桜花 そして… なごり雪
ここ数日、早春の寒さが戻っていた仙台。
3月の彼岸明けから4月早々は暖かな日が続き、妙に早い 桜前線 が仙台にも届いていたかと思っていたら、、、一転して寒さがぶり返して、今日も奥羽の山沿いにはちらほらと降雪。。。
この午後から夕方に掛け、宮城・山形を山越えしている「山形自動車道」には県境の区間で"雪による滑り止め装着"の規制も出て。。。
まぁ、冷静に考えてみると… 4月の第一日曜といえば平年の気候なら、未だ宮城県内では桜が所により開花するか?していないか? なんて時期なハズ… で、、、今年の仙台市内では既に"七分~満開"の状態。
広瀬川を始めとする宮城県内の河川は、思い掛けない陽気の訪れにより 雪代 も早くから始まっており、これに伴い 桜鱒・山女魚 の活動も加速して、、、例年よりも 10日程度 も早い 桜花 の訪れには、西洋毛鉤による山女魚釣り師も不意を突かれた格好になっていました。 (笑)
自分の毛鉤釣り暦は、そんな訳で例年よりだいぶ早めに動き出したようです。
この夕暮れ、、、以前から気になっていた 県南の田園地帯を流れる小さな河川 を様子見に立ち寄っていました。
河川規模は大きくないのですが、流れの佇まいが美しく、山女魚も沢山見掛けた… と記憶する里川。。。
5年も前の春、、、美しい夕暮れに立ち寄った際は、流れに掛かる農作業用の小さなコンクリート橋の上から、真下のプール・ヒラキに良いサイズの山女魚が定位して、ハッチしてくる小型のユスリカに繰り返しライズするのを… ただ眺めているだけで満足してしまった川。。。
橋上からユスリカ毛鉤を流し込んだら、、、あの山女魚はあっけなく釣れてしまったに違いない。。。
それくらい無垢なフォームで夢中にライズを繰り返していた魚だった。
コイツは釣るべき魚じゃない… 眺めて楽しむ… 眼だけで釣るんだ。。。 そんな、、、穏やかさをもたらす夕暮れの情景。
そんな流れでの釣りが、、、この春なら。。。
夕方4時過ぎ、、、流れの傍らで釣り支度を始めていたら、、、畔の様子を見回りに来た近所の農家の方から声が掛かり。。。
『 釣れだがい? 一昨年辺りがらがナ、、、多数のサギやカワウをこの川辺で頻繁に見かけるようになって、魚がめっきり見えなくなったんだ。 以前は溜まり( 註 プール )毎に大きいのがら小さいのまでなんぼも見掛けだもんだが… 鳥っこだぢが皆取ってしまったようで見え無ぐなっちまった。 自宅や近所の池の鯉まで繰り返し全部やられでしまってナ。
アンダみだいな本格的な釣りの恰好する人ば見だのは、久しぶりだがら、魚は居ねよ…と教えでおごうど思ってサ。 今では釣り人も釣れないがらが、この川には立ち寄らなくなってしまった。 鳥っこだぢも魚が居なくなったら姿を見せなぐなったよ。。。』
不意に、そんな記憶の流れの変貌を告げられて。。。
ここでもまた、、、カワウの"食害"問題。。。 この数シーズン、広く宮城県内の河川周辺では釣り人以外の口からも度々語られるようになって。。。
人も良い、水も良い、景観も良い、そして流れの生態も理想的だ… しかし岩魚・山女魚が食害問題で根こそぎ居ない。。。
そんな流れが南東北のエリアでは加速的に増えて。。。 岩魚・山女魚の種川となっている小河川には特にそんな話が多いように感じています。。。
◎ 「カワウの食害」対策はそれぞれ管轄する漁協単位での取り組みもあるようですが、大元の宮城県では対策らしい動きが未だ無いようです。 早期対策を促す上で、釣り人の皆さんからもカワウ食害の目撃情報通報をお願いいたします。
「宮城県 水産業振興課」 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/suishin/
Tel:022-211-2932漁業調整班
または 上記の公式サイトURL 問合せフォームより 通報が可能なようです。
夕暮れの川面には、、、山から吹き下す冷たい北風に混じって 小雪 が舞い、、、乾いたままの釣り支度を仕舞う自分に、、、こんな釣りも在るのだ… と、、、語り掛けていました。
また、何処かの川辺から。 4月の良い釣り旅を。。。
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