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2010/05/24

川辺の好敵手

 穏やか暮れて行く西日を背中に受けながら、オオマダラの集中羽化を待ち続ける土曜の夕暮れ。。。
そして、、、一転して肌寒さが募る鈍い雨空の下での釣りとなった日曜の午後。。。

 日毎、黄昏に向かう広瀬本流では印象深い出逢いが。。。

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夕暮れを写し込む川面に山女魚、、、川辺では気配を殺してライズ待ちする自分と羽化するオオマダラを軽業のような飛翔で捉えるセグロセキレイ、、、

 そして真打に、ライズ浮上する魚を上空から急降下爆撃よろしく狙い撃ちする馴染みの「トビ」が。。。


 いや~、、、初めてこのトビに出くわした時は川面へ急降下する大型の鳥の羽ばたきに驚かされてましたが、今シーズン何度も夕暮れの広瀬本流で顔を逢わせているウチ・・・・・漁場の守備範囲をお互いがそれぞれ意識している・・・・・とでもいうように、こちらの毛鉤射程内のライズには決して入って来ない、、、友好的な魚採りのライバル関係。。。


 土曜日もまた、こちらの姿を上空から見付けたのか? 幾度か旋回しながら高度を下げて来て、ライズ待ちする自分に・・・・・「この下流のヒラキ側をオレはヤルからナ」とでも云う様に視界の中を横切って行く。。。

 それとなく相方の様子を伺っていると・・・・・ライズの大騒ぎが始まった川面に羽音を立てずに急降下しては、浮上するタイミングを上手く捉えて大型の魚を拾い上げて行く。。。

  河畔林の影に上手く自らを入れて魚へ忍び寄る手口は。。。鮮やか!  やるもんだナ。。。

Dsc03215おっと! こちらも見とれてる場合じゃないナ。。。  そろそろヤル・・・か!


 毛鉤の投射が始まると、、、今度は相方がこちらの具合を様子見とばかりに・・・首を傾げながら頭上低くを飛び過ぎて。。。


 また、明日の黄昏時に広瀬本流で。。。
良い魚採りの旅を。。。お互い。。。


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2010/05/18

5月の川風

 週明け・月曜から日中は暑いほどの陽気となった広瀬本流の川辺へ、夕暮れの羽化を促す懐かしい川風が吹き始めたようです。

 陸風が海風へと変わって行く広瀬本流の「逢魔が時」。。。
それまで、、、吹き募っていた川上からの風が次第に収まり、、、何時の間にか気付けば、川下からの涼やかな風が吹いている。。。

 そんな黄昏に・・・ヒゲナガの流下をひたすら待ち続ける川辺の西洋毛鉤釣り師と川面の山女魚。。。

夕闇を写す川面は急速に深緑色から藍色、、、そして漆黒へと深まって行く。。。

今宵も良い釣り旅を。。。また。。。


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2010/05/11

寝坊山女魚

 朝から五月晴れの好天に恵まれた日曜・・・・・前夜は遅くまでダラダラと業務作業を続け、、、自分が目覚めて見たら、息子達はそれぞれ用意していた朝食を食べ、部活とスポーツ少年団へ出撃してしまった後。。。

 うかつにも見送ってやるべき親本人が寝過ごすとは、、、なんたる不覚!!
朝食の後片付けまでも完璧で。。。

不肖の父親は・・・ぼんやりと寝ぼけ頭で息子達が用意して行ったCoffeeを飲みながら、ひとしきり反省。。。すまんな息子達よ!


 Dsc03155 その後、、、ひとしきり深く反省していた(はず?)不肖の親父、、、打たれ強いから立ち直りも素早くて。。。

さて、天気も良いことだし、、、これから、裏の広瀬本流の様子でも偵察しようか?、、、なんてことに。。。


 10時過ぎには毛鉤竿片手に広瀬本流の川辺に立ち、それから15時過ぎまで昼抜きでぶっ通しで釣りへ没頭!

