五月雨の黄昏 ~ 車検入庫 ~
東北道を高速ドライブする SUBARU SG9 のフロントウインドーへ、朝方からの 五月雨 が拡がっては消えてゆく。。。
釣り旅毎、何故か? 雨降り が自分の背後に控える「雨師」の俺としては、おなじみの光景。。。
「 いや~しかし、、飽きないもんか? 雨降りも… 」
相棒 のハンドルを握りながら、フト、、ボヤいている俺。
この5月、新車登録より数えて17年目となる SUBARU SG9 の車検整備作業は、走行距離が16万キロ目前に迎えている為 ( 註 : 俺が5年前に相棒と出会ってから、これまでに約8万キロを走行した勘定 … ま、世間一般から見たら 過走行車 だろう )、オルタネーター、パワーステアリング・ポンプ、スターター・モーターなどの補器類を「予防整備」として交換し、挙動が怪しい感じのフロント側ハブ・ベアリングは規定下限まで使い切ったフロント・ブレーキ・ローターのスリット入りへの換装ついでに打換交換・バックプレートも入替交換、さらに車体下部廻りの防錆処理とボディ・コーティング処理を受ける予定。
ヘタっている前後の足回り、ダンパー、ブッシュ、ロワーアーム … は予算つき次第、交換実施するつもりなんだが、このところの SUBARU 純正部品の価格高騰は何故なんだろう??? 部品単価が半年単位で倍々ゲームのように引き上げられてるイメージなんだが… YENの対ドル・対ユーロ相場の影響何だろうか??? 日本に住む SUBARU のJDMユーザーとしては、これ以上の急激過ぎる価格上昇が続かぬよう、ただ祈るのみ。。。
TEIN社 の純正形状ダンパーの販売価格を見付けた時の俺自身の『安ど感』を何と表現したら良いのか。。。
SUBARU純正部品がこの時代の常識的価格設定から 乖離している 事も一方に在るのだが… (爆)
ヒトの手で長年にわたって幾度も … 丁寧に整備・正しく修理 され、、、その結果「復活」したクルマ … の 凄み や 雰囲気 って好きなんだなぁ。
クルマは移動手段としての モノ なんだが… 「正しい時」を経たら、ヒトに似た 品格 を持つようになると。。。
俺個人としては、そんな視点や感性で自らの乗るクルマ、そして道を行くクルマを眺めていたいと。
毛鉤釣りの道具だって同様さね。。。
貴方は … 製造より50年を経て古色を帯びた 英国 HARDY社 「The Featherweight」 が巨鱒によって糸を引き出され、高速で逆転した際のクリック音を川辺でお聞きになったことが在るだろうか?
富士重工時代のSUBARU社が傑作の過給器付水平対向発動機 EJ-25型 がレブ・リミット上限の7000回転で廻っている時の様な高揚感 … 痺れるゼ!!
ま、つらつらと … そんな SG9 乗り親父 の独り言まで。。。
さてと、、、そんな車検入庫のため 宮城県岩沼市 にある「アブクマ自動車」さんへ 相棒 SG9 を雨中のフェリー・ドライブ。
用意していた、、、交換用のエンジン・オイル「NUTEC」ZZ-02 10W-45 1Lパック×5個 は忘れずに後部座席へと。。。
ま、アブクマさんでなんだかんだ… 色々なクルマ談義を交わすウチ、、、雨降りの午後は頃合いも良く夕方を迎えて。。。
代車 SUBARU ステラ ( スーパー・チャージャー ) へ釣り支度を積み替えすると、川へ向かうにはちょいと遅いくらいの時刻に。
こうして、、、五月雨の降り続く17時30分過ぎ、、、県南の山女魚の銘流「K川」へ。
黄昏時に雨中の釣りでしたが、俺の胸騒ぎ … 五月雨の増水時はK川 … がやはり的中したようです。
白石川本流 からの 遡上山女魚 のファーストランでしょうか。。。
一時、#8サイズの モンカゲロウ が15分間ほどだったか、、、流れに集中羽化していました。
俺は自家用に巻いた「 量産型マダラZAKU 」 #16 を先糸へ結び、大型の遡上山女魚が定位するはずの深瀬流心筋のみ限定で探ってましたが、遡行ついでの試しにと… チャラ瀬の石周りも探ってみたら、、、モンカゲ待ちで定位していた大型の山女魚がこれに反応していたので、モンカゲロウのフローティング・ニンフも良い選択でしょうか。。。
さて、、、いよいよ「 熱狂の黄昏 5月編 」が開幕したようです。
また何処かの川辺から。
5月の良い釣り旅を。。。
■ Stairway to Heaven - Led Zeppelin (lyrics) Released: 1971「天国への階段」レッドツェッペリン【和訳】
或る雨降りの春、、、古くからの釣友 "ブッシュマスター F" が、岩手に向かう釣り旅の車中で車載のCDプレイヤーより繰り返し流していた絶対的名曲。
旋律の美しさは雨中のドライブ・シーンにおいても際立っており、その日のすべてが印象深い釣り旅となっていた。
圧倒的な存在感、そして知的な高揚感。
音楽にも「 品格 」は在ると認識させてくれた レッドツェッペリン の名曲を。
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