春色の山女魚
先の震災発生以降、、、移動途中の車内では必ずAMラジオが流れている。
度重なって大きな余震が続き、、、穏やかな春の陽の下でも 「緊急地震速報」 に身構え続ける春の日。。。
道行くクルマの運転席も、沿道を行く市民も、、、張り詰めた心が解けない・・・モノトーンに沈む空気が仙台を覆い隠してしまう様にも感じられて。。。
先日、そんな風に身構えながら耳にする暗い話題続きのラジオから、ポッと一点だけ・・・冬枯れの川原に真っ先に咲く ライズ招きの水仙 のように色鮮やかなニュース・・・仙台でも桜の開花宣言・・・と流れて。。。
被災による業務の縮小そして父子3人の生活の行くたて、、、被災地に居て自らもあれこれと苦悩する中、、、そんな話題に僅かばかりでもほっ!と出来ました。
昨夕前に「中国料理・楓林(ふうりん/JR長町駅前)」のご主人S氏が「今、川から上がってきたトコ・・・」、、、その10分後には宮城教育大学の棟方准教授から「これから資料魚のサンプリングは何処が良い・・・」と立て続けにコールが入り、、、川辺の情報交換モードへ緊急突入。
きっと、暖かでちょっぴり陽気な桜前線が、仙台に住む釣り人の心に一刷、春色を乗せたのでしょう。
そんな自分も、夕飯の支度前少しだけ時間を取って、心当たりの広瀬本流の川辺に駆け付けると・・・・・そこには待望のライズが。 散発だけど・・・。
暖かでちょっぴり陽気な桜前線は、広瀬本流の『被災山女魚』にも、春色を乗せたのか?
あれから余震続きで広瀬本流の川底も動き、餌採りに難儀している筈の『被災山女魚』。
被災者同士・・・困った時はお互い様・・・と、、、春の夕陽が写る川面にほんの散発的に続くライズを眺めて帰るつもりでしたが、、、極小型のトビケラのピューパに向かうライズと判断するウチに、、、ちょっとだけ・・・と釣り心が誘われて結局。。。
WaterWorks F2XLTから引き出した8Xの先糸に、フリーノットで結束したスパークル・ピューパ#20を水面直下の流れに乗せて誘うと・・・一発だった。
夕暮れが沈む暗緑色の川面に白銀が明滅し、R.L.Winston DL-4 8' #4 がこの春は初めて、美しいベンディング・カーブを描いて山女魚の鋭いローリングに応酬する。
丁寧にランディングした『被災山女魚』を眺めるウチ、、、「自分もまた、一心に頑張ってみるから・・・」と語り掛けていたようです。
この春は・・・これから忙しくなりそうです。
心の復興に向かって・・・春の良い釣り旅を。。。
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