五月の黄昏 2015
昼過ぎに昨夜から静かに降り続いた五月雨も上がり、、、穏やかだった午後の時間は、川辺の風景を群青に沈めながら・・・染み入るように美しい黄昏時へと向かっている。。。
広瀬川の瀬音に交じって、、、カジカガエルのコロコロ、、、コロコロ、、、という密やかな鳴き声が、川辺に満ち始めたようだ。
この春、カミさんが亡くなって以来、、、すでに6年目を数えた父子3人による暮らしも、息子達の旅立ちの季節を迎えておりました。
長男・初春(もとはる)は小学校の教職を目指し、宮城教育大学 (当・晴/雨ブログに度々登場される 棟方有宗准教授 が教鞭を執っていらっしゃる大学ですね。) 進学。
また、プロ・フットボーラーへと自らの将来を賭けている次男・豊夏(ゆたか)は、セレクション合格を経てJ3・ブラウブリッツ秋田U-18(ユース)へと入団。 亡き母が生まれ育った町の下宿先へお世話になりながら、15歳の一人暮らしでフットポール漬けの毎日。
あれから少し逞しくなった息子それぞれが、そんな自らの目標へと旅立った春。。。
キャンプ生活仲間が減ってしまったオヤジとしては、、、時々に心寂しさを感じて。
■ 5月2日 自分の父が急性心不全の発作により、急死しておりました。
亡くなった夜、いつものように『もう帰るのか?』と見送ってくれた父の言葉が最後となりました。
幼かった自分へ、仕掛け作りから、餌掛けの仕方まで、丁寧に教えてくれた父と初めて鮒釣りに出掛けた朝の風景が、ふと・・・脳裏に蘇っておりました。
亡くなった父へ。。。
『子はおそらく生涯今日を忘れないであろう。 子は成長して言葉やアルコールで心身をよごし、無数の場所で無数の声を聞きつつ緩慢に腐っていくことだろうが、父のこの叫び声だけは後頭部にひろがる朦朧とした薄明かりのなかでいつまでも変形せず解体しないで小さな光輝を発していることであろう。』
開高 健 著 -フィッシュ・オン- 新潮社 より 一部抜粋
記憶に残る釣り旅を、、、またどこかで。
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