風の夕暮れ
朝から仙台市内に吹く強い風は、午後に差し掛かると更に激しさを増したようだった。
晴天の外では、時折、ゴォーーーッ、、、ヒューーーーッ、、、と風を切る音と共に、窓がガタガタ・・・としきりに鳴り続けて。。。
久しぶりにまとまった時間が取れたんで・・・釣りに行こうかと思ってたが、、、まぁ、、、こんな時は不足してた極小型のトビケラ毛鉤巻きでも。。。
今朝方見た天気図の様子なら、この夕暮れには風も幾分治まって来るだろう。
風の後に集中して起きるはずの極小カディスのハッチを待ちながら、夕暮れに合わせて川辺に出掛けようか。。。
しかし、、、期待とは裏腹に、、、午後3時を迎えても強い風は吹き続け・・・一向に収まる気配も無い状況。
面倒続きの人生同様 ・・・ 思惑通り・期待通りに運ぶなんて事は、、、そう在るもんじゃない ・・・ ってか?
しゃあねぇ、、、見切りで良いから・・・クルマ走らせるか。
午後4時少し前、、、強風が未だ吹き募っている川辺へ到着。。。
いや~、、、こんな様子では、、、毛鉤を投射すると風に煽られ・・・凧揚げ・・・になりそうだナ。。。
そんな独り言を云いながら、、、強風で波立つプールヒラキにある浅瀬の川面を眺めていると、、、ピシャッ! とライズ。
いやいや、、、今のは自分が期待し過ぎて、、、「見間違い」ってコトも在るから。。。
さらに眺めていたら、、、チャラ瀬ヒラキの石周りでも・・・また、、、モヤッ! とライズが。。。
やはり、、、こんな強風の中でもハッチしてたんだ。。。 よっしゃ~ !!
トビケラがハッチしてくるチャラ瀬・浅瀬のヒラキへ腰を屈めながらにじり寄り、、、強風を意識しながら、、、極小のトビケラ毛鉤を石周りへ、、、そっと魚の鼻っ面へ差し入れるように投射すると。。。
波立つ水面に チュポ ! と吸い込むような微かなライズ。。。
これを一拍半送り込み、、、ラインを滑らせながら、、、穏やかなセットフック。
グウンッ ! 乗った。。。
水面の直下に白銀が滲み、、、浅瀬に山女魚の腰が強い重厚な疾走が始まって。。。
R.L.Winston DL-4 7'6" #3 が美しいベンディングカーブでロードしながら、これに応酬している。
風の夕暮れに。。。 またひとつ、、、印象に残る釣り旅が記憶されました。
6月の記憶に残る釣り旅を。。。また。
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