2018/05/12

5月の夕暮れ山女魚 ~代掻きニゴリ~

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 昨日まで降り続いた 肌寒さの伴う冷たい雨 も上がり、、、今日は朝から陽差しも見えた仙台周辺。
まあ… 農家の皆さんが田んぼに出て作業するのには、全く誂え向きの日和になった訳で。。。


 普段、、、この夕暮れの毛鉤釣りに出ようか… なんて突如閃いた自分が ~5月初めに出掛ける釣り場を検討した際に最も注意している~ のは、、、この農作業 (田んぼの代掻き・田植え作業に入るタイミング) なのだ。

特に、今年のように暖かな日が続いた春だと… 農作業の着手タイミングも幾分早まっていて、、、こいつぁ…と期待していた川辺に到着してみたら、、、早朝からの農作業に伴う キツイ泥ニゴリ が一気に入って、、、毛鉤釣り自体が難しくなって居たり。。。

 そんな失敗を繰り返してる内に、、、偶然、読みが当たり、、、立ち寄ってみた渓でライズがバリバリの良い釣りが出来たり。。。

まぁ、5月前半に立ち寄る"米どころ・東北の河川"での毛鉤釣りには 「農事暦」 についての知識も必要だと… 自分は痛感している訳です。(笑)  

 お立ち寄りの皆様におかれましても、そこんトコの事情について… くれぐれもご注意ください。 
 


 
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 さて、、、そんな前振りまでしていた 自分の「農事暦」的な "読み" が… 今回も外れてしまい。。。

田植えに伴うキツい泥ニゴリが流れ込んだ… 宮城県南を流れる 山女魚の銘川・K川 の畔で、、、ついでに強風まで吹き荒れた、、、夕暮れの釣り。


  どうすっかナ… と途方に暮れていましたよ。(笑)


 ま、、、ゴーゴーと吹き続ける"奥羽おろしの西風"はともかく、、、 農作業に伴うニゴリなら、、、 夕暮れ時には収まるだろう… と。


そんな、ヤマ勘的な3手先の深読みで、、、結局、、、釣り支度して川辺へ。  果たして。。。 


 
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 白濁する流れでしたが、、、そんな悪条件でも、、、流れの中には、山女魚たちが 摂餌するポケット が在るんですね。

夕方遅くまで、、、葦が密生する岸辺から瀬のヒラキにかけて… 幾分ヘビーなマダラのハッチが続き、、、日没前後に瀬頭の石回りで大型のカワゲラのハッチが散発的に発生した流れ。。。

 そんな状況下、、、ニゴリの影響が薄い、、、くるぶし~ひざ下深の瀬のヒラキの石回りに… 山女魚達は定位して、、、ニゴリの中… マダラも大型のカワゲラも識別してエサ取りしていたようです。。。


 白濁した緩流へと流し込んだ 手製のNymph毛鉤「量産型"マダラ"ZAKU」 を山女魚が捉えると、、、極小にシェイプしたインジケーターが消し込んで行く。。。  

   一拍食い込ませての… セットフック !!   

   グン… グン…   続いて、、、山女魚のローリングが竿先へ伝わって来る。
 

 それでも、、、白濁のニゴリ下では浅がかりによるバラシ、手元でのバラシが多発して。。。  

 きっと、山女魚達も疑心暗鬼しながら流下して来る 餌 と モノ を口を使って咥えながら…識別していたのでしょうか??
 

まぁ、、、ずぼらな自分は 手製のNymph毛鉤「量産型"マダラ"ZAKU」 #16 を マダラ・イマージャー として日没過ぎまで釣りしてましたが、、、 この夕べの状況下なら ワンサイズ大き目な クリップル系の乾式毛鉤 ( ドライフライ ) の選択肢も在ったハズです。

 きっと、、、その選択ならバラすことも圧倒的に少なかったかなぁ。(笑) 


 
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 美しい5月の夕暮れに。   また何処かの川辺から。

 良い釣り旅を。。。 
 
 

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2018/05/10

五月雨の山女魚釣り 2018 ~ 雨師の5月 ~

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 深夜よりシトシト…降る「五月雨」は、午後3時を廻っても続いている。

川辺へと向かう国道沿いには、雨空の下で滲むような薄紫色が鮮やかな「藤の花」がところどころに。
先に通過した… 道路沿いのデジタル表示の気温計は 9℃ を指していた。

