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2017/07/14

雨がもたらした混沌 ~ セットフック考察 ~

 東北南部に掛かった梅雨前線からの雨雲は夜半より上空を覆い始め、、、早朝より、断続的に降り続く雨が訪れていた。。。

そんな雨も昼前には上がって… 宮城中部の奥羽の山沿いに設置されたテレメータの数値では、、、降り始めからの累加雨量は概ね20mm程度。

 
 南東北・仙台では晴天・少雨・高気温が続き「カラ梅雨」気味となって、、、大きく渇水を続けていた今シーズンの広瀬川の流れ。。。
 
新たに降った雨水が流れにもたらしてくる「波乱と混沌」 … 水棲昆虫 と 山女魚 とそれらを追い続ける毛鉤釣り師にとって、、、それは待望していた「膠着する局面打開」の雨となって。。。 


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 その夕暮れ。。。

洗車したばかりの 愛車 BJFW をズブの泥だらけにしながら … ( 僅かにでも、林道への入り口で躊躇したコトを告白しよう ) … 水溜りがアチコチに残った林道を走り抜け、、、様子見に立ち寄った 広瀬川の上流域。。。


未だ陽射しの明るさが残った渓の水辺には、、、大型のモンカゲロウがチラホラと羽化する姿が。

そして、橋の下に見える岩盤の際では、流下して来るモンカゲロウのフローティング・イマージャーを狙っているのか? 良い山女魚が流心直下で定位しているのが見えている。。。


  こいつは、、、朝方のフレッシュな雨水が入って、カラカラだった渓の流れに"生気"が戻ったナ。。。 

 

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 どれ、、、久しぶりに、、、この流れを試してみるか ?


 雨後の酷い蒸し暑さが居残っている川辺で釣り支度。。。

R.L.Winston DL-4 7'6" #3 へ Waterworks P-1 を組み、、、引き出した全長15ftでまとめた 7Xの先糸 へ手製の"ブラ下がり系"トビケラ・ピューパ毛鉤 #18 をフリーノットで結束すると、、、満載状態のSimmsベストの下の背中には大きく汗がにじんでいた。。。 


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 こんな 雨後のワン・チャンス! とも云える夕暮れの釣りだったが。。。 ここへ正直に白状してしまうと。。。

上にある魚をポンポンと快調に出した後、、、  その後、、、何故か ?  5つ ( 4つは8~9寸級の太い山女魚、、、1つは尺前後と見た丸太のような太いトルクのある岩魚だった、、、) 連続して、、、ネットを左手にしながら、、、 ランディング目前でのバラシ (鉤り外れ) !!

  ウ~ム、、、 1つ目、、、2つ目、、、のバラシまでは、ブッシュマスターF方式に云うトコの『ご縁が無かった!』ってコトで、、、まぁ勘弁、、、そこは「どヘタクソ」と笑って自分の釣り心のウチに消化出来るのだが… 

  いよいよ、、、 3つ目で鉤先の状態を疑い、、、 4つ目では自らのウデにブチキレてしまい!、、、 5つ目では流石に道具立てによる原因を疑ってましたヨ。。。。。 



  良い魚を引き出し、、、それが次々に目前まで来てから バレ まくると、、、僅かにある毛鉤釣り師の矜持が。。。 もろくも崩れ去って。   夕暮れの川辺で、突然「混沌とした状況」に陥ってしまい… 途方に暮れていました。

  

 ライズを確認して、、、これを一拍半見送り、、、 ラインを滑らせながら、、、いつも通りの遅アワセ ( レイト・セットフック ) でタイミング取りはバッチリ! なハズ。。。

 そこから、竿をタメ、、、魚の重厚で鋭いローリングにいつも通り応酬しながら、、、7Xをかばいつつ、攻守してイナしながら、、、幕引き段階のランディング場面でバレてしまう。。。  

 
 
 傷心の帰宅後、、、この現象の原因を辿ってみて… 幾つかの心当たりが浮かび上がっていたが、、、それは後の祭り。。。  

 『 川辺で問題をアジャストする・結果を残す 』 のが"知性の備わったホンモノの毛鉤釣り師"なのだから。。。



 次男・豊夏 ( ゆたか / ブラウブリッツ秋田U-18 ) が活躍する フットボール の分野で、、、自分が尊敬し、また今もその発言を追い続けている 元・サッカー日本代表監督 イビチャ・オシム さんは、以前こんなコメントを残されている。

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 「確かに私はサッカーにおけるインテリジェンスをよく口にしているが、それを説明しろというのは難しい。いいサッカー選手はまるでいい料理人のように、まるでいい職人のように、そしてまるでいい将軍のようにどのような状態においても答えを導き出すことが出来る。インテリジェンスとはそういうものだ。

 つまり、知性とは何の仕事においても共通する普遍性があるもの。サッカー選手はどの状況においてもその場で問題の対策を見つけて解決しなければならない。サッカーの場合、ピッチ上では経験したこともなく、予想もできなかった事態がよく起こる。そんなときにイノベーションを持って、すぐに反応することが大事だが、それは容易なことではない」

 引用: 『フットボール批評issue02』(カンゼン、11月4日発売)
 
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 ありがとうございます、オシムさん。。。


自分には、、、インテリジェンスの錬磨がもっともっと必要なようです。

「終点なき毛鉤釣りの深淵… へようこそ」ってコト… ですね。  命ある限り… 頑張りましょう。



 また、、、何処かの川辺から。  良い釣り旅を。。。
    


 

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