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2011/05/27

川風の釣り旅 2011 ~ Stairway to Heaven

 毎年の恒例となっている初夏の釣り旅の前夜、ブッシュマスターFからの短い電話で連絡されたのは「午前4時、ピックアップ」のみ。

寒さの居残った薄暗い明け方、ピックアップ時間に余裕を持ち、息子たちがまだ眠る自宅玄関からそっと抜け出ると・・・・・既にブッシュマスターFの愛車は横付けされていて。。。
ブッシュマスターFと中国料理「楓林」のマスターS氏が待ち兼ねていた。。。


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 朝の挨拶もそこそこに、自分の釣り支度で膨らんだ大型のダッフルバッグ1つを放り込んでしまうと、、、早速クルマは転がり出し、3人それぞれが期待に膨らんだ釣り心も同時に加速して行く。。。

 メンバーが互いにそれぞれの釣りへと向かう内面を理解しているからこそ、ベタベタと心は群れていない・・・春の川風が吹いて行くような爽やかな心の機微が楽しめる初夏の釣り旅。。。 

 毎度のコト・・・釣り旅の到着地は、クルマを転がしながら3人の記憶と勘と膨大な経験値から、、、こんな季節の進み具合なら・・・そっち方面の川かね・・・と。
後は「現地に行って、川を見てからだね・・・」なんてノリの軽さ。。。

 『まあ、5月末のこのタイミングなら 山形・最上 方面の川かな。。。』 とドライブしながらブッシュマスターF。

 穏やかな会話の切れ間に、ふと、、車載オーディオからごく薄い音量で流れている音源が LED ZEPPELIN / Stairway to Heaven のジミー・ペイジが奏でる印象的なギターソロ・・・・だと気付く頃。。。。。快調に飛ばすクルマは宮城・山形を結ぶR48のつづら折れの峠道を下り、R13との交差点へと差し掛かっていた。

 東根を過ぎた辺りで朝靄が垂れ込め始め、尾花沢を通過する頃には辺りの景色が見えないくらいに。。。
それでも、新庄を目前にすると急速に朝靄は晴れ、視界の前方には青空が広がっていた。

 後席でくつろぐS氏が 「昨年のように、また今日も暑くなりそうだね。。。」 とつぶやいている。

そう、川風の吹く釣り旅ってのは・・・・・いつでも、こんな爽やかな天候でなくちゃ。。。

午前7時30分。  目的地となったS川辺に到着する頃、、、車載オーディオから流れているリピート音源は再び LED ZEPPELIN / Stairway to Heaven のギター・ソロのパートへと差し掛かっていた。


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 目に沁みるような青空と山並みに芽吹き始めた若葉の緑とのコントラスト。
木陰には未だ残雪が残り、尾根を吹き過ぎて行く幾分冷たい初夏の風に冬の名残を想ってみる。。。

 いや~、、、本当に今日は釣りするのには良い日和になったナ。  こいつはシーズンに1度有るか無いか?くらいの状況かも。


 S川の上手にある民家の途切れた辺りで、釣り支度を整え、一人下ろしてもらう。
毎度、ブッシュマスターFとS氏の 「時間を気にする事無く、ぶっ続けで釣りしてみたら・・・」 とのご厚意に感謝するばかり。

 雪代の収まったばかりの川面には、朝も早い時間なのに既に小型のガガンボが飛び交っていた。


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 サラサラと流れる浅瀬の石裏のタルミに投射したマダラカゲロウのシルエットを模したNymph-Flyに、さっそく大型の岩魚が反応して、予感の確かさを噛み締めている。

 続けて、深瀬のヒラキに投じたマダラのNymph-Flyには大型の山女魚が。。。

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 7Xの先糸にフリーノットで結束したマダラ Nymph-Flyは羽化に伴う流下に紛れ、岩魚そして山女魚の捕食嗜好にマッチしているようだった。。。

 流れに点在するポイントを読み、丁寧に筋、そして食い波ごとに探ってみると反応があるので、つい足止めされて、遡行が進まない状況。。。 

 こんな状況が・・・午前中いっぱい。。。  そして、午後から移動したU川でも全く同じコトが続いて。。。


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 午後5時過ぎ、山陰に太陽も隠れて薄暗くなった頃、遡行の最後に行き着いた堰堤下で掛けた大型の岩魚をランディングした弾みに・・・何故かいきなり足元がフラついて、、、プールの深みへ右半身をザバッ!と没して。。。

 うわっ! つ、冷てぇ~!!   
し、、しか~し、、、岩魚は・・・・・大丈夫、ネットに入ったままだった。。。

 こいつは、きっと「釣りもいい加減にして・・・子供んトコへ戻れ・・・」って天国のカミさんが怒ったんだろうナァ。。。

 急いで川から上がり、、、ずぶ濡れとなった釣り支度を脱いで、待ち合わせ場所の橋の欄干に掛けて薄明かりの西日に向けて干し、山陰の肌寒さに震えながら迎えを待ち続けていたら・・・。
 何処からとなく  LED ZEPPELIN / Stairway to Heaven のギター・ソロ が耳に蘇ったようでした。。。


 暖かな初夏の里川の枯れ葦の上空にループが一往復して投射されて。。。 再びそこから移動して行く。。。

 ブッシュマスターF、そしてS氏の変わらない個性とそれぞれ釣りの充実を感じさせる川辺での足取りがこの5月もまた、、、自分の記憶となって残りました。


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 良い時も、またそうでない時も・・・・・皆さんへ川風の祝福がありますよう。。。
引き続き初夏の釣り旅を。。。


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