 路面状況が不安定となりがちな雨降りの中、、、AWDとなる SUBARU / SG9 の6MTを駆使して加速して行く際に聞こえる… 過給機付2.5リッター・エンジン からの印象的な鋭い排気音に耳を傾けながら、、、ハンドルを握っている。。。

 ワイパーが眼前を行き来して、、、フロントガラスに絶え間なく弾ける雨滴をぬぐい続けている。
その向こうに見える峠道の景色の上に、、、薄暗い雨雲が拡がっていた。


五月雨の夕暮れに向かう、、、『雨師』の山女魚釣り。  
それは… 自分にとって5月初めてとなる毛鉤釣りでもあった。 

 

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 峠越えして辿り着いた目的の川辺到着は16時30分 を廻った頃。  

上空に居座り続ける雨雲から、断続的な雨が落ちている。 川辺の気温は7℃。 

薄暮のような黄昏の夕闇…が、既に増水している川面を覆い始めていた。

   日没前に釣りが出来なくなりそうだ。。。  さて、、、釣り支度を急ぐか。。。

 

 雨降りによる増水、、、気温の急激な低下。  

こんな様子だと、、、この夕暮れの水生昆虫の羽化も望み薄か。。。

ま、こんな時にこそ、、、手製のNymph毛鉤 「量産型"マダラ"ZAKU」 の出番だろナ。。。


 フロロ 7Xの先糸にフリーノットで 「量産型"マダラ"ZAKU」#16 を結び、極小にシェイプした インジケ をヒトヒロ上に + 米粒大のカミツブシ1コ で・・・準備は完了。


   では、、、行くか。 
 


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 先行者の足跡がくっきりと残る川辺。。。  それは昼過ぎにかけての真新しいモノ。。。

山女魚達は、この季節のこのタイミングなら本来は瀬のヒラキ、プールヒラキの浅場で定位している筈なんだが… 一旦、他の釣り人が歩いた後だったせいなのか? もう一つ奥の深みにあるカケアガリのトコで定位していたようです。

 そんな状況が解れば、、、あとは魚たちを警戒させない様そっと静かにポイントへにじり寄り、、、 正確に投射したNymph毛鉤を流れの食い波に乗せドリフトさせて、、、 魚たちの定位置まで自然に流し込むだけ。。。


 山女魚は底波の上で、、、岩魚は底波の下側で、、、 毛鉤をそっと捉え続けて。。。

 じわ…っ。。。 とか モヤ~ッ。。。  そんなデケ~魚特有の "食い上げ系" な目印のインジケへ "本当に微妙に出るアタリ" に自分の対応が甘々なおかげで、、、尺越えと見えた デケ~魚×3つ を手元まで寄せてバラシたのはここだけの秘密です。(笑) 


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 雪代明け 5月の釣り・・・ 南東北でもいよいよ本番になって来たようです。

 また何処かの川辺から。  皆さんの良い釣り旅を。。。


    


 

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2018/04/18

春の慕情 ~ 広瀬本流 ~

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 仙台では、例年よりも10日程早まっていた"桜"の訪れ。
   
川辺にある柳の芽吹きの萌黄を背景に… 薄紅の桜の花びらが 一片、、、また一片、、、春の黄昏の"寂"を映す 広瀬の川面 を漂い流れてゆく…  

 花曇りの空に夕暮れの紅色が滲んで、、、どこまでも穏やかな 4月の夕暮れ風景。。。

毛鉤竿を手にした山女魚釣り師は… 薄暮を迎えようとする 広瀬本流 に 山女魚の浮上波紋 を探し続けている。。。

 


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 山女魚釣り師が待ち望んでいた「春の川風に乗ってくる 山女魚」の気配 。。。

それは、、、僅かな"匂い"の違い… とでも云えば良いのか?   
広瀬本流が春を迎えて安堵した"ため息"のような、、、流れに 山女魚の訪れ を告げる川風の香り。。。


 山女魚釣師だけに感じる… 本当に些細、そして繊細な、、、流れの変貌。

そんな、春の変貌を遂げた広瀬本流に、、、今季初となる 山女魚 との出会い。。。

 

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 夕闇を映す 漆黒の川面に… 「Nymph毛鉤 量産型"マダラ"ZAKU」 を捉えた 山女魚の白銀 が明滅し、流れは弾け続けた。。。 


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 また、何処かの流れから。。。  良い釣り旅を。。。


    