思いがけず・・・・・早瀬の石裏からは山女魚が、、、深瀬頭では虹鱒が、、、そして、その下流のヒラキ側では色付き始めた大型のウグイが、、、デッドドリフトで流し込む オオクママダラ・Nymph#16 を連続で捉え続けて。。。

 いや~、忙しい釣りになってましたよ。。。

 久しぶりに引っ張り出した R.L.Winston WT804-TMF も、いきなり休み無しで連続して曲がり続けてたから、いささか驚いたハズ。。。


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 そんな訳で、夕刻、帰宅した息子達もそれぞれが随分日焼けしていましたが、川辺の照り返しを長時間受け釣りした最後発の親父が一番真っ黒な日焼け顔になってしまった顛末。。。 すまんな息子達よ!
 

 随分強い川風が吹いた五月晴れの川辺での釣り旅。。。川風に乗って飛び去って行くヒゲナガの姿もちらほら見掛けましたよ。
 
 これからいよいよ、川辺も佳境に入って行くようです。
毛鉤箱に入る 代表メンバー の選択にも悩みそうですね。  引き続き、良い釣り旅を。。。


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2010/05/07

雪代と雨降りの夕べ

 この連休後半、、、好天続きの汗ばむほどの日差しが呼び水となって、雪代による大出水となったのは宮城県内を流れる河川も同様。
 
昨夕、この雪解け水をぎりぎりまで貯めていたダムの放流警告サイレンが市内に突如鳴り響き、、、その後、ホームリバー・広瀬本流の上流に位置した大倉ダムの放流ゲートが開けられると・・・・・水の壁があっという間に川幅一杯にごうごうと流れ。。。

 残念ながら、、、ここ1~2週間ほど、東北の河川ではこんな雪代増水を避けながらの釣り旅を強いられそうです。
この春は10日前後、季節が遅れて・・・雪代のピークは今が盛り。。。
 遠征予定の皆さんは、情報を集めるなりしてそれなりの事前準備が必要でしょう。


 今朝から雨降りでさらに川は増水しそうです。
こんな夕べは、不足し始めたマダラ毛鉤でも巻こうかナ。。。

 慰めに、、、この4月後半の釣り旅で出逢った 広瀬本流の山女魚 を。。。

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 5月の良い釣り旅を。。。


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川風の釣り旅 2010

 寒暖の波が大きな変動を続けるこの春は、古くから親しく行き来する友人が人生の波にも大きなうねりを生じたようで。。。転勤の為、仙台を離れて暮すことになったのが立て続けに。

 その一人、高校1年以来・・・長年の釣り敵にて休みが出来れば全て釣行・・・「釣りバカ日誌」を地で行く名手上手でありながら、実は某有名メーカー・精密電子機器エンジニアという『釣り界のジキルとハイド』、この晴/雨Blogでも既に多数の登場にてお馴染みになったプッシュマスターFが栃木へ。。。

 以前、、、「藪にこそ尺山女魚が着く」と豪語した藪川大好きなプッシュマスターFだから、行った先でも相変わらず釣り仲間を増やし、あれこれ釣りに励むこと必定!なんだが・・・・・気軽に連絡して釣り場情報を聞き出していた自分としては、「なんだぁ~、今年の×▲川水系ならその先の赤い橋から良いんだぁ~」なんて朴訥な語り口が仙台を離れてしまうのは寂しい限り。。。


 まあ、、、そんな ブッシュマスターF・送別 をネタに春の釣り旅話が仲間内で企画された訳で。。。

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 早朝5:30に自宅前ビックアップの筈が、その20分前にはブッシュマスターFからの電話連絡で叩き起こされて。。。

 寝ぼけ眼のまま釣り支度の荷物を担ぎ、慌てて玄関を出ると、「なんだぁ~、未だ寝でだのがぁ?」とブッシュマスターF。  その隣に中国料理・楓林(JR長町駅前)のご主人S氏の笑顔が。。。

