忙しない日々を足下に見送りながら、、、 気付くと… 先頃迎えた筈の 11月 も半ばとなってましたね。
もう少しで年末。。。 業務eメールや電話・FAXの遣り取り頻度も一気に …業務追込みモード… に切り替わってしまい、、、街頭に吹く「冷たい11月の風」も急に熱気を帯びて来たようです。
9月末の河川禁漁を迎えて以来、、、山女魚釣り師である自分としては"日常生活モチベーションが降下"し、、、オフシーズンとなった日毎に"神経衰弱"も強まり、そして運動不足が重なって"キレの落ちた最悪な体調"と、、、良いところが一つも無し。。。
こんな症状が進行すると、、、そのうち作業中のモニター画面に… 不思議な幻覚を見る様になり。。。
1. デケェ ! 山女魚 が水面にドリフトするトビケラ毛鉤を水面直下で同行流下しながら見送っている『コンパウンド・ライズ』の場面 ( 結局、毛鉤には出ないで帰ってしまう… という最悪な結末 ) とか、、、
2. 巨大な鱒が フラッタリング中のヒゲナガ毛鉤 に『全身を現したヘッドアンドテール』で飛び出て来るが、あまりのデカサとそのパワーでセットフック直後に先糸ごと振り切られてしまう場面 ( 結局、デケェ!その魚体だけは目撃してしまう… という最悪な結末 ) とか、、、
これまで自らが川辺で実際に経験済みの 『残念な結末の場面』 ばかりが次から次へとエンドレスでスワイプし始めて。。。
ま、、、こんなに"山女魚釣りが出来ない"で病んでしまった …と自覚した時は、、、川辺の「メンタル・セラピー」に出掛けるしかない訳ですよ。。。
もちろん、釣り支度一式は必携な訳です。 そう、、、あくまで… メンタル・セラピー の一環な訳っスから。。。
そんな訳で、、、せっかく セラピー へ出向くならと、、、新竿で入手より40年弱、、、その後半20年程はジョイントも継がず秘蔵してしまっていた 英国 Hardy Bros.社 の竹竿 「 W.F.Hardy 8'6" #6 」 と コートランド社の 333HT DT6F ライン を巻いていた 「 Hardy THE "PERFECT"3 3/8 」 を久しぶりに虫干しさせてあげたい… と川辺へ同行していた次第。
この 「 W.F.Hardy 8'6" #6 」 と 「 Hardy THE "PERFECT"3 3/8 」 は自分にとって… 毛鉤投射の基本はこうなんだぞ ! そんな投射法が在るか ! と若き日の自分に"叱咤激励の下で無言の行"を日々課し続けてくれた『恩竿』。。。
そして、19の秋には英国 Hardy Bros. 社 公認資格 受験 の際、、、同社 School of London 教授であった Mr.ジョニー ローガン(故人) の優しくも厳しい審査の下、、、実際使用した"試験竿"ともなってくれた。。。
これまで… 毛鉤釣り師としての人生を辿って来た自分にとって… 『毛鉤釣りへの情熱と深い思い入れが刻まれた竹竿』 でもある。。。
そんな毛鉤釣り熱を持った若き日の自分が 幾千万に渡る投射訓練 で使用 していたため、、、竹竿としての"アタリ"は、、、既に美味しい時期を過ぎてしまい、、、俗にいう「枯れた」竿でもあり。。。
だから、、、投射の際は スローに… 滑らかに… スムースに… 肩から肘そして手首、グリップしている掌へと 基本に忠実なコンチネンタルスタイル でパワーの分散そしてブロックを効かせないと、自重の在る竿へパワーを乗せながら曲げることが出来ず、、、結果ラインが自ら意図したように綺麗には走らない。。。
そんな事を強く意識しとかないと… 近年の釣りではカーボン素材の軽くて強すぎる毛鉤竿ばかり使用している自分としては、、、危ない! 訳です。
あの時の Mr. ローガン の優しくも厳しい審査眼を思い出しながら、、、 スローに… 滑らかに… スムースに… 「 W.F.Hardy 8'6" #6 」 を掌で操ってみる。。。
30分もすると、、、若き日々の記憶も蘇り。。。 スローで重く力強いループが自らへと戻って来る。。。
こうして、 深い思い入れのある竹竿 「 W.F.Hardy 8'6" #6 」 を操るうちに、、、荒雄川の良いサイズの鱒が挨拶に来てくれて。。。 バット側からロードし続けた竹竿は、美しいベンディングを描いて 荒雄の鱒の重く重厚なローリング へと応酬していた。。。
20年振りの魚の感触はどうだった? 「 W.F.Hardy 8'6" #6 」 よ。
"枯れてしまった"自分のセラピー同様に… お前もまた 潤い が戻って来た… だろうか???