 

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2018/04/09

桜花 そして… なごり雪

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 ここ数日、早春の寒さが戻っていた仙台。

3月の彼岸明けから4月早々は暖かな日が続き、妙に早い 桜前線 が仙台にも届いていたかと思っていたら、、、一転して寒さがぶり返して、今日も奥羽の山沿いにはちらほらと降雪。。。  
この午後から夕方に掛け、宮城・山形を山越えしている「山形自動車道」には県境の区間で"雪による滑り止め装着"の規制も出て。。。

 まぁ、冷静に考えてみると… 4月の第一日曜といえば平年の気候なら、未だ宮城県内では桜が所により開花するか?していないか? なんて時期なハズ… で、、、今年の仙台市内では既に"七分~満開"の状態。

 広瀬川を始めとする宮城県内の河川は、思い掛けない陽気の訪れにより 雪代 も早くから始まっており、これに伴い 桜鱒・山女魚 の活動も加速して、、、例年よりも 10日程度 も早い 桜花 の訪れには、西洋毛鉤による山女魚釣り師も不意を突かれた格好になっていました。 (笑)

自分の毛鉤釣り暦は、そんな訳で例年よりだいぶ早めに動き出したようです。 

 

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 この夕暮れ、、、以前から気になっていた 県南の田園地帯を流れる小さな河川 を様子見に立ち寄っていました。

 河川規模は大きくないのですが、流れの佇まいが美しく、山女魚も沢山見掛けた… と記憶する里川。。。

5年も前の春、、、美しい夕暮れに立ち寄った際は、流れに掛かる農作業用の小さなコンクリート橋の上から、真下のプール・ヒラキに良いサイズの山女魚が定位して、ハッチしてくる小型のユスリカに繰り返しライズするのを… ただ眺めているだけで満足してしまった川。。。  

 橋上からユスリカ毛鉤を流し込んだら、、、あの山女魚はあっけなく釣れてしまったに違いない。。。
それくらい無垢なフォームで夢中にライズを繰り返していた魚だった。
コイツは釣るべき魚じゃない… 眺めて楽しむ… 眼だけで釣るんだ。。。  そんな、、、穏やかさをもたらす夕暮れの情景。

 そんな流れでの釣りが、、、この春なら。。。


 夕方4時過ぎ、、、流れの傍らで釣り支度を始めていたら、、、畔の様子を見回りに来た近所の農家の方から声が掛かり。。。

『 釣れだがい?  一昨年辺りがらがナ、、、多数のサギやカワウをこの川辺で頻繁に見かけるようになって、魚がめっきり見えなくなったんだ。 以前は溜まり( 註 プール )毎に大きいのがら小さいのまでなんぼも見掛けだもんだが… 鳥っこだぢが皆取ってしまったようで見え無ぐなっちまった。 自宅や近所の池の鯉まで繰り返し全部やられでしまってナ。 
アンダみだいな本格的な釣りの恰好する人ば見だのは、久しぶりだがら、魚は居ねよ…と教えでおごうど思ってサ。  今では釣り人も釣れないがらが、この川には立ち寄らなくなってしまった。  鳥っこだぢも魚が居なくなったら姿を見せなぐなったよ。。。』

 不意に、そんな記憶の流れの変貌を告げられて。。。 

 

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 ここでもまた、、、カワウの"食害"問題。。。   この数シーズン、広く宮城県内の河川周辺では釣り人以外の口からも度々語られるようになって。。。

 人も良い、水も良い、景観も良い、そして流れの生態も理想的だ… しかし岩魚・山女魚が食害問題で根こそぎ居ない。。。
そんな流れが南東北のエリアでは加速的に増えて。。。  岩魚・山女魚の種川となっている小河川には特にそんな話が多いように感じています。。。

◎ 「カワウの食害」対策はそれぞれ管轄する漁協単位での取り組みもあるようですが、大元の宮城県では対策らしい動きが未だ無いようです。  早期対策を促す上で、釣り人の皆さんからもカワウ食害の目撃情報通報をお願いいたします。

  「宮城県 水産業振興課」  https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/suishin/
      Tel:022-211-2932漁業調整班
   または 上記の公式サイトURL 問合せフォームより 通報が可能なようです。


 

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 夕暮れの川面には、、、山から吹き下す冷たい北風に混じって 小雪 が舞い、、、乾いたままの釣り支度を仕舞う自分に、、、こんな釣りも在るのだ… と、、、語り掛けていました。

