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2018/05/30

山女魚巡礼 ~ 荒雄川C&R区間 ~

 夏日となった晴天の午後遅く、、、SUBARU / SG9 を走らせている。
東北道~仙台南部道路~仙台東部道路~仙台北部道路を経由し、先ほどふたたび東北道へと合流したところだ。

 アップダウンそしてコーナーの多い道を走っていると、、、ある一瞬、初夏の強い陽差しがボンネットにギラッと反射して・・・ それはセットフックした山女魚が水面下に反転する際の”白銀色”を思わせるのだった。


 南へ、、、北へ。  そして西へ、、、東へ。。

この季節を迎えた山女魚釣り師は・・・まことに”悩ましい”。 
それは自らの心に描く流れが一斉に毛鉤釣りのベストシーズンに差し掛かっているからでもあり・・・。

 天候、水位、そして雪代の治まり具合、水生昆虫の羽化状況・・・ 仲間内でそんな事前情報が飛び交い、これを自らの経験に基づき分析してみると、、、幾つもの候補、、、期待出来る 川・渓 が脳裏に浮かび上がって来る。


 そんな訳で、、、この夕暮れの山女魚釣りの目的地を決め、一旦、路の上となったものの・・・ クルマを走らせている道々の様子に当初の見当が変ってしまい、、、結局、仙台市街地を高速道路で一周するように回り込んで北へ・・・と向かった次第。

 ま、この午後はそれくらい 毛鉤釣りするには絶好の日和 だったという事で、どうぞご勘弁を。 (笑)
 


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 午後3時30分を少し回った頃、、、クルマは 古川IC を降り R47 に合流。  
そして、鳴子温泉方面へと向かって。。。

夕暮れを迎える前に、、、僅かな時間でも、、、道々の傍らに在る心当たりの流れの様子を見ておければ・・・。  


 こうして、、、今夕の最終目的地となった 荒雄川C&R B区間 に到着したのが午後5時直前。。。

途中、、、荒雄川では毎度、立ち寄らせてもらう 大久商店さん ( 仲間内の通称だと"キノコ屋さん" )で、今シーズン初めての挨拶ついで「年券」を買い求め、、、何時ものおばさんから「 あら、しばらくぶりだったな~。 秋以来だったか?  何? これから釣りするの? 」なんて声掛けされて。。。 

 この夕暮れの釣り・・・果たして。。。 

 

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 荒雄川C&R B区間 ・・・ 5月の夕暮れ。

この午後のモノと思しき先行者の足跡が川辺に残っており、、、西陽が川面に残る時間帯は目ぼしいポイントでは魚っ気も無く。。。沈黙。。。   

 まぁ、、、これでは、しかたねぇ。
それならと・・・ 普通なら通過してしまうような・・・ 平瀬・チャラ瀬の脇、、、葦際の石周り、、、そしてこのヒラキ側に位置している石周りのポケットを拾いながら様子見して。
 


 この後、、、日没の残照だけが山影に映る黄昏時刻に。。。   水生昆虫が一斉羽化。。。 

夕闇の暗緑色に映る荒雄の川面に辛うじて漂い流れる・・・ トビケラ毛鉤 #14 を 筋骨隆々の山女魚 がそっと捉えて。。。
 


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 今シーズン初めとなった 荒雄川C&R B区間 でしたが、、、荒雄川の 美しい山女魚 に再会することが出来ましたよ。

 陽の残るウチは・・・ミドリカワゲラを模した明色系ライト・トーンの全体のシルエット細めな毛鉤 #16・#18 サイズが、、、そして黄昏時は大型のカワゲラ、ヒゲナガも飛び交いましたから、、、2サイズほど大きいボリューム感の在る毛鉤が、、、それぞれ効いたようです。  ご参考まで。。。


 

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 また何処かの流れから。。。
 良い釣り旅を。

    


 