送別の釣り旅なのに、その主役がドライバーで参加メンバーのピックアップまで・・・。
  
 そんな、いつもと何も変わらない・・・・・メンバーが互いにそれぞれの釣りへと向かう内面を理解しているからこそ、ベタベタと心は群れていない・・・春の川風が吹いて行くような爽やかな心の機微が楽しめる春の釣り旅。。。

 目的地も決めずにブッシュマスターFのクルマは転がり出した。

 5月に入って東北でも急激な気温上昇が数日続いている状況。。。雪代出水の影響が極力避けられる里川を3人の記憶から引き出し、候補に上げてはマイナス法で消去して行く。

 最後に山形・新庄周辺の流れが残り、、、転がる先は最上水系のU川とハナシは決まり。。。
「まあ、、、行って見て、、、それからだね。」 運転するブッシュマスターFもこればかりは・・・と云う。。。

 仙台~作並~東根と進み、国道13号に合流して間もなく、深く垂れ込め始めた朝霧の中をクルマは快調に転がり続け、新庄に差し掛かる頃には朝霧は薄れ、代わって青空が広がり始める。。。
  
「今日は暑くなりそうだね。。。」 後席でくつろぐ楓林・S氏が遠くの山並みを眺めながらつぶやいた。。。


Dsc03144 途中で見た村山・最上地区の川は何れも季節遅れの雪代出水による大増水。。。  

それでも、辿り着いた里川のU川は期待通りの雪代具合。。。これなら未だ釣りになる!

「この日差しだと昼過ぎには雪代ゴーゴーの濁流に・・・」と急いで釣り支度を整え、川辺へと駆け付ける。


 10㎝は増水したジンクリアな流れが強く流入する小さな渕の中ほどで、張り出した木の根が流れに洗われ、水色の深いエグレとなって渦を巻き白泡を生んでいる。。

 これは・・・。  
エグレの奥に潜み、増水によって運ばれる餌を密かに待つ大型魚を脳裏に想像して。。。

 そいつを釣るんだ。。。

R.L.Winston DL-4 7'6"#3 へ組んだ Lamson LiteSpeed 1.5 から XPS/DT3F を丁寧に引き出し、8Xの先糸を継ぎ足して、、、フリーノットでオオクママダラのheavyWeight-Nymph#16を。  さらに、流れの水深に合わせ、60センチほど上にインジケーターを着けて準備は完了。


 ウエイトを重く噛ました毛鉤を結び、背後の左右に低く張り出した藪をバックキャストで躱して、さらに前方の右手からギリギリにいやらしく張り出した枝を避けながらの難しい投射。。。

 2投射目までは流れの筋から逸れて失敗し、3投射目は竿の撓りを利かせながら。。。

 フィーディングレーンに上手く着水し、インジケーターはエグレをかすめて流れて行く。。。1mのデッド・ドリフト。。。

瞬転、、、、、 インジケーターは押さえられ、そして緩やかに流れに消し込んで行く。。。

 リストを利かせながら、ラインを滑らせるように幾分強めのセットフック!

 グウ・・・ンッ!     乗った。。。


水底でも釣ったように R.L.Winston DL-4 7'6"#3 が大きくロードしたまま、大型の魚は強い流れに乗り、重い抵抗を続けている。。。  このローリングは・・・岩魚だ。

 流れに張り出す根のエグレからこの魚を引き離し、小さな渕から流れに乗せて下の浅瀬へと走らせ、やっとのランディング。   この大岩魚もブッシュマスターFへの惜別に現われたようです。

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 その昼過ぎ、雪代出水により魚が見えなくなるまで、、、川辺を行ったり来たり。。。
爽やかな川風の吹く釣り旅は続きました。

暖かな里川の枯れ葦の上空で、ループが一往復して投射されて。。。再び移動して行く。。。

 ブッシュマスターF、そしてS氏それぞれの変わらない個性とその釣りの充実を感じさせる川辺での足取りがこの春、自分の記憶となって残りました。


 西洋毛鉤釣り師の孤独な釣り心が癒せる・・・そんな川風を感じる釣り旅を、、、
また、、、いつかふたたび。。。

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