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2015/10/29

ずぶ濡れランディング考 ~ 荒雄川C&R区間 ~

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 奥羽の山並みを越えた、、、北向きの「木枯らし」風が強い午後。。。

荒雄川C&R区間の川辺に・・・「鱒釣り中毒患者」は先日のセラピーが足りなかったのか? 、、、性懲りも無く "再び" 舞い戻っていた。


 先回の釣りでは、、、掛けた巨鱒を取り込む際 ・・・広瀬本流でふだん使用していた山女魚用・・・ネットでは鱒の扁平で巨大な魚体が見た目で明らかにネット・フレームを潜り切れず、、、

 ヒザ上水深の瀬へとウエーディングする中、、、限界まで撓り込んでいる R.L.Winston DL-4 8' #4 を右手に保持しながら・・・中腰姿勢でランディングに行った自らが、、、くそっ ! ままよ・・・と強引にランディングした瞬間。。。

 魚体の半分がフレームからはみ出たまま・・・フレームにハマった巨鱒は激しくローリングし、、、その加重と激しいファイトに、、、踏ん張っていたはずの足元のバランスは崩れ、、、ネットの巨鱒ごと右半身を水没させてしまう・・・という不手際さ。。。


 ザバッ ! ウッ・・・冷めてーーーーーっ !  くそっ !   

  慌てて・・・流れの中から水を滴らせながら上体を起こして。。。    

 竿と鱒は・・・大丈夫か ?!    

  無意識に左手で支えたネットの中で・・・・・バシャバシャ・・・・・半身だけフレームにハマったまま、巨鱒はネットの中でのた打ち回っていた。。。 

   いや、、、ラッキー !     しかし、、、なんて無様なランディングなんだ・・・「 カッコ悪りー ! 」


 羽織っていたフリースから水を滴らせながら、、、寒々しい"濡れ鼠"ズブ濡れ姿 ・・・ それでも、日没近くまで鱒釣りを続けたせいで、、、帰り道の運転中には発熱を自覚して。。。


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 そんな苦い記憶がきっかけとなり、、、帰宅後すぐに 「60対応するランディング・ネット」 の導入を決めた次第。


 正直なトコ、、、これまでは『 大型フレームのネットは大きく嵩張って重くなるだけで、移動の際にも気を使うし、そんなモノを一日中背負って歩くのは勘弁ね。 』なんて・・・考えていました。

 しかし、、、荒雄川C&R区間のデケエ鱒を掛け、遣り取りしてみると、、、魚体に比してランディング・ネットのサイズに余裕が在れば、、、どのような局面でも躊躇無く、強めのランディングへ持ち込めるので・・・結果、これまでよりも取り込みまでのスピードアップが図れるコトに遅まきながら・・・気付いて。。。

 これは・・・ランディングされる 鱒 にも"優しい"ワケで。。。

 ま、私メンタル的に云えば「釣りゴコロ」にも 余裕 が出来る・・・ってコトなのかと。  デケエ鱒を掛ける度に、今度の鱒はネットで掬えるサイズか? なんて一々余計な心配しなくて良い分だけ。。。鱒との攻防に集中出来る訳ですから。。。

 個人的には、、、取り込んだ魚のサイズの大小がどうであれ、、、あれこれ駆け引きして・・・その魚を毛鉤によって魅惑し・・・引き出し、セットフックするまでが自分の毛鉤釣りの関心事の中心で、、、セットフックが上手い具合に成って・・・魚が走り出した途端、、、その「興味の色彩」は急速に薄れて行くように感じていました。 

 だから、、、出来るだけ早く取り込みたい、、、そして次の魚とまた毛鉤で駆け引きしたい・・・という自己欲求に続いていて。。。   

 そうした結果、、、魚との遣り取りが強すぎて バレ たとしても、『まだ全然ヘタクソだったナ』と。。。

 そんな・・・自己欲求の塊のような山女魚釣りの延長として・・・ 7X の先糸を荒雄川の鱒釣りで常用する自分としては、近い将来、「8X 細糸GAME」への布石として、、、 「60対応の大型ネット」導入は正解でした。


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 この午後も北風が強く吹き荒れてしまい、少々、毛鉤釣りするには難儀な天候でしたが、それでも風の隙間が出来ると・・・極小型のトビケラ・ピューパ・・・流下を確認出来ました。

 落ち葉が流れ始めた水面下10cmをモゾモゾ・ピクピク微かに蠢きながら流下する スパークル・ピューパ #18/ダークトーン ・・・・・これが発見した今日・午後の「荒雄川キーワード」でした。 

 荒雄川C&R区間で・・・良い釣り旅を。。。         


■ 里見さん 取材下見の釣りの最中に突然声を掛けてしまい、失礼しました。
   明日の釣り、どうぞ愉しんでお帰りください。

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2015/10/25

鱒釣りセラピー ~ 荒雄川C&R区間 ~

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 穏やかな秋晴れで迎えた朝。

期限の迫っている・・・取り掛かったばかりの業務データが映し出されるモニターの目前を、スウーッ ! てナ具合で・・・印象的な鱒釣りの1シーン・・・が横からワイプして割り込んでくる。。。

 それは、、、巨大な鱒が鏡のように静まり返った夕暮れの川面に流れるミッジサイズの毛鉤をディンプル・ライズで捉える場面であったり、、、はたまた、ガンガン瀬脇のブッシュ際に遠投して送り込んだ#8のヒゲナガ・マドラーにヘッドアンドテールで踊り掛かった巨鱒であったり。。。