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2018/05/27

蝉時雨の夕暮れ

 毛鉤釣りは 熱狂の5月 も後半戦を迎えてしまいましたね。

先頃、雪代が治まっている 奥羽・宮城の山沿い で、ピーカンな晴天の午後遅く川辺へ立っていると、、、居残っている初夏の陽射しは首筋に届き、それが チリチリ… と音を立てて焼ける様な強烈さ。

そろそろ、夏場の日差し対策の服装やアイウエアも考えなければいけないようです。


 自分の場合、雪代明けのニュースと同時に 『結露・ムレを伴い、とっさに動き辛いウエーダーの着用』 は止めてしまい、、、本格的な沢屋さん達が愛用する 撥水アンダーウエア + 撥水タイツ に7分丈の山岳用ナイロンパンツ へ ネオプレン製スパッツ の装備に、軽量でフリクションの取りやすいウェーディング・シューズで足ごしらえして、ここ10年程は何処の川辺にも立っていました。

 ま、、、その日の一発目ウェーディングで …川水が染入ってくる一瞬の冷たさ… さえクリア出来れば、それからは涼しさ抜群で快適な川辺での遡行が約束されている訳で、ついでに見た目もスマート ( 流れの傍にある農家の飼い犬にも吠えられることが無くなりましたよ。 笑 ) 、、、釣行回数の多い自分でも満足できる釣り支度でした。

 ※ 自分が愛用している川辺での毛鉤釣りウエアの製造元が ファイントラック 社 。   「志」ある国内のアウトドア・メーカーとして、これからも頑張ってほしいなぁ…と応援の気持ちを込め、ここにご紹介差し上げます。

 

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 先日、、、JR東北線・長町駅前にある 中国料理「楓林」のマスター S氏 より、、、朝一の"緊急"電話。

 なんでも 「 宮城県北の流れでは、ついに ×▽■川 … ( 極秘情報により省略 ) … の雪代が治まっており、(共有している)とある一つのポイントだけで 尺越え岩魚+尺前後の山女魚 が日中5連発!!! もう、バリバリ!!! 」 との情報が、、、ふだん冷静沈着なS氏には珍しい程の興奮した声色で。。。

 『 そいつぁ…、スゴイ! 釣りしましたね。 いゃ~、ホントそいつぁ スゲエ!! なぁ。』
電話口から、、、S氏の毛鉤釣り現場での 興奮 がこちらにも伝わって来て、、、自分も聞きながら一緒にテンション上がりっぱなし… そんな 釣りバカ な情報交換。。。 

 まぁ、、、毛鉤釣り師なら解る… なんでも来い! 的な"強烈"な釣り 。。。  通い込んでもシーズンに1度巡り合えるか ? なんてシーン。。。
 
そんな場面を夢見て、、、ナニが在っても毎度、毛鉤釣り師は川辺へとクルマを走らせ続けている訳です。 (笑)


 

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 この土曜、、、晴天で迎えた午後。

S氏がもたらした情報に触発され、、、自分も心当たりの近所の川辺へ。。。
しかし、、、渓流釣りにとって5月のベストな季節を迎え、仙台近郊の川は週末となるとどこも満員御礼…な状況。

 まぁ、、、晴天の天候だから、、、日没の黄昏時まで、、、暫く"待ち"だナ。

蝉時雨の降る山影、、、真新しい先行者の足跡がくっきり残る川辺で一人、のんびりと釣り支度を始めて、、、西陽の残る渓へと向かう。    川面には未だ水生昆虫のハッチが少ない様だった。。。

 そんな、夕暮れの毛鉤釣り。。。 


その日は先行者が何組か居たせいか?  入渓点から、目ぼしいポイントが続くが… 魚の気配がとても薄かった。

  こいつは、、、水生昆虫の羽化密度が高まる黄昏時まで待った方が良いか?

