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2008/12/19

忘年の釣り

 師走もいよいよ押し迫って・・・朝一から延々と続く業務・・・を昼過ぎに“強制終了”して、大鱒がライズを繰り広げているはずの管理釣り池へクルマを飛ばし駆け付ける。。。

 しかし、ここ数日、冬型の気圧配置による寒気の訪れで朝に晩に氷点下まで下がった釣り池、、、冬の冷たい雨が今にも降り出しそうな鉛色の空の下で水面は鏡のように静まり返り、目指す大鱒達も池底にじっとしていた。。。


 先行していた 中国料理・楓林(仙台市太白区・JR長町駅前)のご主人S氏とS氏の釣り仲間Wさん は竿を休め、丁度レストハウスで一休みの最中。

 あれっ?もう一休みすか?   もしや・・・状況が良くないのか?
  
 早速、尋ねると『朝からあまり反応良くなかったけど、朝の内に#20のミッジで大鱒を2つ出したよ。』とS氏。
『でも、、、岩魚や山女魚はユスリカにライズしてるから結構楽しめるよ。 早くやってみたら?』と意味深な、それでも釣り場に居る時の心から楽しそうないつもの笑顔を向けてくる。。。

 う~ん、、、S氏も苦戦する状況なら、、、本腰入れて掛からないとヤバそうだナ。。。

Dsc02670 鱒狙いの際の相棒、いつもの馴染みとなった DiamondBack ClassicTrout-Custom 8'2" #3 を丁寧に継ぎ、Hardy Marquis#5 に収納している DT#3 をガイドへ通す頃には心が決まっている。。。

 新たに継ぎ直した7Xの先糸へフリーノットで#19の ソフトハックル・イマージャー・マイクロ を。。。

後は、、、池端から距離を置いて、摂餌中の回遊するヤル気のある鱒を探し、その面前に毛鉤を投射しては反応を確かめて行くだけ。。。

 一投射、、、また一投射、、、と、グリップから伝わる愛竿の撓りとその先で展開するループの動きを腕全体に感じながら、穏やかに、、、そして丁寧に、、、目指す大鱒のコーンビジョンの端ギリギリを狙って。。。

 或る一瞬、、、先糸に結ぶ毛鉤の行方に自らの釣り心は乗り移り・・・そして、シンクロしている。。。
自らの意識が大鱒の視界へと入って行く。。。

 釣り心の傍らには Mr.ジョニー・ローガンが見せた円熟の柔らかなフライ・キャスティングの姿 が、、、もう一方に Mr.レオン・チャンドラーの伸びやかで大変正確だったソフト・プレゼンテーションのシーン が立ち並んでいる。
柔らかに・・・伸びやかに・・・と記憶は語り掛けてくる。。。。。  もう20年以上も昔。。。。。

 再び、、、穏やかに、、、そして丁寧に、、、15ヤード先へと釣り心の乗り移る毛鉤を運び続けて行く。。。

不意に、、、大鱒が視界の隅に入った毛鉤へと反応して水底から浮上し、、、水面直下に在った極小の毛鉤を吸い込んで急速潜航した!

 鱒の反転を見送りながら・・・ラインを滑らせ、確信をこめ丁寧なセットフック!

 グウ・・ンッ!   乗った。。。


  水面下に巨きな銀色が煌めき、水輪は拡がり、、、ラインは強く疾く引き出されて行く。。。

  ギッ、、、 ギイィーーーーーーーーーーーツッ、、、、、


 Hardy Marquis#5 の甲高い高速で長息に響き渡る危険な逆転音。。。 

 7Xの先糸は持つだろうか?

 幾つかの大鱒とやり取りして夢中だった視界に師走の夕暮れの闇は訪れ、釣り池の水面を覆い隠し、、、フト、我に返るとタバコを吹かしながらS氏とWさんが傍らに立っていました。

 穏やかなS氏の笑顔が『もう帰ろうか?』と諭すように目前で起こったライズへ向けられ、Wさんも頷いて。。。


こうして、S氏と「また近い内に釣りしてみたいですね」と約束していた忘年の毛鉤釣り。。。が実現して、ほんの少し自分の肩の荷は下りたようです。

 Sさんが来春、、、心待ちにしている ObaraRod製 7'3"#3 3P の竹竿が上がって来たら、また川へ一緒しましょう。。。   きっと・・・良い山女魚竿に仕上がってくる筈ですよ。。。


 またコカゲロウの舞う何処かの川辺で、、、再び。。。
皆さんの良い釣り旅を。。。

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2008/12/08

釣り症候群

 12月・師走を迎えて、何かと気忙しい毎日。
朝起きたと思ったら、、、日中は時間に追い掛けられるように昼を取らぬまま業務打ち合わせや作業の連続、、、気付けばもう夜のこんな時刻に。。。そんな日々。

 景気について暗い話題が先行する現在、インディペンデントな自分に声掛け下さるクライアントの方々へそんな状況を心から感謝するばかりです。

 しかし何だか、、、そんな状況下においてもなお・・・・・あ~、、、つ、釣りがしてェ・・・・・と釣り心は強く訴え、更に、、、10日も釣りしてないとその禁断症状が加速し始めて来る訳で。。。

 俺って・・・ホントはヤバイ病気なんじゃ無いだろか?   いや、、、度を越したタダの釣りバカなだけなのか?
こんな風に精神的に衰弱してしまう禁漁期をもう30回も過ごしているのだから。。。

Dsc02664 昨日曜、そんな対症療法の為に・・・釣り=管理釣り場へ出掛けてました。

14時過ぎに現地到着したら、既にユスリカのハッチがピークを迎えていて、池中に盛大なライズ・リングの嵐。。。

 おお~っ。。。  素晴らしい!

 期待に違わず #18と#20のソフトハックル・イマージャー・マイクロ のパターンは大活躍してくれ、ライズするのに夢中だった鱒、山女魚、岩魚が投げ入れる毛鉤へと次々に反応して来ました。

 パシャ・・・ッ!

7Xの先糸を意識しながら・・・柔らかく穏やかにラインを滑らせてセットフック!  

   グウッ!  グングン・・・乗った。。。


Dsc02666
 足早に迎える初冬の夕暮れ空を背景にそんなシーンの連続で、釣り心への対症療養は効果抜群だったようです。


 水面が夕闇に沈み始めた16時15分過ぎ、、、浅場へと大型の鱒が深場から回遊しながら現われ、、、そして微かな斑紋でライズし始めたのを見付け、、、、、極小の毛鉤を使った見釣りでこのライズを攻略してみると。。。

 それぞれの大鱒は疑いも無く一発で反応して来て。。。久しぶりに引っ張り出した Hardy Marquis #5 特有の激しく逆転する1トーン甲高い長息のクリック音に聞き惚れていました。

 結局、幸運にも短時間に4匹の大鱒とやり取りするハメになり、帰り道では右腕の筋肉がパンパンになってましたよ。。。


 しかし、、、この大鱒達とのやり取りは、一旦沈静した筈の釣り心に・・・再びメラメラと火を点けてしまったような・・・そんな気が。。。   ヤバイな。。。


Dsc02668_2
 皆さんの年末の良い釣り旅を。。。

 


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