往く夏の川風 2013
先の6月の記事投稿より ・・・牛越橋の下を沢山の水が流れ・・・
気付けば、、、 山女魚釣り の季節も既に終盤へと差し掛かっていました。。。
先年11月に逝った・・・岳父を供養する山女魚釣りの旅、、、自らの時間が許される限り、、、あれからも密かに続いていました。
「 一匹一匹を吟味して・・・釣れ! 」
川辺に立てば・・・釣り心の何処かで 『一平じいさん』 の言葉が蘇り、、、
丁寧に打ち続ける毛鉤の一投射ごとに、、、在りし日の岳父の釣り姿が想い出されていました。
『もっと、、、上手だ。。。』
『おおっ! イイ魚だナ。。。』
『熊鈴着けてたか? 熊出るぞ』
そんな、、、彼岸に居る 岳父 の何気ない声援が川風に乗り、、、釣り場に立つと・・・いつも肩越しに聞こえて。。。
岳父の新盆となったこの夏・8月、、、高校2年そして中学2年になった息子たちと共に、、、亡きカミサンの小さな遺影も飾られた秋田の岳父宅へ帰省。
僅か1泊だけの滞在でしたが、、、とんぼ返り日の早朝、、、岳父のお気に入りだった馬場目川へ・・・山女魚釣りに。。。
早朝から馬場目川を釣り上がり、、、 ムシ暑い夏の日もさらに強まって、、、 汗まみれとなった自分。
「 フーッ・・・ いくつかイイのが釣れたし・・・ そろそろ、引き上げるか?」
そんな時・・・ふと、肩越しに聞こえて来た。。。 岳父の声。
『 もっと、、、上手のヒラキだ。。。 』
そこは、岳父と共によく通った入渓点から数えて、、、幾つ目の深瀬だったか。
ドピーカンの夏空の下、、、夏の強い日差しが照り付けた、、、 漬物大の底石が並ぶ流れ。。。
「 親父さん、、、ここで、、、本当にデカイのが出たら・・・塩焼きにして・・・ お供えしますゼ! 」
半信半疑、、、 8Xの先糸へ クリップル・ビートル #19 を新たに結び、、、
深瀬ヒラキに頭を僅かに見せる底石の前へ、、、そっと、、、丁寧に投射すると。。。
なんと・・・ デカイ のが、、、 夏の強い日差しが照り付ける流れに悠然と現れて、、、
穏やかに流れる クリップル・ビートル を、、、 もそっ、、、と吸い込んだ!
マジで。。。
半信半疑で静かに潜行した山女魚を見送って・・・ 一拍半を送り込み、、、、、
ラインを滑らせながら、、、 穏やかなセットフック!
グゥン・・・ッ! 乗った。。。
夏色に輝く川面の直下に巨きな白銀色がウネリ、、、 そして急速に反転した。。。
山女魚だ。。。 こいつァ・・・デケェ。。。
R.L.Winston DL-4 7'6" #3 が大きく撓り込んで、、、疾く重厚なローリングでさらに下流へ突進する大型の山女魚へと応酬している。
大山女魚と遣り取りする肩越しに、、、夏の川風に乗って・・・岳父の声がふたたび聞こえたようです。
『おおっ! イイ魚だナ。。。 そっと・・・大事にイケ。。。 』
これからも、、、山女魚釣りの名手だった岳父の声と・・・また、山女魚の釣り旅を。
立ち寄っていただく皆さんの良い釣り旅をと・・・川辺より祈りながら。。。
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