足跡があちこちベタベタ残っている…ってコトは、渇水している流れをバタバタと先の釣り人が歩き回ったせいで、魚達を岩陰に沈ませてしまったのだろう。。。


 ひと流しして一旦、渓から上がって入渓点まで戻り、頃合いの時間帯に改めて釣り上がろう。

そんな目論見が当たって。。。  
 


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 黄昏を迎えると、一気に水生昆虫の複合する羽化が始まり、、、川面は沸騰して。。。


渇水している流れに先行者が在った場合、、、なかなか難しい釣りを強いられますが… 5月そして6月の季節、水生昆虫たちの羽化行動が伴うなら、、、時間を置き、魚達の警戒心が薄くなる頃合いを見計らって入り直せれば、チャンスが巡って来ますね。

 そんな事を改めて実感した5月の夕暮れ。。。


 また、何処の川辺から。。。  良い釣り旅を。

    


 

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2018/05/12

5月の夕暮れ山女魚 ~代掻きニゴリ~

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 昨日まで降り続いた 肌寒さの伴う冷たい雨 も上がり、、、今日は朝から陽差しも見えた仙台周辺。
まあ… 農家の皆さんが田んぼに出て作業するのには、全く誂え向きの日和になった訳で。。。


 普段、、、この夕暮れの毛鉤釣りに出ようか… なんて突如閃いた自分が ~5月初めに出掛ける釣り場を検討した際に最も注意している~ のは、、、この農作業 (田んぼの代掻き・田植え作業に入るタイミング) なのだ。

特に、今年のように暖かな日が続いた春だと… 農作業の着手タイミングも幾分早まっていて、、、こいつぁ…と期待していた川辺に到着してみたら、、、早朝からの農作業に伴う キツイ泥ニゴリ が一気に入って、、、毛鉤釣り自体が難しくなって居たり。。。

 そんな失敗を繰り返してる内に、、、偶然、読みが当たり、、、立ち寄ってみた渓でライズがバリバリの良い釣りが出来たり。。。

まぁ、5月前半に立ち寄る"米どころ・東北の河川"での毛鉤釣りには 「農事暦」 についての知識も必要だと… 自分は痛感している訳です。(笑)  

 お立ち寄りの皆様におかれましても、そこんトコの事情について… くれぐれもご注意ください。 
 


 
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 さて、、、そんな前振りまでしていた 自分の「農事暦」的な "読み" が… 今回も外れてしまい。。。

田植えに伴うキツい泥ニゴリが流れ込んだ… 宮城県南を流れる 山女魚の銘川・K川 の畔で、、、ついでに強風まで吹き荒れた、、、夕暮れの釣り。


  どうすっかナ… と途方に暮れていましたよ。(笑)


 ま、、、ゴーゴーと吹き続ける"奥羽おろしの西風"はともかく、、、 農作業に伴うニゴリなら、、、 夕暮れ時には収まるだろう… と。


そんな、ヤマ勘的な3手先の深読みで、、、結局、、、釣り支度して川辺へ。  果たして。。。 


 
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 白濁する流れでしたが、、、そんな悪条件でも、、、流れの中には、山女魚たちが 摂餌するポケット が在るんですね。

夕方遅くまで、、、葦が密生する岸辺から瀬のヒラキにかけて… 幾分ヘビーなマダラのハッチが続き、、、日没前後に瀬頭の石回りで大型のカワゲラのハッチが散発的に発生した流れ。。。

 そんな状況下、、、ニゴリの影響が薄い、、、くるぶし~ひざ下深の瀬のヒラキの石回りに… 山女魚達は定位して、、、ニゴリの中… マダラも大型のカワゲラも識別してエサ取りしていたようです。。。


 白濁した緩流へと流し込んだ 手製のNymph毛鉤「量産型"マダラ"ZAKU」 を山女魚が捉えると、、、極小にシェイプしたインジケーターが消し込んで行く。。。  

   一拍食い込ませての… セットフック !!   

   グン… グン…   続いて、、、山女魚のローリングが竿先へ伝わって来る。
 

 それでも、、、白濁のニゴリ下では浅がかりによるバラシ、手元でのバラシが多発して。。。  

 きっと、山女魚達も疑心暗鬼しながら流下して来る 餌 と モノ を口を使って咥えながら…識別していたのでしょうか??
 

