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2019/04/25

雪代の夕暮れ ~ 続・銘無き竹竿 ~

10連休となる黄金週間を目前に控え、、、平日・夕暮れ前の時刻ながら、、、仙台周辺の道は何処も"連休前の駆込み支度"に向かうクルマで混雑しているようだった。
そう云う自分も、そんな渋滞にハマった SUBARU / SG9 の運転席で、強化クラッチにより左足が攣りそうになりつつも、慎重なクラッチワークで何とか頑張っている訳だが。(笑)

 
  この様子だと… 川辺の到着時刻は予定よりも大分遅れるかもしれないナ。。。 

 
STI製バケットシートの助手席上には、借り受け期間と回数が最長最多で、自分にとって既に"古馴染み"となっている OBARAロッドの「銘無き竹竿」7'6" #4 が鎮座している。 

 ■ Obara Rod 「銘無き竹竿」 ・・・ ロードした際のパラボリックなベンディングカーブが大変美しい、、、実戦的なコンパウンドテーパー+30%ホロー・ビルドを採用。 宮城県白石市の竹竿師 小原 が日毎アップデートを続けリリースしている竹竿。


 佐藤Nob 個人的には・・・トルク感あるバックキャストからラインスピードを限り無く抑え込んだソフト・プレゼンテーションまで・・・一連の投射動作の中にある操る楽しさ、メンディング等 ライン捌きの実戦技における追従性、そしてコスメを限りなく抑えてシブイ表情の「潔さ」。
そんな Obara Rod から伝わってくる強い個性にシンパシーを感じている。  

 山女魚釣り場に立つ回数が多いと自負する毛鉤人にこそ… 使って頂きたい。 そんな 現場道具 としての竿でもある。。。

 


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先日、朝一番に携帯の着信コールが鳴り、寝ぼけ眼で応答している自分。
 
電話は JR長町駅前にある 『 中国料理 楓林 』マスター S氏 からの緊急連絡だった。 

 『 おはよう! 今、話してて大丈夫?  あの… 突然なんだけど… 竹竿あげっから。 』 そんな唐突なS氏からのお話し。。。

 !? 眠気が吹っ飛びながら対応する自分。「 Sさん、どうしたんですか! いきなり? 何かありましたか?? 」

 『 いや、気付いたら竹竿が一杯あるしさ。 俺って夏場は鮎釣りもするから、そんなに竹竿持ってても使わなければ勿体ないし。 佐藤君に1本あげるから! 早く受け取りに来てね。 店の方へ持って来ておくから。 うん、俺の気が変わんないウチに店まで取りに来てね。 じゃ、後でね! 』

 
 
そんな風に、、、あっという間に電話は切れてしまい、、、元気な S氏 に何かあったのか!! 体調が不味いのか?? と心配になり、その日の午後に… 昼休み中の『楓林』へS氏を訪ねてましたよ。

 自分の姿を見るなり奥から 竿袋 片手に登場して来た S氏 。 『 はいよ。 これ。 Obara Rod の7'6"#4 をあげっから。 使ってね。 』

「 Sさん、どうしたんですか! 何かありましたか?? 体の具合でも悪くしたのか? と心配になって立ち寄ってみたんですよ。 」

 会ってみると普段通りの S氏 ではあるのだが。。。 『 何も無いよ。 膝の痛みはちいっとあるけど、何でもないよ。 竹竿使ってね。 』

「 あれだけ、Sさんが気に入ってた Obara Rod の7'6"#4 だから、突然、それをあげるから… って言われてみると、すげえ気になるんですよね。 ホントに何でもないの? Sさん??  」

 会話のやり取りも普段通りの S氏 ではあるのだが。。。 『 何も無いよ。 いいから… あげた竹竿をちゃんと使うようにね。 』

「 じゃ、Obara Rod の 銘無き竹竿 7'6"#4 は、また俺が長期借出しのつもりで今回預からせて頂きますね、Sさん。  こいつで太っとい尺越えの山女魚を20本も掛けて、デケェ山女魚のローリングで竿先に曲がりクセが付いたら… Sさんに返却しますから… そんな借り受けで。 (笑)」 

 

 こうした経緯で再会する Obara Rod の 銘無き竹竿 7'6"#4 だった。。。

 

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渋滞より抜け出し、、、16時を過ぎての川辺着。
昨夜からの急激な気温の上昇に伴う "雪代水" が川幅一杯に拡がっていた。。。


「 銘無き竹竿 7'6"#4 」へ Waterworks P-1 Japan-special を組み、引き出した 7X のフロロ先糸には #16 の Nymph 毛鉤をフリーノットで。 

さて…と、、、行こうか。。。

S氏へ竿を早く返却するため、、、ガンガン魚を掛け、それで竿を曲げ続けてないとナ。  そう云えば、こいつの竿先って結構頑丈だったっけか?? 
 