 コトここに至り、、、毛鉤釣りに対する"禁断症状"が具体的なイメージ動画 ( 註:それも4K並みの鮮明さ精彩さで ) として脳裏に浮かぶほど・・・自らの精神世界が大きな振幅で危うく揺れ動いているのなら、、、平穏な日々を取り戻す為にも、、、やはりここは「鱒釣りセラピー」に出掛けるしかないのであろう・・・と。  

 風の吹くまま・・・終日、所在不明・連絡不能となってしまい・・・毛鉤釣りに出掛けていた言い訳をここで。。。 
密かにお立ち寄り戴いている、、、関係各位の皆様に。。。


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 「鱒釣りセラピー」、、、しかしダ。。。

晩秋の印象的な夕闇が降り始めた荒雄川の川面に、、、ひとつだけ、、、どうしても取れなかったライズ。。。


 #18のパラティルト、、、#20のソフトハックル・イマージャー・マイクロ、、、#20のコカゲロウ・クリップル、、、
フィーディング・レーンを丁寧にトレースした毛鉤すべてが無視され、、、その横を流下する「本物」へディンプル・ライズを続ける巨鱒。。。 

  こいつは・・・と山女魚用のミッジBOXを引っ張り出し、、、長く取った7Xの先糸に結ぶ、普段の切り札としているユスリカ・クリップルCDC#24。。。

 次第に濃くなる夕闇を写した川面に頼りなく漂い流れる ユスリカ毛鉤 へ、、、期待通りにこの巨鱒は反応したが、、、セットフック直後の重厚な1回の首振りで、、、あえなく。。。お別れ。。。  


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 ああーーーっ ! このーーーっ !  荒雄の穏やかな夕暮れの川面に響き渡った「鱒釣り患者」の悲痛な叫び声。。。

「 くそーーーっ ! また、戻って来るからな。 待ってろよ ! 」と、、、いつもの心残りな台詞もついでに。。。


 しかし、、、これじゃあ、、、全く「セラピー」になってないか。。。  更に毛鉤釣りに向う理由ばかりが見えてくるもんだから。。。


 良い鱒釣り旅を。。。

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2015/10/16

枯葉散る頃 ~ 荒雄川C&R区間 ~

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 この9月、東北南部・太平洋側エリアを襲った記録的な豪雨は、荒雄川にも 大出水 をもたらしていた。

豪雨の直後、、、荒雄川沿いの国道108号を通って秋田へ向う途中、寄り道して眺めた 荒雄川C&R区間 は逆巻くドロ濁りが緑豊な川岸を飲み込み、今にも護岸を超えそうな勢いでゴーゴーと流れて ・・・ この調子だと、避難する場所も無くなった流れの鱒たちは全て流下して、水が引いても今シーズン特別解禁する10月・11月の鱒釣りは厳しいんじゃないのか? と悲観するほどの水勢だった。。。


 あれから、、、秋田県を始として、次々に東北の一般河川は禁漁期を迎え、、、それでも「流れで釣り」をしていたい・・・毛鉤釣り師が行き着く先は、やはり 荒雄川C&R区間 での鱒釣りとなってしまう。
 
 う~ん、、、あの激しい勢いだった濁流が頭の中で・・・ちらっ・・・と浮かんでは消え、、、ちょっぴり荒雄川での鱒釣りへ不安も過ぎるが、先ずは流れに立って釣りしてみないと。。。

 そんな風に思い返し、重くなった腰を上げてみたのが・・・今朝のこと。

それから、のんびり釣り支度を始めて、、、クルマが走り出したのはお昼を過ぎた時分。
まあ、現地に到着した頃には、早朝出した釣り人なら釣り飽きて、もう・・・帰るか! となるタイミングさね。。。

 そこが狙い目・付け目なんだが・・・こんな目論見が上手くいくのか??? 


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 東北道を幾分飛ばして、、、午後2時過ぎに川辺到着。

早速、、、釣り支度を整え、ウエーダーを身に付けて川辺へ駆け付けてみると。。。

なんだ・・・鱒はけっこう居るじゃん !   浅場の石脇やプール・カケアガリで定位しながら餌待ちしてるよ。。。

余計な心配して損したナ。。。  いや~、、、嬉しい肩透かし。。。  杞憂。。。


 さてと、、、では、、、鱒釣りを存分に・・・夕暮れまで !!


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大出水の影響なのか? ハッチしてくる水生昆虫が例年よりハッチ量少なめ・種類少なめ・サイズ小さめな印象でした。   おまけに荒雄川C&R区間 の人出が多くなってきた影響もあってなのか? 比較的大型の#12サイズ以上の毛鉤・ヒカリモノは見向きもされませんでした。  
 フライボックスには #18 #20 のダークトーンで纏めた ミッジサイズ・ニンフ / ソフトハックル も用意しておくと、、、これから迎える季節のある局面では随分助けられるはずです。  ご参考まで。


 こうして、、、紅葉で美しく彩られた奥羽の山並みをバックに、、、10月の鱒釣りの旅は始まったようです。

良い釣り旅を。。。


 

■ 今回の表題となった 「枯葉散る頃」 は ヴァン・モリソン の曲よりインスパイアされています。
   ヴァン・モリソンの歌う [秋の寂寥] をお立ち寄りの皆さんへ。


Song is  「枯葉散る頃」 "when the leaves come falling down" by Van Morrison. 
/  Album 「Back on Top」 収録曲

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