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2015/05/24

北へ ~ 青い稲妻と ~

 五月晴れとなった昼前の時刻。
夏仕様の釣り姿のまま、、、東北道を北へ・・・とクルマを走らせている。

 通過した 古川 付近の気温表示は27℃、、、これから、もっと暑くなりそうだ。

目的地は岩手県花巻市にある 富士大学 グラウンド・・・次男の所属する ブラウブリッツ秋田ユース が出場する「U18クラブユース選手権 東北予選」 の観戦、、、そして、この観戦後に時間が残っていれば・・・ 3年ぶりとなる 北上山地 を流れる、佇まいが美しいH川 での釣り旅。

 好天過ぎるくらいの東北道をクルマは順調に流れて行った。


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 観戦した「U18クラブユース選手権 東北予選」は、ロングボールでDFの裏をつかれ、GKのファインセーブで切り抜けるような場面もあり、好ゲームとなったが・・・ブラウブリッツ秋田ユースが 2-0 のスコアで勝利し、先ずは一安心。  
 気のせいか体がゴツクなった息子へ 「頑張れよ!」 と声を掛けることも出来て、旅の第一目的は完了。


 さて、、、ここ花巻市内で午後3時になっちまったが、、、どうする?

ここから川辺まで小一時間の移動時間を計算すると、、、釣り時間、、、は正味2時間弱ってトコか。。。

 いや、、、勿論、行くしかないだろ、、、あの山女魚がバリバリな・・・H川 へ。。。


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 雨が少ない春の影響だったか・・・H川流域でも例年より、季節の進行が早まっているようで、、、記憶にある5月のこの時期としては、川辺にある葦の成長が10日から2週間程度も進んでいる印象でした。

 しかし、、、同時に、、、水生昆虫たちもそれだけ早めの成長が見込めていた訳で。。。


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 葦の隙間を狙って鏡のような水面へと投射した小型のトビケラ毛鉤・・・すると、これを吸い込ようにして捉える山女魚。。。

 その全ての魚が、、、北上川の遡上サクラマスの系譜とも思えるような、、、ホレボレするような幅広で肉厚なプリプリの美しい魚体。
   
そんな魚体に秘めたパワーでセットフック後の流れを縦横無尽に走り回るものだから、、、これに応酬し続けた R.L.Winston DL-4 7'6" #3 はとても忙しかったようです。


 もう・・・いいかナ?   いや、、、あそこをやってから。。。


 もう・・・十分だろう?   う~ん、、、じゃ、、、直ぐ上のプールヒラキだけ。。。


夕暮れを迎えると却ってトビケラやマダラ、そしてモンカゲロウのハッチがすごい事になり。。。そんな、取り止めの無い、止め時が見付からない釣りとなってしまい、、、H川から上がるのもいつもより随分遅い時刻となっていました。


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 皆さんも、5月の良い釣り旅を。。。


 

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2015/05/21

五月の別れ ~ 風の言葉 ~

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 風の強い、澄み切った青が空から滲み出て来るような五月晴れの午後。。。
仕事を早めに切り上げ、、、 毛鉤支度を積んだ クルマ をあても無く走らせている。


 ♪ 風の言葉に諭されながら  別れ行く二人が五月を歩く
     木々の若葉は強がりだから  風の行く流れに逆らうばかり・・・ ♪

                          「 五月の別れ / 井上陽水 」 

 
 先ほどから、印象的な旋律と美しい歌詞の調和した 井上陽水 の唄うバラッドが車載音源から流れると、、、 ドライブする自らの古い記憶に残る「5月の別れ」を辿りはじめている。。。

 胸の奥から込み上げるように、、、リフレインされる儚い別れの数々。。。

 風の言葉通り、あの局面で・・・こうしてたら、、、また違う結末になってただろうと。。。性懲りも無く・・・振り返っている。

毛鉤釣りの場面にもまた、よくよく在りがちな、、、IF・・・仮定しながら想像の旅にココロ遊ばせてみるのも、、、やはりトシ喰ってニンゲン・マルクなったせいなのか?

  「そうだ・・・このアルバムのラストまで・・・ココロ遊戯しながら、しばらくクルマ転がしてみるか?」


そんなラチも無いココロ遊戯に没頭し過ぎたのか?  流浪のドライブの終着点・・・川辺に到着したのは午後3時前のコト。

 川辺でも風は強く、そして気温は低く、、、さらに水位まで渇水、、、と三重苦の状況でしたが、、、かろうじて日差しのある内に 山女魚 と 岩魚 に出会えましたよ。

 ミドリカワゲラのハッチが始まり、チャラ瀬流れのヒラキや巻き返しなど、比較的穏やかな流速域の岩陰やブッシュ際に魚たちは定位しながら、啄ばむようなライズ・シーンが多かったようです。


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 「風に諭されながら、、、」 五月の川辺を釣り歩くのはこの春初めてでしたが、、、自らのココロ、そしてカラダにとって・・・イイもんだナァ。  

このところのドタバタで気詰まりになったままの自分は、そんな風に強く再認識していた次第。


 5月の良い釣り旅を。。。
 

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2015/05/20

五月の黄昏 2015

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 昼過ぎに昨夜から静かに降り続いた五月雨も上がり、、、穏やかだった午後の時間は、川辺の風景を群青に沈めながら・・・染み入るように美しい黄昏時へと向かっている。。。

 広瀬川の瀬音に交じって、、、カジカガエルのコロコロ、、、コロコロ、、、という密やかな鳴き声が、川辺に満ち始めたようだ。


 この春、カミさんが亡くなって以来、、、すでに6年目を数えた父子3人による暮らしも、息子達の旅立ちの季節を迎えておりました。

 長男・初春(もとはる)は小学校の教職を目指し、宮城教育大学 (当・晴/雨ブログに度々登場される 棟方有宗准教授 が教鞭を執っていらっしゃる大学ですね。) 進学。

 また、プロ・フットボーラーへと自らの将来を賭けている次男・豊夏(ゆたか)は、セレクション合格を経てJ3・ブラウブリッツ秋田U-18(ユース)へと入団。 亡き母が生まれ育った町の下宿先へお世話になりながら、15歳の一人暮らしでフットポール漬けの毎日。

 あれから少し逞しくなった息子それぞれが、そんな自らの目標へと旅立った春。。。
キャンプ生活仲間が減ってしまったオヤジとしては、、、時々に心寂しさを感じて。


■ 5月2日 自分の父が急性心不全の発作により、急死しておりました。
 
  亡くなった夜、いつものように『もう帰るのか?』と見送ってくれた父の言葉が最後となりました。
  幼かった自分へ、仕掛け作りから、餌掛けの仕方まで、丁寧に教えてくれた父と初めて鮒釣りに出掛けた朝の風景が、ふと・・・脳裏に蘇っておりました。


 亡くなった父へ。。。
 
『子はおそらく生涯今日を忘れないであろう。 子は成長して言葉やアルコールで心身をよごし、無数の場所で無数の声を聞きつつ緩慢に腐っていくことだろうが、父のこの叫び声だけは後頭部にひろがる朦朧とした薄明かりのなかでいつまでも変形せず解体しないで小さな光輝を発していることであろう。』

 開高 健  著 -フィッシュ・オン- 新潮社   より 一部抜粋


 記憶に残る釣り旅を、、、またどこかで。
 

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