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2017/06/11

6月の夕暮れ 2017

 この夕暮れも 山女魚の棲む川辺 に駆け付け、、、毛鉤釣り支度をしながら、ふと…気付いたのだが。。。

自分が…惹かれる川… つまり "西洋毛鉤による山女魚釣り師" にとって『釣り欲のそそられる川』って、、、川辺に人工構築物 ( コンクリート護岸 ) が無いもしくは限りなく少ない、、、在るがまま・自然のまま、、、 に近い川だというコト。
  

 夕暮れの川面に"ムシ"が多数飛び交う光景が見られるのは、、、その河川・流れを取り巻く環境全体が、食物連鎖の底辺を支える…多様な水棲昆虫…を受け入れるだけの キャパシティ = 生息環境の隙間 を与えているからでもあるんですね。

 昨今、、、ゲリラ豪雨 が局地集中的に降っているが、、、この局地大雨による大増水が流れにもたらされると… あっという間に流れの様相が変動 ( 流れが変わってしまう ) し、、、これに連れて生物的環境も様変わりして、、、翌シーズンの水生昆虫達の羽化状況にも大きな変化が見られ、、、ついでに山女魚達のライズ・フォームまで変わってしまうのです。

 この大規模な自然変動に対し、、、出水による河川荒廃に対する復旧工事 ( コンクリート護岸 ) という人為的な要素、、、さらに、ここへ北上して来た カワウによる河川魚類の食害問題 という不確定要素も加わり、、、夕暮れの川面に"ムシ"が多数飛び交って… 山女魚がこれに飛び付く光景が見られる川は… 本当に少なくなっていると感じています。

 

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■ 毛鉤釣りは、川底に暮らす"水棲昆虫"… カゲロウ や カワゲラ そして トビケラ …の羽化タイミング (水棲昆虫が或るタイミングで羽化の行動に一斉に入るため、これを主な餌にしている捕食者である 魚・鳥 が捉え易い) に合わせ、そんな虫達の羽化の一場面を毛鉤に投影して描写し(毛鉤巻きして)、、、ホンモノの水生昆虫が流下する中に、、、如何にも ムシっぽい 感じでこの毛鉤を投射して流し、、、エサだと思って…ダマされ… 毛鉤に飛びついて来たサカナを引っ掛ける。。。"イッパイ食わせてる"。。。

 そんな"詐欺・欺瞞"的な要素を、、、サカナを"たぶらかしている"好奇の心を、、、毛鉤釣りは含有してるワケで。。。

 
 人工構築物 ( コンクリート護岸 )がバリバリな川辺 … 多様な水棲昆虫たちが暮らせない「ただの水路状」になってしまった流れは、、、ホンモノの水棲昆虫に紛れた "詐欺"的な毛鉤釣りの威力が十分に発揮出来なくなっている流れになるワケで、、、つまるところ毛鉤釣りも タノシクナイ 。。。ってコトになっちゃうんですよ。

 日本全国、、、至る処でそんな 水路化 した流れが増え続けている訳ですが、、、却って、あの東日本大震災からの復興途上にある "東北地方に在る毛細血管のように細く小規模な川 = 岩魚や山女魚の種川" こそ、、、そんな 「流れの水路化」 がさらに加速しているようにも、自分には見えていました。 


 

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 この4日間、、、夕暮れ時に川辺へと駆け付け、、、毛鉤を流し続けていました。

ホームリバー・広瀬本流、、、山形・M川、、、秋田・Y川、、、そして宮城県南のK川。。。  いずれの川も 『釣欲のそそられる川』 … そんな流れへの小さな釣り旅。。。

 

  次第にほの暗さが増してゆく夕闇の流れに、、、一つ、、、また一つ、、、トビケラを追う山女魚の浮上波紋を感じている。


  黄昏の流れには毛鉤竿を握る自分が一人、、、 深瀬のヒラキでライズを続ける山女魚と向き合っている。。。


  瀬音と自らの鼓動はシンクロして、、、釣り心が加速して行く。。。 
 
 


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 一匹一匹の山女魚には夕暮れの記憶が映っている。


 こうして、、、それぞれの『思い入れる』流れより、どの夕暮れも祝福を受けたようです。  

  また、何処かの川辺から。。。   良い釣り旅を。。。
 

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