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インジケーターからウエイトを噛ませた毛鉤まで ヒトヒロ ほど間隔をとっているNymphシステムが 銘無き竹竿 7'6"#4 より投射され、、、8ヤード先の雪代拡がる瀬のヒラキで底波に上手くドリフトさせると… サビの無い魚体を輝やかせる岩魚が毛鉤を捉えに掛かっている。

雪代の流れを重厚なローリングで走る岩魚へ 銘無き竹竿 7'6"#4 が美しいベンディングカーブを描いてロードしながら、、、応酬している。


 
 
美しい時間、、、そして儚い 4月の夕暮れの川辺に。 「S氏 の 銘無き竹竿」との記憶。。。

 

 また、何処かの川辺から。 
 
 良い釣り旅を。
 

 


■ この小さな釣り旅を終えて、帰宅したら何故か?  ~生で呑るようになったら終わり~ な「白霧島」ロックとこの曲がセットで欲しくなっている。 

  ヴァン・モリソン / Sometimes we cry


 

 

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2019/04/12

脚萎えの渓 ~ 手術後の春に ~

■  リハビリテーション(英語: rehabilitation)とは、身体的、精神的、社会的に最も適した生活水準の達成を可能とすることによって、各人が自らの人生を変革していくことを目指し、且つ時間を限定した過程である。 < 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』>


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○ 誠に勝手ながら・・・ 先の1月、突発した私事での手術入院の為、シーズン明け河川解禁からの「 晴 / 雨 」ブログの更新を休止しておりました。
  管理人・佐藤Nobとお付合い頂いておりました関係各位の皆様より、お見舞いを頂戴し、心より御礼申し上げます。
  
  『 "男やもめ" の手術入院中は… ヒマばかり… 馬鹿な冗談をSNSでヒトクサリ… 貴重な時間を付き合い頂き、ありがとうございました ! 』

 


この冬、多忙となっていた1月下旬の午後… デスクで作業中、腰から右足全体に掛け… 酷く"シビレる麻痺感覚"が出始めて。。。

ま、その時点では、、、自分も… 『 年末からバタバタで寝不足が続き、休み無しだったナァ、、、オッサンの老体に"ガタ"が来たか?  早めに切り上げて、一杯飲んで寝てれば治っちまうか? 』そんな風に… タカを括っていた訳なんだが。。。


その後、、、さて寝ようか? とフトンを敷く頃には、腰全体に激痛が走る様になり、、、海老のように体を丸めフトンへ横になった訳だが。。。 
腰の酷い痛み + 右足の感覚麻痺 は夜通し続き。。。  翌日曜の朝一番で、救急の整形外科へと息子の肩を借りながら… 何とか辿り着いて。。。

痛みに呻きながら、何とか撮影したレントゲン画像を見た救急当番の整形ドクターが「見事な… 腰椎の椎間板ヘルニア ですねぇ。」との診断。

 
さらに、その翌日、脊椎専門の整形外科ドクター・根本先生の再診察を受けて、MRIとCTの画像撮影による診断では… 外科手術による「右脚の神経節をひどく挟み込んでいる腰椎ヘルニア」を切除するのが、右脚側の痛み+感覚麻痺の自覚症状を取り除く最善の選択であろう… とのご説明を頂き。。。
この診察の際、自分より先生へ『 この外科手術後は、アップダウンが激しい、、、厳しい足運びの必要な… 渓流の川辺を再び歩けるようになれますか? 』誠に失礼ながら… そんな風に念押しの上… 確認差し上げていた次第。 

根本先生は、、、苦笑いしながら…『 まぁ、それは佐藤さんご本人が体を労わる心掛け次第かなぁ? (笑) 』と。。。 


自分の場合、何事も『西洋毛鉤による山女魚釣りの継続』が判断基準となってる"佐藤Nobな人生"… ってコトで。(爆)
その覚悟が決っちまえば、、、結論は単純なワケで。。
 
こうして… 2月14日 バレンタインデーは朝8時30分から、、、"人生初"となった 全身麻酔による外科手術 を受けてましたよ。 


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この外科手術が無事終了し、全身麻酔から醒めてみると、、、さっそうと病室を訪れた 手術執刀医の根本先生 より「佐藤さん、歩いてみて下さい !」と急かされ、、、心電ケーブルを付けた手術着のままでベッドより恐る恐る立ち上がり、、、右足を踏み出してみる。。。

 なんと ! 普通に直立出来て、足が運べ歩けている。。。  
 いや、歩けている… という事に、、、本当に感動していた !!
 何と、すばらしい… んだ !!!   

 
手術前には、右脚の神経節からの痛みが激しくなっていて… 歩く事すら難しくなって来ていた腰痛の状態だったから、、、俺より『渓歩きが再び出来る様に…』念押しされていた根本先生が手術前から、ずっと気に掛けて下さっていたのだろうと。。。 

 こうして普通に立って歩ける事について、、、仙台市泉区 泉整形外科 の 脊椎専門医・根本忠信 先生 に深く感謝するしかない。。。
 


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脊椎の骨に穴を穿ち、その裏側に在る神経節を挟み込んでいるヘルニアを取り除く大掛かりな手術の後、2月から3月一杯にかけて リハビリ療法 へと専念していた… 鳴かず飛ばず… な日々。

右脚ひざ下脛に未だ残っている強いシビレ感、寒さや低気圧の通過などが引き金となって右脚全体に感じる鈍いダルサ、、、そんな症状が背中に残った手術の傷痕と共に次第に薄れてはいるが。。。

 
4月を迎え、、、暖かくなって、、、腰と右脚にも優しい気候になれば、、、川辺へきっと。。。。
心に誓い続けた "脚萎え" の日々。

   
 そんな"脚萎え"も、、、先日やっと、、、春の渓に復活できたようです。 


 

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 川・渓を自在に歩き回れる"脚運び"には程遠い… 自らの思い通りには行かない… 危なっかしい足取り。。。
 ま、、、そんな危なっかしさも 『俺の山女魚釣りにおける"風合い"』なのだと・・・自らに言い聞かせながら。。。 
 


"脚萎え"のよちよち歩きの渓行が… この春もやっと始まったようです。
 
 

また、何処かの川辺から。 
春の良い釣り旅を。。。

 


 

 

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