夏至の黄昏
雨の少なかった春から現在まで続く少雨傾向。 自宅裏を流れる広瀬川の川底が覗けるような渇水。
この6月もすでに夏至を迎えて・・・仙台西方にそびえる奥羽の山並へ降る大量の雨を待ち続けていました。
昨夕から夜半にかけ少しの間降った待望の雨、、、それでも渇水を続ける渓には「焼け石に水」のようで。。。
生気のまるで無い、、、先週より一層渇水して石河原の広がった川辺に・・・毛鉤釣りの夕暮れを待っている。。。
『 これでは、、、夕暮れに僅か一時起きるライズを打って終わってしまうだろう。 』
普段なら、、、トビケラ毛鉤・カワゲラ毛鉤を使っての良い釣りになる事が多い長いガンガンの瀬も川底の石の間にチョロチョロと水が流れているような状況。。。
『 どれ、、、少し歩いて、、、 山女魚が溜まってそうなプール前後に今夕の見当を付けるか? 』
渓歩きしながら、チャラ瀬となってしまった流れの石周りを試しに遠目から狙ってみると、、、それでも、シブシブながら岩魚が反応してくれて。。。
久しぶりに降った雨後の曇り空だから、、、岩魚達の方が騒いでいるようだ。。。
少し速い流れの筋に定位している山女魚を拾うか。。。
見当を付けていたプールに辿り着く頃、、、夏至の夕闇が降り、、、暗緑色に川面を染めて、、、
その暗緑色を背景に、、、僅かながらミドリカワゲラの流下が始まっている。。。
渇水したプールの鏡のようなヒラキ、、、 岩盤沿いに僅かに水が動いている流れの筋の中央で、、、
モヤッ・・・・
薄闇を通して目を凝らすと、、、ふたたび、、、
モ・・ヤッ・・・ と水面直下にモジルような・・・ 大型特有の微かなライズ。。。
こいつぁ、、、、、 きっと・・・デケエ山女魚だ。
一発だ ! 一発で出さないと・・・後は無いだろう。。。
そっと、、、丁寧に、、、 行くか。。。
足音を殺しながら中腰でアプローチ、、、 さらに膝間付いて・・・頭上と背後の藪を躱わせる投射位置まで、、、にじり寄る。。。
ラインを下流側へフリップして送り出し、メジャリングしたラインを引き上げながら、、、そのまま前方投射。
すると、、、展開して行くループがスルスルとトビケラ毛鉤#18を狙いの流れに乗せて。。。
息を殺しながら、、、極小トビケラ毛鉤の行方を見つめていると。。。
モ・・ヤッ・・・ 先と同じライズフォーム、、、 トビケラ毛鉤が消えた !
一拍半を送り込み、、、 ラインを滑らせながら セットフック。。。
グウン・・ッ ! 乗った。。。
暗緑色の水面直下に巨きな白銀色が滲み、、、反転するや、、、、一気に下流へと走り続ける。
疾く重厚でコシの強い山女魚のローリングに R.L.Winston DL-4 7'6" #3 が美しいベンディングカーブで応酬している。。。
こうして、、、夏至の黄昏に、、、渇水する渓の魚達から祝福されたようです。
また、川辺で。 良い釣り旅を。
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