ま、、、竹竿の"虫干し"セラピーが終了したところで、お昼を過ぎ。。。
竿を入替に一旦クルマへと戻り、午後からは"メンタルと体調が最悪な"自分自身の 実釣セラピーをと。。。
その前に、、、(JR長町駅前) 中国料理・楓林 マスターの S氏 が 荒雄川へ行ってみるから… と話してたのを思い出し、、、川辺を放浪中の S氏 へダイヤルしてみる。。。
ザー… という瀬音をバックにしながら 『 はいヨ ! 、、、 釣れて無いよ! 』 と電話口へ応答する S氏 。。。
現在地点を確認してみれば… なんと… 自分の直ぐ上流に先ほどから入っていたとは。。。
互いに気付かず、それぞれの釣りに夢中だったとは… なんて 釣りバカ ! 同志なんだろ。。。
こうして午後からは "毛鉤釣りの好敵手" S氏 と連れ立ち、、、荒雄川の 放浪セラピー となって。。。
2人して釣りながら… ああでもない、、、こうでもない、、、「あっ! 先糸を振り切られた!!」、、、「今のはデケェ !!」、、、「ライズ見た??? 」、、、「さっき、あの白泡の切れたトコで一発! やってましたよ」。。。
そんな、実釣 + 釣談義 複合セラピー のモードで、、、夕暮れまで飲まず食わずに… 突貫の毛鉤釣り を。。。
午後4時30分を過ぎた薄暮が訪れた荒雄の流れに 極小型のトビケラ の流下が始まると、、、膝上のプール・ヒラキに 巨大な鱒 が終結した気配が。。。 微かなライズと共に。。。
S氏と2人でこれを見付けて攻めまくり、、、6Xの先糸がセットフック直後の重厚なローリングに振り切られること … 5発!!!!! 辛うじて… ランディングまで持ち込めたのが … 4発!!!! そして、、、バラシは … 3発!!!
そんな S氏と同行での 荒雄川セラピー の顛末。
『 Sさん … 一人での釣り旅だと川辺での 興奮 や 落胆 は自らの内へと何時の間にか沈んでしまって … 淡々と効率ばかりを追い求める 事務的な"釣り" に陥ってたようです。。。
Sさんと今日一緒に釣りしてみて、、、そんなコトを強く気付かされましたよ。
また、川辺で一緒に釣りしましょう。。。 』
しかし、、、このイブニングの結果には納得いかねぇ… とセラピー患者である自分。
まいったナ… こんな具合だと、、、自分は何時まで経っても 治癒不能 になっちまうなぁ。。。
また、川辺から。
霜月も良い釣り旅を。
■ 久しぶりとなった 楓林・S氏 との 「川風の釣り旅」 が示唆していた 何 か?
それは… 釣り人が川辺へと向かう理由 … でも在るのでしょう。。。
S氏のような"賢者"はそれを …自ら悟り 、、、
自分のような"愚者"は… その理由を問いに … モノ言わぬ川辺へと通い続ける。
Philosopher's Stone ~ 「賢者の石」 / Van Morrison
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