雪代の山女魚
先週半ばから連日続く初夏のような陽気に誘われ、仙台周辺の流れには本格的な雪代水が出始めたようです。
川岸にはこんな陽気で早々に満開となった桜花が咲き、夕暮れ時の川面には多くの水生昆虫達の羽化も始まって。。。広瀬本流の川辺にも山女魚狙いの釣り人の姿がちらほら見られる様になって来ました。

4月のこんな時期は、河川に雪代が出始めると、、、、、時間単位で水位と水温の変動が激しくなるため、一日を通して安定した水生昆虫の羽化は見られないことが殆ど。。。
同じ流れ・同じポイントでも、雪代が出る前の午前と出た後の午後では全く状況が変わりますから、「どこまでも1000円」利用の東北遠征予定の皆さんは、訪問予定河川の水位変動にはよくよくご注意を。
シーズンを通し、、、自らが通い込むホームリバーの水位変動をWeb上のテレメーターで日々追い掛け、そして、実際に川辺に立った折の水位・水温・川辺の様子と時間の羽化の状況をその日毎に記録へと留めて行く、、、、、こんな地味な作業をもう10年近く。。。。。
こんな作業を続けることで、水生昆虫やこれを追う山女魚の生態が毎夕僅かずつ理解出来たように感じています。 お陰で・・・長い時間掛けて蓄積できたデータは他の川に立った際も応用がバッチリ利きましたから。。。
こうして、、、今夕も薄暮の中、雪代水の水位が落ちるまで待ち続け、、、、、深瀬の護岸沿いの緩流と流芯の間のスカムラインで断続的に起きる難しいライズを狙い続けていました。
複雑に流れが入り乱れる暗緑色に沈んだ川面。
12ヤード先へと投射された・・・ユスリカ・パラティルト#20。。
水面が窪む様にしてディンプル・ライズした気難しい山女魚。。。
穂先から美しくロードされて行った R.L.Winston WT-804 TMF 。。。。
今夕も雪代の流れと雪代色に染まった山女魚達から祝福されたようです。
4月の良い釣り旅を。。。
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