« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2011/05/30

オオマダラが呼ぶ雨

 先日から降り続く雨は、今朝方から大雨に。

急激な降雨量で上流に位置するダム流域の累加雨量が70mmを越える頃、ほぼ満水となっていた大倉ダムの放水ゲートは開放され、大増水となった広瀬本流はあっという間にゴーゴーと流れる濁流と化した。

 おかげで・・・・・ここ2, 3日の間、広瀬本流の水位が落ち着くまでは連夕の釣行でちょいと不足し始めてた毛鉤を巻き貯める日々。。。  

 そう云えば、、、7xと8xの先糸も買い足しとかないとナ。

 このところ早瀬に点在する目ぼしい底石には、日毎大きくなって行く 鮎のハミ跡 を多数見掛けるようになり、、、川の季節も進んでいるなぁ・・・・・と実感。

 鮎もこのサイズになると、山女魚が捉えるにはもう無理なようですから、再び水生昆虫へと山女魚の捕食嗜好も戻ってくるようです。 
そんな彼らの食卓事情も頭の隅に入れて、これからの毛鉤を準備しとかないと。。。


Dsc00216_2


 上は、この5月下旬、広瀬本流に面した自宅のベランダへと飛来して来た「オオマダラ・カゲロウ」。
先日、釣り旅用にと新たに導入した防水カメラ DSC TX-10 の接写でパチリと。

 こんなサイズのオオマダラ・ダンが、悪天気の下、夕暮れ時の広瀬本流を群れ飛ぶ光景・・・はスゴイ迫力です。
1シーズンで1度有るが無いかというオオマダラ大量羽化のタイミングに上手く行き会えれば、大山女魚との劇的な出会いも。。。

 しかし、、、オオマダラが群れ飛ぶ頃といえば、、、いつも天候が崩れているような。。。
呼ぶのかな? 大雨を。。。マダラが。

 
 この増水が落ち着いたら、水生昆虫の羽化は本格的になり・・・広瀬本流の山女魚釣りも加速していく予感。

Dsc002172


 自らの記憶に永く深く留まり続ける 「 この・・・一匹 」。

印象深い、広瀬本流の流麗な山女魚にまた出逢いたい、、、経験に裏打ちされた毛鉤の一本一本には、そんな想いと情熱を込め。。。
そして、「必ず、釣ってみせる」・・・ 山女魚釣り師の矜持 をさらに隠し技としてオーバー・ラッピングしながら。。。
 雨降り、深夜のデスク・ワーク(毛鉤巻き)は続いて行くようです。


 川面が熱狂する6月も・・・良い釣り旅を。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/05/27

川風の釣り旅 2011 ~ Stairway to Heaven

 毎年の恒例となっている初夏の釣り旅の前夜、ブッシュマスターFからの短い電話で連絡されたのは「午前4時、ピックアップ」のみ。

寒さの居残った薄暗い明け方、ピックアップ時間に余裕を持ち、息子たちがまだ眠る自宅玄関からそっと抜け出ると・・・・・既にブッシュマスターFの愛車は横付けされていて。。。
ブッシュマスターFと中国料理「楓林」のマスターS氏が待ち兼ねていた。。。


Dsc03457


 朝の挨拶もそこそこに、自分の釣り支度で膨らんだ大型のダッフルバッグ1つを放り込んでしまうと、、、早速クルマは転がり出し、3人それぞれが期待に膨らんだ釣り心も同時に加速して行く。。。

 メンバーが互いにそれぞれの釣りへと向かう内面を理解しているからこそ、ベタベタと心は群れていない・・・春の川風が吹いて行くような爽やかな心の機微が楽しめる初夏の釣り旅。。。 

 毎度のコト・・・釣り旅の到着地は、クルマを転がしながら3人の記憶と勘と膨大な経験値から、、、こんな季節の進み具合なら・・・そっち方面の川かね・・・と。
後は「現地に行って、川を見てからだね・・・」なんてノリの軽さ。。。

 『まあ、5月末のこのタイミングなら 山形・最上 方面の川かな。。。』 とドライブしながらブッシュマスターF。

 穏やかな会話の切れ間に、ふと、、車載オーディオからごく薄い音量で流れている音源が LED ZEPPELIN / Stairway to Heaven のジミー・ペイジが奏でる印象的なギターソロ・・・・だと気付く頃。。。。。快調に飛ばすクルマは宮城・山形を結ぶR48のつづら折れの峠道を下り、R13との交差点へと差し掛かっていた。

 東根を過ぎた辺りで朝靄が垂れ込め始め、尾花沢を通過する頃には辺りの景色が見えないくらいに。。。
それでも、新庄を目前にすると急速に朝靄は晴れ、視界の前方には青空が広がっていた。

 後席でくつろぐS氏が 「昨年のように、また今日も暑くなりそうだね。。。」 とつぶやいている。

そう、川風の吹く釣り旅ってのは・・・・・いつでも、こんな爽やかな天候でなくちゃ。。。

午前7時30分。  目的地となったS川辺に到着する頃、、、車載オーディオから流れているリピート音源は再び LED ZEPPELIN / Stairway to Heaven のギター・ソロのパートへと差し掛かっていた。


