5月 黄昏の風景 2019
この冬の降雪量の少なさ… そして春先の降雨量の少なさが影響しているところに、、、田植えが本格シーズンイン。。。
どうやら… 南東北地方の標高が低い 里川 の流れは 雪代 がすでに終盤を迎えてしまっていたようです。
この 早い雪代明け が 流れ に、そして自分の毛鉤釣りへ… どんな影響をもたらすのか?
併せて、これから6月中旬以降の 梅雨の時期 を迎えるまで、流れの渇水が酷くならぬよう、、、水生昆虫の羽化、、、山女魚達の遡上状況、、そんな事を心配していた次第。
ま、ここから5月下旬にかけて、流れの傍らに "藤の花" が咲き始めると… その流れが毛鉤釣りのシーズンを迎えたよ… という合図。
"藤の花" を眺めながら、その後の夕暮れライズを待ってみるのが 5月の釣り では「吉」です。
雪代の流れでは、、、自分の手製となる「量産型マダラZAKU」#16 ( TMC 2302 ) がその夕暮れの パイロット・フライ として活躍中。
ただし、羽化の状況次第では、水面にぶら下がる様にして流下する パラティルト型の "シャック"付トビケラ・ピューパ #18 ( TMC 2487 ) が爆発的な効き目を示す事も。
まぁ、水量が少なかった… この雪代明け、、、ハッチ自体が予測不能だろうと個人的に考え、、、あの手この手の毛鉤を入れるフライボックスがベストの隙間にぎっちり詰め込まれて。。。痛めた腰にさらなる負担が。。。(笑)
美しい5月の黄昏を… 静寂の川辺に味わっている。
また何処かの川辺から。 5月の良い釣り旅を。
■ 以前、全国コンサート・ツアーの中休みを仙台で迎えた 吉川晃司さんご本人 の「フライフィッシングをやってみたい!」リクエストが入ったところへ、、、コンサート制作会社のツアー制作担当が『そう云えば… 佐藤Nobは毛鉤釣り師だった。』そんなコトを思い出して頂き、インストラクター兼現地の案内役として即時招集 ( 当時の勤務先には既に正式な人的借り出し要請が入っていた! ) され、雪代明けの寒河江川に…早朝から深夜まで長時間に渡った毛鉤釣りの旅に出掛けたことが在った。
吉川さんご本人も佐藤Nobがドライブする NA6CE の助手席に乗り込んで、行き帰りの道々、クルマと毛鉤釣り談義で二人で盛り上がっていた思い出。 吉川さんから「Nobさん、以前から俺、毛鉤釣りやってみたかったんだよねぇ。 愉しいんでしょ。」そんなやり取りが。 吉川さん…釣り好きに悪人は居ないっす… その点で行けば 吉川晃司 は良い男だよ。と自分が混ぜっ返したとか??
寒河江川では、レコードメーカーのツアー映像撮影クルーの一行と事務所マネージャー・宣伝担当含む大勢が… 後になり前になり流れを往ったり来たりするものだから… ナカナカに難しい岩魚釣りとなったが、吉川さんは持ち前の運動神経と飲み込みの速さで毛鉤の投射動作を瞬く間に覚えて、幾つかの良いサイズの岩魚と遊んでいた。。。そんな カッコ良く… ついでに美しい "黄昏" の記憶。
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