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2021/06/07

熱狂の瞬き ~ 雨上がりの黄昏に ~

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( 秋田・雄物川水系 Y川 の尺岩魚 … R.L.Winston DL-4 8' #3 をグリップ直上からひん曲げて、黄昏が訪れた深瀬の中でしばらく踏ん張った魚。)


 
 先週末に朝から降っていた雨は、山の芽吹きで渇水気味となっていた流れとそこで流れの遡上待ちをする山女魚達、またそれを追い掛けるに自分にとって … 高水位がしばらく続くここ数日は、、、水生昆虫の羽化活動もより促進され、、、なんとも良い感じで毛鉤釣りが出来そうな予感。  

  そんな西洋毛鉤による山女魚釣り師としての 強い胸騒ぎ を覚えてましたよ。。。(笑)  
  ま、俺の場合、、、いつでもそんなハイテンションな状況じゃないのか??  との指摘を釣り仲間から受けていましたが。。。(爆)

 
今季は、、、何時どのタイミングで … 自らが山女魚を狙う流れに棲む水生昆虫の集中羽化に巡り合えるのか?
冬場の降雪量、春先の気温の推移、雪代水の治まるタイミング、梅雨入りのタイミング 等々 の要素が複雑に絡み合い、、、そういった諸々が、自分の釣り旅のタイミングにぴったり合ってしまう … なんて事は、めったに無いんだなぁ。。。

1週間早かった? はたまた 1週間遅かった? そんな羽化の"ハズレ"タイミングに訪れてしまい、迷いながら釣りしていることが殆ど。。。

 まぁ、そんな状況だって、、、毛鉤釣りとしては面白いのだが、、、


 やはり、黄昏時の水生昆虫たちの複合・集中した羽化の下で、魚達の捕食行動で ボコン! … バシャン!! … ガボッ!!! … と水面が炸裂したり、沸騰続けるトコへ、、、
その羽化状況にマッチしているであろう毛鉤を … 密やかな期待を込めながら流し入れてみる … 心臓バクバクなライヴ感 !! 、、、

他所にはちょっと無い体験ですゼ。。。

 

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 先週は週初めから山形県の銘流・最上川水系の 小国川 界隈で 2つの夕暮れ を、、、そして、雨降りの最中も、、、「宮城教育大学 理科教育講座 の 棟方有宗 准教授 (註)」 と宮城県北の流れの傍らにある公立小学校での出前授業 開催 の提案方々、、、そのまま山女魚サンプリングの釣り旅 を秋田/雄物川水系・山形/鮭川水系まで足を延ばして、、、と忙しかった。。。

 ■ (註) 棟方有宗 准教授 人物像についてはこちらをご参照ください。
     毛鉤釣り・渓流釣り好きな高校生が進学先を探しているなら … 宮城教育大学 理科教育講座 も面白い選択かな? (笑)  
     時折、山女魚釣りバカな喧しい親父が棟方研究室へ登場するのが … 玉に瑕だけどね。(笑)     

 


そんな、宮城・山形の奥羽の山沿いを流れる川辺をあちらこちら訪ねていると、、、ふっ…と、永年の釣り場での経験則から導き出されて来る … 集中羽化による熱狂の黄昏の予感 ? っていうか … 大型の山女魚の遡上群が動き出す気配 ? ってのを感じる時が在るんだなぁ。。。
 

前夜・土曜も徹夜作業となっちまったが、、、自らの強い予感・激しい胸騒ぎ … には正直でありたく、、、今シーズン初めてとなる 秋田 Y川 の黄昏を試そうと、、、発動機のオイル交換を行ったばかりの愛車 SUBARU / SG9 で午後3時30分、仙台の自宅を出発していた次第。

 
 ま、、、雨後の日曜日の夕方だし、、、有名河川のY川だから、、、土日に渡って朝・昼・晩と 餌釣り師・疑似餌釣り師 他 多数の釣り人にナブられてしまった後だろうから、気楽に行こうか。。。
 

 

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 心積もりしていた Y川 上流部 現地の到着は、午後5時45分。 
 
渓間の夕暮れが急速に訪れており、川面にはミドリカワゲラの群飛が。。。  
到着直後だが、、、いきなり … もう、待ったなし !の状況 

そのまま、急いで沢登りの身支度をして、R.L.Winston DL-4 8' #3 へ DT-3F を巻き込んだ WaterWorks P-1 を組み、ミドリカワゲラを模した#16サイズ(TMC531)の毛鉤を 7Xの先糸 に結びながら、、、魚のライズの気配は無いか?、、、夕暮れに染まり始めた川面を目で追いかけている。


 尺越え山女魚の 銘流 Y川 で迎える黄昏の釣り。。。
  
ヒゲナガを模した スパークル・ピューパ を追いながら、、、黄昏の水面へ悠然と姿を現した 巨大な山女魚 。。。
40オーバーの"潜水艦"岩魚による激しく重厚なファイトでグリップごと激しくノされた R.L.Winston DL-4 7'6" #3 のベンディングカーブの記憶。。。 


そんな Y川 での … 忘れがたく、ホロ苦い 、、魚にヤラレテばかりの釣りシーンだけが、、、俺の脳裏に去来する。。。 
あれからアチコチの川辺で経験を重ねながらも、、、歳ばかり喰って今日まで来た感じであるが、、、この黄昏のY川はどうだろう?

 
  では、、、ヤルか??  
 

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 俺が胸騒ぎしていた Y川の熱狂 、、、やはり 現実 でしたねぇ。。。  瞬きほどの一瞬でしたが (笑)
    
 
夕闇を追い掛ける様にして足早にY川を遡行しながら、、、とあるミドリカワゲラが群飛する深瀬の水面に 波しぶきか ? … と見紛うくらいの大型魚特有の秘かなライズを発見 !!  それを切っ掛けに、あちこちで。。。


  ヤベ~のを見付けてしまった ! これを捕るのに手間取るようだと … この黄昏の釣りはこの深瀬だけで、、、お終いさね。。。 
  なんてボヤキを入れつつ、、、先糸に結んだ ミドリカワゲラ・クリップル #16 へフロータント処理して、深瀬ヒラキまで10ヤード程の距離を1投射目。。。

 
  黄昏を映した暗緑色の水面をドリフトする毛鉤へ、、、いきなり、デケェ!山女魚がヌウッ!と水面へと躍り出で毛鉤を抑え込む様にライズ 。。。


    一拍半を見送り、、、ラインを滑らせるようにして穏やかなセットフック。。。   

    グウン … ッ !!   乗った !!!


  R.L.Winston DL-4 8' #3 がグリップ上から美しいベンディングカーブを描いて、、、暗緑色の流れの中で白銀色を明滅させながら重厚なローリングを繰り返す デケェ! 山女魚 に応酬している。。。
 
こんな場面が毛鉤を1投射する毎に繰り返されて。。。
  


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こんな風にして、、、気付けば黄昏を迎えていて。。。

デケェ! のから ミニ まで、、、山女魚と岩魚が水面を流れるミドリカワゲラとマダラカゲロウ、そしてオオカワゲラの羽化に沸騰・熱狂した Y川 より … 「 釣り師としての胸騒ぎ 」を祝福されたようです。
 


 

 

 また何処かの流れから。。。
 熱狂の6月、、、良い釣り旅を。。。
 
 
 


 ■ The Rolling Stones - As Tears Go By
 
  黄昏の流れに浮かぶカワゲラ毛鉤を目で追っていた時、、、ふと … 記憶から蘇ってきた曲。
  ストーンズのバラッドはメロディが美しいなぁ。。。としみじみ思う。



  

 


 

 

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