Dsc03445


 目に沁みるような青空と山並みに芽吹き始めた若葉の緑とのコントラスト。
木陰には未だ残雪が残り、尾根を吹き過ぎて行く幾分冷たい初夏の風に冬の名残を想ってみる。。。

 いや~、、、本当に今日は釣りするのには良い日和になったナ。  こいつはシーズンに1度有るか無いか?くらいの状況かも。


 S川の上手にある民家の途切れた辺りで、釣り支度を整え、一人下ろしてもらう。
毎度、ブッシュマスターFとS氏の 「時間を気にする事無く、ぶっ続けで釣りしてみたら・・・」 とのご厚意に感謝するばかり。

 雪代の収まったばかりの川面には、朝も早い時間なのに既に小型のガガンボが飛び交っていた。


Dsc03444

 サラサラと流れる浅瀬の石裏のタルミに投射したマダラカゲロウのシルエットを模したNymph-Flyに、さっそく大型の岩魚が反応して、予感の確かさを噛み締めている。

 続けて、深瀬のヒラキに投じたマダラのNymph-Flyには大型の山女魚が。。。

Dsc03464


 7Xの先糸にフリーノットで結束したマダラ Nymph-Flyは羽化に伴う流下に紛れ、岩魚そして山女魚の捕食嗜好にマッチしているようだった。。。

 流れに点在するポイントを読み、丁寧に筋、そして食い波ごとに探ってみると反応があるので、つい足止めされて、遡行が進まない状況。。。 

 こんな状況が・・・午前中いっぱい。。。  そして、午後から移動したU川でも全く同じコトが続いて。。。


Dsc03430

Dsc03435

Dsc03438

Dsc03442

Dsc03447

Dsc03450

Dsc03455

Dsc03463

Dsc03466

 午後5時過ぎ、山陰に太陽も隠れて薄暗くなった頃、遡行の最後に行き着いた堰堤下で掛けた大型の岩魚をランディングした弾みに・・・何故かいきなり足元がフラついて、、、プールの深みへ右半身をザバッ!と没して。。。

 うわっ! つ、冷てぇ~!!   
し、、しか~し、、、岩魚は・・・・・大丈夫、ネットに入ったままだった。。。

 こいつは、きっと「釣りもいい加減にして・・・子供んトコへ戻れ・・・」って天国のカミさんが怒ったんだろうナァ。。。

 急いで川から上がり、、、ずぶ濡れとなった釣り支度を脱いで、待ち合わせ場所の橋の欄干に掛けて薄明かりの西日に向けて干し、山陰の肌寒さに震えながら迎えを待ち続けていたら・・・。
 何処からとなく  LED ZEPPELIN / Stairway to Heaven のギター・ソロ が耳に蘇ったようでした。。。


 暖かな初夏の里川の枯れ葦の上空にループが一往復して投射されて。。。 再びそこから移動して行く。。。

 ブッシュマスターF、そしてS氏の変わらない個性とそれぞれ釣りの充実を感じさせる川辺での足取りがこの5月もまた、、、自分の記憶となって残りました。


Dsc03451


 良い時も、またそうでない時も・・・・・皆さんへ川風の祝福がありますよう。。。
引き続き初夏の釣り旅を。。。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/05/17

待ち呆けて5月

 気付けば・・・もう5月も半ばを過ぎて、太陽が顔を出せば仙台市内でも日中は汗ばむ程の陽気が続いていました。

連休明け、雪代の増水明けより川辺の季節の進行は加速して、日没前後の夕暮れ時には広瀬本流の川面に多くのシマトビケラ、そしてヒゲナガ・カワトビケラの乱舞を目にするようになっています。

 しかし、、、いくつかの定点ポイントにおける川辺の状況を日ごと観察していると、、、本日現在、この初夏の広瀬本流には何かが多いのか、それとも足りないかして、、、川旅を始め動き出した山女魚の姿が例年より少ないせいか? 日によって密度の斑が大きすぎる・・・と感じていました。

 残る5月も引き続き川辺の観察を続けながら、時に毛鉤を流して山女魚の姿を確かめてみようと思います。
もしかしたら・・・・・山女魚達の川旅が僅かに遅れているだけ・・・なのかもしれませんから。


008


 夜半のデスクワークでは、その夕暮れに得た川辺の記憶を基に、山女魚の捕食対象となっていた水生昆虫の流下状態およびサイズ・色調を意識した毛鉤が巻かれ、翌夕暮れへの準備が始まっている。

