・名取水系の『カワウ』被害対策促進 のため、関係窓口への目撃通報をお願い致します。

 ■ 広瀬名取川漁業協同組合 022-308-6448
 ■ 宮城県水産業振興課    022-211-2932  e-mail: suishin@pref.miyagi.jp

 

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2016/04/20

4月の夕暮れ ~ 仙台・広瀬本流 ~

 穏やかな春の夕暮れになりましたね。

 3月の末から、、、業務や自分の父の一周忌法要、そして家事雑用、さらに下の息子・豊夏が所属する プラウブリッツ秋田U-18 の秋田県U-18リーグ第一節の試合観戦で由利本荘市西目町まで日帰り・遠距離な弾丸ドライブを敢行したり・・・ この春はいろいろと忙しく。。。

ふと気付けば、、、自分の毛鉤釣りも暫く出来ないまま、4月もあっという間に下旬に差し掛かって。。。
慌てて・・・この夕暮れに向け、、、自宅裏を流れる広瀬本流へ山女魚釣りに駆け付けていた次第。


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 雪の少なかった冬を越え、雪代も既に終わり掛かった広瀬本流で、、、午後4時を廻った頃、、、早瀬の川面に エルモンヒラタカゲロウ の散発的なハッチを目撃。


 このエルモン目撃で、、、釣る気が盛り上がったところに、、、頭上で旋回する 川鵜 の姿が視界に飛び込んで来て。。。  

 あーーっ!  またか、、、こいつめ !! 
 

一昨年頃より、、、広瀬本流の全域に 川鵜 の姿が目立ち始め、、、この春は自宅裏を含む広瀬本流のほぼ全域で毎日の様に目撃している。。。

 昨年、数度にわたった大出水による流れの変化で、川底の石は流されて大きく岩盤が露出し、、、さらに川辺のボサや葦原等の隠れ場を無くしてしまった山女魚達は、川鵜の食害による大ダメージを受けてしまったのか、、、水生昆虫のハッチは有れども日中はライズが殆ど見えない、、、沈黙した春の川面。。。 


 ○ 広瀬川に関係する者が、、、ここから本気で、河川環境の整備 ( ※ 護岸等の景観中心になってしまう整備ではなく・・・河川生物が優先された結果、ヒトにも環境にも優しい河川整備ですヨ、、勘違いなきように・・・宮城県の河川整備ご担当者さん ※ ) を通して、川鵜の食害対策に取り組まなければ、山女魚やサクラマス、それに漁協が力を注ぎ過ぎる鮎だって、あっという間にダメになってしまいますよ。 

 ○ ここで云う「広瀬川に関係する者」とは、広瀬川上流部にある水源域の急斜面にある森を 経済的な理由 で伐採 して保水力の低い杉林へと植林を行った結果、広瀬川の水位の増減に多大な影響を及ぼし、ひいては大出水の要因を惹起している森林行政関係者も含まれます。

  「予想外の大きな出水があったから、対策のための護岸工事・堰堤工事・・・」なんてドロナワな付け焼刃の対策ではなく、、、広瀬川に大出水をもたらしている要因・・・水源域の保水力が大きく失われるような森林管理・・・にこそ目を向け、手を着け、そして人の手・税金が投入されるべきでしょう。

   気になる方は、広瀬川の上流域・奥新川付近の山を歩いてみれば一目瞭然。  JR仙山線の車窓の裏側(見えない)にあたる斜面、そして国道48号線からは見えない斜面、、、そんなところで「巧妙に」コト(伐採工事)は運ばれているのですよ。   

 ○ 姿を見せてる 川鵜 だって食わなければ生きていけない訳だが、、、現状これまでに手を加えすぎた余計な護岸・景観整備工事で「ノッペリ」しちゃった広瀬川だと魚達の隠れ場・逃げ場が全く無いから、広瀬川が川鵜たちの格好の餌場になってしまっている・・・だから川鵜が多数、楽して餌取のし易い広瀬川・中流域へ集結している。。。と考えられる。
  この点を改善するだけで隠れ家が出来た魚たちとこれを食いたい川鵜たちの関係もイーブンになる( 自然本来の喰う・喰われるのバランスされた状態 )  そんな広瀬川本来の姿へ戻してね・・・ってのが、自分の考えです。

 ○ 仙台市街地を流れる広瀬川に、春先から山女魚釣りやサクラマス釣りの姿(仙台市民・宮城県民)は多数見掛けるのだから、これから国際的にお客を呼べる観光資源として広瀬川を見てみると、自分の考える河川整備がもたらす結果は、将来の観光都市・仙台の魅力として意味ある事ではないかと思います。


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 まあ、、、日頃感じている広瀬川への思い入れを川鵜ネタに始まり、、、モロモロ語ってしまったが・・・それだけ広瀬本流での山女魚釣りは楽しいって事さね。。。
 

 自宅からウエーダー姿のフル装備で川辺まで3分も歩けば、、、夕暮れの山女魚釣りが楽しめるのですから。

 

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 また川辺から。。。  広瀬川での良い釣り旅を。。。

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2015/05/20

五月の黄昏 2015

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 昼過ぎに昨夜から静かに降り続いた五月雨も上がり、、、穏やかだった午後の時間は、川辺の風景を群青に沈めながら・・・染み入るように美しい黄昏時へと向かっている。。。

 広瀬川の瀬音に交じって、、、カジカガエルのコロコロ、、、コロコロ、、、という密やかな鳴き声が、川辺に満ち始めたようだ。


 この春、カミさんが亡くなって以来、、、すでに6年目を数えた父子3人による暮らしも、息子達の旅立ちの季節を迎えておりました。

 長男・初春(もとはる)は小学校の教職を目指し、宮城教育大学 (当・晴/雨ブログに度々登場される 棟方有宗准教授 が教鞭を執っていらっしゃる大学ですね。) 進学。

 また、プロ・フットボーラーへと自らの将来を賭けている次男・豊夏(ゆたか)は、セレクション合格を経てJ3・ブラウブリッツ秋田U-18(ユース)へと入団。 亡き母が生まれ育った町の下宿先へお世話になりながら、15歳の一人暮らしでフットポール漬けの毎日。

 あれから少し逞しくなった息子それぞれが、そんな自らの目標へと旅立った春。。。
キャンプ生活仲間が減ってしまったオヤジとしては、、、時々に心寂しさを感じて。


■ 5月2日 自分の父が急性心不全の発作により、急死しておりました。
 
  亡くなった夜、いつものように『もう帰るのか?』と見送ってくれた父の言葉が最後となりました。
  幼かった自分へ、仕掛け作りから、餌掛けの仕方まで、丁寧に教えてくれた父と初めて鮒釣りに出掛けた朝の風景が、ふと・・・脳裏に蘇っておりました。


 亡くなった父へ。。。
 
『子はおそらく生涯今日を忘れないであろう。 子は成長して言葉やアルコールで心身をよごし、無数の場所で無数の声を聞きつつ緩慢に腐っていくことだろうが、父のこの叫び声だけは後頭部にひろがる朦朧とした薄明かりのなかでいつまでも変形せず解体しないで小さな光輝を発していることであろう。』

 開高 健  著 -フィッシュ・オン- 新潮社   より 一部抜粋


 記憶に残る釣り旅を、、、またどこかで。
 

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2014/08/24

往く夏の川風 2014 前編 ~6月そして7月~

 5月末にBlog記事更新して以来、、、時と共に多くの川水が 広瀬川に掛かる牛越橋(うしごえばし) の下を流れ過ぎてしまったようです。

 休筆期間も、、、相変わらず「山女魚釣り師の密やかな旅」は続けられていました。 

 
 山女魚が夕暮れの川面に熱狂を続けた6月、、、  その月末の川止め期間中には、亡くなったカミさんの数えて5回目となった命日を迎え、、、 同行二人となる「静謐な6月の釣り旅」の記憶。

   広瀬本流 そして 上流域 、、、  新婚時代カミさんと訪れていた 山形 T川 、、、


 夏至を過ぎ、日ごと季節が進んで行くのに従い、吹いてゆく川風にも熱暑が篭りはじめた7月、、、  高校・中学それぞれで最終学年となった息子達が出場していた部活動の大会観戦、、、 その僅かな時間の合間を縫って出掛けた「小さな釣り旅」の記憶。

   広瀬 上流域 、、、  下の息子の釣り好きな部活仲間と訪れた T池 、、、


 こうして、、、川辺での場面ごとに画像を編集しながら気付いたのが ・・・この6月から7月にかけて記憶されたそれぞれの釣り旅・・・ には、今は亡きカミさんや息子達と共に自らが過ぎ来た時への 感謝 がおぽろげに映し出されているコトでした。。。


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 この夏は、そんな訳で自らの山女魚釣りばかりに集中出来ない状況でしたが、、、却って一歩引いてみる、、、そんな心理的余裕が良かったのか?   川辺に立てた時の感覚は柔軟に研ぎ澄まされ…流れ全体を見通すコトにも繋がって、、、 また一段、、、自らの釣りで停留していた 境地 を僅かに越えられたと自覚していました。


 立ち寄っていただく皆さんにも良い川風が吹きますよう。。。   初秋の良い釣り旅を。
  


※ 個人的事情で休筆期間のインターバルが長くなってしまいました。  今回の記事「 往く夏の川風 2014 」は画像コンテンツが多いため、今回を前編として 6月から7月の釣り旅 を、、、 そして 8月の釣り旅 は後編として近日中にアップロードいたします。

 

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