まぁ、、、ずぼらな自分は 手製のNymph毛鉤「量産型"マダラ"ZAKU」 #16 を マダラ・イマージャー として日没過ぎまで釣りしてましたが、、、 この夕べの状況下なら ワンサイズ大き目な クリップル系の乾式毛鉤 ( ドライフライ ) の選択肢も在ったハズです。

 きっと、、、その選択ならバラすことも圧倒的に少なかったかなぁ。(笑) 


 
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 美しい5月の夕暮れに。   また何処かの川辺から。

 良い釣り旅を。。。 
 
 

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2018/05/10

五月雨の山女魚釣り 2018 ~ 雨師の5月 ~

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 深夜よりシトシト…降る「五月雨」は、午後3時を廻っても続いている。

川辺へと向かう国道沿いには、雨空の下で滲むような薄紫色が鮮やかな「藤の花」がところどころに。
先に通過した… 道路沿いのデジタル表示の気温計は 9℃ を指していた。

 路面状況が不安定となりがちな雨降りの中、、、AWDとなる SUBARU / SG9 の6MTを駆使して加速して行く際に聞こえる… 過給機付2.5リッター・エンジン からの印象的な鋭い排気音に耳を傾けながら、、、ハンドルを握っている。。。

 ワイパーが眼前を行き来して、、、フロントガラスに絶え間なく弾ける雨滴をぬぐい続けている。
その向こうに見える峠道の景色の上に、、、薄暗い雨雲が拡がっていた。


五月雨の夕暮れに向かう、、、『雨師』の山女魚釣り。  
それは… 自分にとって5月初めてとなる毛鉤釣りでもあった。 

 

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 峠越えして辿り着いた目的の川辺到着は16時30分 を廻った頃。  

上空に居座り続ける雨雲から、断続的な雨が落ちている。 川辺の気温は7℃。 

薄暮のような黄昏の夕闇…が、既に増水している川面を覆い始めていた。

   日没前に釣りが出来なくなりそうだ。。。  さて、、、釣り支度を急ぐか。。。

 

 雨降りによる増水、、、気温の急激な低下。  

こんな様子だと、、、この夕暮れの水生昆虫の羽化も望み薄か。。。

ま、こんな時にこそ、、、手製のNymph毛鉤 「量産型"マダラ"ZAKU」 の出番だろナ。。。


 フロロ 7Xの先糸にフリーノットで 「量産型"マダラ"ZAKU」#16 を結び、極小にシェイプした インジケ をヒトヒロ上に + 米粒大のカミツブシ1コ で・・・準備は完了。


   では、、、行くか。 
 


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 先行者の足跡がくっきりと残る川辺。。。  それは昼過ぎにかけての真新しいモノ。。。

山女魚達は、この季節のこのタイミングなら本来は瀬のヒラキ、プールヒラキの浅場で定位している筈なんだが… 一旦、他の釣り人が歩いた後だったせいなのか? もう一つ奥の深みにあるカケアガリのトコで定位していたようです。

 そんな状況が解れば、、、あとは魚たちを警戒させない様そっと静かにポイントへにじり寄り、、、 正確に投射したNymph毛鉤を流れの食い波に乗せドリフトさせて、、、 魚たちの定位置まで自然に流し込むだけ。。。


 山女魚は底波の上で、、、岩魚は底波の下側で、、、 毛鉤をそっと捉え続けて。。。

 じわ…っ。。。 とか モヤ~ッ。。。  そんなデケ~魚特有の "食い上げ系" な目印のインジケへ "本当に微妙に出るアタリ" に自分の対応が甘々なおかげで、、、尺越えと見えた デケ~魚×3つ を手元まで寄せてバラシたのはここだけの秘密です。(笑) 


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 雪代明け 5月の釣り・・・ 南東北でもいよいよ本番になって来たようです。

 また何処かの川辺から。  皆さんの良い釣り旅を。。。


    


 

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