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2014/10/07

野暮ったい鱒釣り ~ 荒雄川C&R区間 ~

日曜の朝、薄暗い窓の外はなんだか…雲行きの怪しい天候。

台風18号接近のニュースをモニター画面上に眺めながら、、、先日の荒雄川C&R区間の釣りで鱒たちに振り切られ過ぎて、、、手持ちの毛鉤ストックに不足が出ていた「量産型マダラZAKU」をクルクル…と巻き続けている。 


以前、FlyRodders誌上で、晴れがましくもご紹介いただいた手製のNymph毛鉤「量産型マダラZAKU」。
  
シェリダン・アンダーソンの名著「フライフィッシング教書」に登場する 『 下町のビジネスマン組合がデザインしたような野暮ったさ… 』 をまさにそのまま…地で行ったような地味な印象・風貌を持つNymph毛鉤。  野暮ったさ・・・なら、、、かの世界的な名作「ヘアズイアー」Nymph毛鉤といい勝負か。 

 マダラカゲロウのNymphは全国の流れに、それこそ<量産型ZAKUのような普遍さで>圧倒的多数で生息している筈だから、流れそれぞれのマダラの生息状況に応じて サイズ・色調・流す層 をマッチさせれば・・・岩魚・山女魚・虹鱒と魚を問わずに効く毛鉤です。

鉛線ウエイトは、①シャンク半分 ②シャンク3/1 ③ノーウエイト と3区分を用意して、更にフックサイズは #12 、#14 、#16 、#18 の4サイズを組み合わせ、、、結束する 7Xの先糸 には極小のカミツブシを1コと極小のインジケーターだけ。。。


 このシステムで 「量産型マダラZAKU」 を流れに自然な状態で漂わせると。。。  それはもう。。。


時折、「量産型マダラZAKU」を探して・・・検索サイト経由で訪れてくる方がいらっしゃるので、下に画像を。
これで大まかなディティールが伝われば良いのですが。。。


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 どんよりとした雲が上空を覆った日曜の午後、、、何故か? 性懲りも無く、、、 荒雄川C&R区間の川辺に立っている老練な50オヤジ。。。

釣り疲れの感もある野暮な50オヤジが、、、さらに野暮ったい「量産型マダラZAKU」を流れの中で駆使すると、、、
 

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 こうしているウチに、、、 夕暮れを迎えると、、、 流れには シマトビケラ 、ナガレトビケラ 、そして ヒゲナガ までもが水面を走り始め。。。


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 「野暮」も繰り返しそして息長く続けて行くうウチ・・・ 「粋」になる。。。

水面に浮かせたり、、、 水面下を泳がせたり、、、して、軽快でいて華やかに鱒を誘うのも良いが、、、鱒たちも50オヤジの様に連日攻められ続けで・・・ だいぶ釣られ疲れている ようです。。。

そんな時、、、地味だけど効く Nymph 毛鉤 による鱒釣り。。。はいかがだろう。


 10月の良い釣り旅を。。。


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2014/10/04

鱒釣りの10月 ~ 荒雄川C&R区間 ~

 しかし・・・ 呆れている。。。   自分でも。。。

 先日、、、 9月末日を以って・・・河川禁漁のため、、、 この秋の山女魚釣りの旅は終わった・・・と書いた当人が。。。 


霧雨交じりの空の下、、、 毛鉤竿を持ち、、、 荒雄川C&R区間の川辺に立って、、、 デカイ虹鱒と格闘している。。。


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 R.L.Winston WT-TMF 8' #4 がグリップの上から大きくロードしながら、、、 「量産型マダラZAKU」#14を捉えた、、、弩級虹鱒の重厚で強烈なローリングに応酬を続けている。。。 

  バシュ・・ッ、、、  バシュ、、、   グウーーーー・・・ンッ !!

 巨体を翻し、、、流木がひしめき合う藪下へ・・・逃げ込もうとする弩級虹鱒に、、、応酬する。。。

心臓をワシ掴みにされ・・・ 大型の魚体に翻弄されながら・・・  息を呑み、、、ツバを呑み、、、して、虹鱒の動きを伺っている。。。


7Xの先糸の限界ギリギリまで締め込んだ WaterWorks社 Force 2XLT のドラッグから、、、 ジワッ・・・ ジワッ・・・とラインが吐き出されて。。。   ついに。。。

  バシュ・・ッ、、、  グウーーーー !!

ラインをドラッグより急速に引き出しながら・・・ 藪下に駆け込むことに成功した・・・弩級虹鱒。。。


  ズルズル・・・  なおもドラッグからラインが引き出され続け。。。  テイペットが流木に擦られる・・・なんともいやなズルッズルッ・・・とした感触が少しの間続き、、、   そして、ついにラインブレイク。。。


 ちくしょーーー !! 今ので・・・何度目だ !!    くそー、、、ヘタクソ !
 
ああ・・・ もう、、、「量産型マダラZAKU」の手持ちは、残り2本だけだぞ !!


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 それでも、、、 『 ここは落ち着かないと。。。』  自分に言い聞かせるようにタバコを取り出し、、、一服して・・・ 先ほどの大鱒との遣り取りで・・・大きく波立った釣りココロを静め。。。 

 「 どれ、、、また。。。 」 やっと・・・気を取り直し、、、 新たな7Xの先糸を結び代えている。

 こんな風に、、、  山女魚釣り師 より期間限定の改め 鱒釣り師 が性懲りも無い・・・10月も始まったようです。  


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 10月の良い釣り旅を。。。    

    

■  地球丸 「 Fly Rodders 」 2014 / 11月号 ( 9月22日発売 )の表紙にも 荒雄川C&R区間 の美しい鱒が登場です。
 
 
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2014/10/01

寂寥の出発点

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 昨日、、、 9月30日を以って、、、  この秋の釣り旅は幕を閉じました。。。

来る秋ごと、、、 晴れた時も雨の日も・・・ひたすら川辺へと狂ったように通い続け、、、 自分を毛鉤釣りに惹きつけて放さない「何か」と川辺で向き合い続けていた筈なのに・・・

 山女魚釣りのシーズン終わりにする「最後の川辺との別れ」は、いつもさらっと乾いて響き、、、良い釣りの興奮、、、そして悪い釣りの後悔も、、、全てを水に流し・・・後を振り向かない 潔さ だけが残っている。


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 夕闇の中、、、 ゴツゴツして節くれの年季の入った指先で、リールにラインを巻き取り、、、 流れに向かって、、、  「 さよなら !  良い釣り旅をありがとう 。。。  また、次の春に・・・ 」  と囁いている。。。


 流れに訪れた・・・「冷たい寂寥」が、、、来る春の豊饒に繋がっているのなら、、、  山女魚釣り師である自分もまた、、、 芽吹きの季節へと少しずつ向かっているのだ・・・と感じている。。。


 われわれのいう始まりが終わりであることが多く、
 終わりをもたらすことは始まりをもたらすことである。
 終点がわれわれの出発点なのだ

  T・S・エリオット
    / 詩集『四つの四重奏』 - リトル・ギディング -  より 抜粋 


 また、春の川辺で山女魚釣りの旅を。。。

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