 また、何処かの川辺から。   4月の良い釣り旅を。。。


    


 

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2018/04/03

4月の夕暮れ ~swap horses~

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 昨11月、、、良き相棒として、これまで 18年間 ・走行距離33万キロ の"山女魚釣り旅"を付き合ってくれた「 MAZDA / BJFW (ファミリア スポーツワゴン 2.0) 」より、、、 2006年式となる 『 SUBARU / SG9 (フォレスター・STI バージョン)』 へと "馬(クルマ)を代え ~swap horses~ " 既に4ヶ月少々が経過している。

 代わったのも新車登録されてから、12年を経過する クルマ でしたが、、、


一昨年の冬より … 米国 WaterWorks社 が製造するフライリール "P-1"のフレームカラーに通じる 希少なグレーメタ色 の SUBARU / SG9 を探して… かれこれ1年が経過。。。 

  「やはり、出ないか?」 そんな諦めムードも漂いかけた頃、、、偶然、Web上に 宮城県内での出物 を発見 !!

翌朝、その"出物"を確認に中古車店へと駆け付け、、、2.5リッター水平対向エンジンを始動させ、車体を一回りざっと見て、ドライバーズ・シートの尻座りを確かめたその場で契約手付金を支払うという …衝動的な… SG9 との出会い。  電撃的な「恋」 って感じ???

中古車店側で、Web上に画像掲載したのがAM2時過ぎ、、、翌朝一番に、まさか現車確認に来て、契約までしてしまう客が居るとは考えもしなかったらしい。  こんなことは初めてのケースですヨ! …と驚いていたね。。。

 (※ 『人とモノの出会い』について、巨匠・開高 健 が 作品 「生物としての静物」 / 集英社文庫 上で味わい深い考察を行っています。  収録短編 ~ この一本の夜々、モンブラン ~ は個人的なイチオシです。 )   


 年式の割に走行距離は未だ9万キロ台と幸運に少ない事も在り、、、比較的"ヤレ"の少ない車体を見て気付いた細かな箇所 (バンパーのスリキズ・複数のドアパンチ 他) と タイミング・ベルト、ギアの油脂・ラジエターの水廻り 、そして 足回りのブッシュ類に始まり ダンパー・スタビ廻り、そして 磨り減った夏・冬タイヤ の入替交換作業や修正については、新潟・千原モータースさん、角田・坂田タイヤさん 等の親しい付き合いの在るトコへ持ち込みして。。。 ただ今、修理費用と手配の予定を立てているトコでした。


 ま、、、自分と同じく "良くも悪くも" 癖の在る古いクルマなので、、、少しずつ、気になる箇所へ手を入れてはクルマの反応を見ながら・・・ BJFW同様に、山女魚釣り旅の"良き相棒"となるよう・・・ 気長にそして愉しみながら SG9 と付き合って行くつもりです。

 何処かの川辺で SG9 (※ 運転席側に 晴/雨ステッカー 付) を見掛けた際は、どうぞ声掛け下さい。 (笑)   
 


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 さて、4月を迎え、、、隣県・山形の渓流釣りも解禁。。。

遅ればせながら、本日、広瀬名取漁協の"年券"を購入して、、、腰が重かった 管理人・佐藤Nobの 春の山女魚釣り も… やっと始動したようです。  
SUBARUの水平対向エンジンのような… "軽やかな"始動じゃないのは… ご愛敬です。(笑)


 
 
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 冬の間の運動不足で萎えてしまった足腰。  そして、固まってしまった体中の関節。

そんな怠惰を体現した 山女魚釣り師 が流れを遡行すると、、、あっという間に ハァハァ・・・ と汗だくの息切れ状態。。。

 川辺で息切れしながら毛鉤竿を振り回す釣り師・・・を気の毒に思ったか、、、流れの底波に差し込んだ Nymph毛鉤 「量産型"マダラ"ZAKU」 を幾つかの山女魚が捉えに出てくれて。。。

 
 
 4月の夕暮れ、、、川辺には春の優しい西陽をボンネットに映し込んだ SUBARU / SG9 が佇んで、、、汗だくで息切れしたオヤジ釣り師を待って、、、『 お帰り。 どうだった? 』  どこからか・・・そんなクルマの声が聞こえたようです。


 
 また、何処かの流れで。  皆さんの良い釣り旅を。。。

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