 釣り心の記憶は蘇り、、、ガンガン瀬の白泡の切れ目へ投じた広瀬本流仕様の「逢魔が時」に飛び出した大山女魚の映像がスローモーションで幾度も。。。。。


 山女魚特有の疾く、、、そして重厚な首振りローリング、、、

  大きく撓みフルロードして応酬する毛鉤竿、、、  高速で逆転するリールの甲高いクリック音、、、

   暗緑色の水面直下に反転した巨大な白銀色、、、 


 困難な5月の川旅を続ける山女魚、、、、、そして、晴れの日も雨の日も5月の川辺に山女魚の来訪を待ち続けている自分が居て。。。

005


 今しばらく、、、広瀬本流が微笑むまで密かに待ち続けるようです。
もしかしたら、、、その時は・・・明日なのかも。

 
 5月の良い釣り旅を。。。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/05/13

五月雨の釣り 2011

 柔らかに、ひっそりと降り続ける5月の雨・・・・・。

深緑色のMAZDA/NA6CE を釣り旅の相棒としてた頃は、ソフトトップ(幌)へ落ちる雨粒のパサパサ・・・・・とやさしげに響く5月の雨音が気に入りのドライブBGMだった。。。  もう10年以上も昔。。。

 年を重ね、髪にも白いものが目立ち始めた山女魚釣り師に・・・そんな慕情と趣をもたらす「五月雨」降る中での釣り。
代掻きで乳白色に色付く県南の銘流K川の川面には、、、記憶を呼び起こす五月雨の水輪、、、がいくつも現れては儚く消えて。。。

 雨具も付けずズブ濡れになってNymphFlyを流し続けて、、、、、山女魚は乳白色の流れから反応してくる。

傍らでは五月雨の水輪が重なっていた。。。


Dsc03409


Dsc03400


Dsc03403


Dsc03405


 五月雨の釣り・・・は、美しく輝かしい記憶だけを呼び起こしてくれたようです。

雨の中でも良い釣り旅を。。。 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/05/08

川辺巡礼

 田植えの時期となるG.Wを迎え、雪代水で増水する仙台周辺の川にも代掻きによる濁りが薄っすらと入り始めていました。

 震災後も続いた寒気によるものなのか? 気温の上昇と共に一気に広瀬川を流れ下るはずの雪代が、この4月中はダラダラ・・・と小出しに続いて、肝心の水温は一向に上がらず、、、期待していた、ヒラタカゲロウ、オオクママダラ、クロマダラ、アカマダラの羽化に伴うライズの釣りは撃沈、、、そして春一番となるヒゲナガの姿を目撃したのも5月になってからのこと。

 3.11大地震とその後続いた幾多の余震が、流れとそこに棲む生き物にも大きなダメージを与えている筈ですから、、、そんな影響がこの春の水生昆虫の羽化量の少なさに現れたのか・・・とても気掛かりでした。

 来る日ごと、夕暮れ時は何処かの川辺に駆け付けて、流れの様子を伺う。。。何がしかの羽化があり、それに向かうライズは無いものか?と・・・・・希望を捜し求めて「川辺の巡礼」を続ける日々。

 山女魚釣り師として精神的にも低調な春を暮らしていました。


001


 また今日も、折れ掛かっている釣り心を押し殺し、、、ダメモトで心当たりのM川辺に駆けつけてみると、、、疎らだけど・・・ハッチしてるじゃん!

 ヒメヒラタか?  うひょ~ッ!   おお~っ!!

 やっと・・・・・時節到来か?


 さっきまでのモチベーションの低さも、流れの様子を見れば、一気にヒートアップ。

中毒者が禁断症状を抱えたような・・・興奮に震える手で、ウエーダーを装着し、ウエーディング・シューズの紐を結ぶ頃には、自信満々/ヤル気満々の毛鉤釣り師へと変身!している。。。。。呆れたモンだ!

 今シーズン初めてとなった、R.L.Winston DL-4 8'#3 のシートへ Lamson LS1.5 を組み、引き出したXPS/DT3に継ぐ7Xリーダーの先糸へパラティルト#20をフリーノットで結び、、、準備はOK!

 駆け足で川辺へと向かっている。。。。。


005


 先行者の足跡は気にせず、ハッチが続く流れをガンガン遡行。


浅瀬のヒラキ側に定位した山女魚は、水面を往く毛鉤をためらいも無く捉える。。。

  山女魚が静かに反転するのを一拍見送り、、、
  ラインを滑らせるように穏やかなセットフック!

   グゥ・・ンッ!  乗った。。。。。


  水面は割れ、白銀色が重厚なローリングと共に疾い動きで下流側へと下るのを、R.L.Winston DL-4が美しいベンディングでロードし応酬する。。。

  一つ目、 二つ目、、 三つ目、、、  
山女魚を見ていると、次第に・・・釣り初めの頃の興奮は収まり、流れに同調するように釣り心は穏やかになってゆく。。。

001


 ランディングして、、、山女魚の口許からバーブレスフックを素早く外し、、、そしてフロータント処理。。。
それでも・・・目だけは流れに起きた次のライズを追いかけて。。。

 敬虔な川辺の巡礼者は、無心になって・・・羽化とライズの続く川面と無言の対話を続けていた。

 折角ですから、、、皆さんも山女魚を見て・・・興奮を収め、釣り心を穏やかにどうぞ。。。


Dsc03393


Dsc03398


  
川辺より、、、祝福を!

 5月の良い旅を、、、また。。。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »