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2008/11/24

7分目の釣り ~ 荒雄川C&R区間

 霜月も下旬に差し掛かり、足早な夕暮れ時に吹き付ける寒さから本格的な冬の訪れを感じています。
そして、この連休直前には、冬型の気圧配置による強い寒気が東北上空に入り、宮城の山添でもこの冬初めてとなる本格的な積雪を観測していました。

 9月末の「広瀬本流」、10月末の「寒河江川C&R」、そして、、、あと残り日数も僅かな11月末日を以って禁漁となる「荒雄川C&R」と、川辺では禁漁の季節を迎え、、、いよいよ、、、山女魚釣り師の釣り心が塞ぎ込む・・・冬篭りの季節・・・は、直ぐそこまで迫って来たようです。


Dsc02650 この連休中は休みを取らず、進行スケジュールから遅れている制作業務に専念して作業するつもりでしたが、何せ残り僅かとなった漁期と寒気が去った後の川の様子が気に掛かって・・・・・専念するはずの制作作業がホント上の空。。。。。

 タイプミスが多くなり、、、ケアレスミスも多発。。。
 あーっ、、、チクショー、、、コノーッ!

こんな心理状況って禁断症状なんですナ。。。1週間も釣りしてないと。。。釣り心のイライラが募って。

 しかし、、、川辺に立ったら立ったで、、、取れない山女魚や鱒のライズにカッカ来てるから、心理面では同じことなんだろうけれど、辺りに迷惑を掛けない意味でも川辺で一人カッカしてる方が良いか?と・・・・・そんな勝手な理由で、昨日午後から荒雄川へ駆け付けてました。

 まあ、荒雄川辺で肌を刺すような冷たい北風に当たれば少しは加速気味の釣り熱も沈静化するってもんですヨ。。。ハイ。。。


 お昼直前、通り掛った鳴子ダム脇にある道路標示では気温3℃。
日差しは出ているが強めの北風が吹き、道端には降り積もった雪が未だ厚く残っていた。

 荒雄川辺ではこの風は肌を刺すようだろう。
先日降った雪解けの水が鱒達を凍えさせてしまっただろうか?


Dsc02656 暖かなフリースを着込みいつもの釣り支度をして川辺に降りてみると、先週から5センチ程度の増水。  水にはごく薄い濁りが入り込んでいる。

 冷たい雪解け水が入ってしまった。。。
鱒達の摂餌活動は期待できないか?

 しかし、、、14時を回ると、、、暖かな日差しの残る川面には、浅瀬のヒラキ側に次々に羽化してくるガガンボが現われ、、、そして深瀬の石裏にある水ヨレでは僅かながらシマトビケラの姿も。。。

 堰堤下に出来た底石の多い深瀬のヒラキで静かにタバコを吹かしながら待ってみると。。。

 北風に波立つ水面に水シワと見間違うような微かな鱒のライズが!
深瀬中ほどに位置する底石のヨレの辺りに モワ・・ッ と 一発!  続けて、、、また、、、モヤ・・・ッ! と。


 よーし、、、、、こいつは。。。
冷たい雪代の流れにガガンボの羽化は続いている。。。

 水面下ではガガンボ・イマージャーに夢中な鱒達がパーティーの最中だ!


 7Xの先糸に#18のソウトハックル・ガガンボ・イマージャーをフリーノットで結束し、40cm上に米粒ほどの極小のウエイトを1コだけ噛ませる。。。  これで、水面へ向かって浮上してゆくガガンボ・イマジャーの流下層へと届く筈だ。。。

Dsc02652
 ライズ位置を下手に見ながら立ち位置を決め、ダウンストリームにライズを攻略する。。。
吹き募る北風の間を縫って、スローなモーションから後方高くバックキャスト。
ラインを滞空させながら、切り返しはフォールを加えないコンチネンタルスタイルのフォワードキャスト。。。15ヤード先へ。。。

 フォロースルーで大きくリーチして、、、着水に続くメンディング。。。  もう一度。。。


 先糸に微弱な流れのヨレによるテンションを感じながら、先のライズ位置へガガンボ・イマージャーが差し掛かると、、、、、果たして。。。

 先日のように 先糸のテンションが急にフケて。。。 静かにティップを持ち上げながら効いてみると。。。
グウーッ・・・ 鱒が食い上げている!

 バット側のトルクで穏やかに、、、しかし確信を込めたセットフック!

 グウン・・・ッ!   乗った!!

どうどうと流れる暗緑色の深瀬の中に反転する鱒の鈍い白銀が明滅して夕闇の背景に映り込む。。。

 チッ・・・チィーーーーーーッ。。。

DiamondBack Classic Trout-Custom 8'2" #3 は大きく撓い込んで Hardy FeatherWeight から長息な逆転音と共にラインが引き出されて行く。。。


 こんなシーンが16時前まで。。。幾度か続いて。。。

 しかし、、、昨日はさすがに真冬並みの本格的な寒さのせいか?
長時間、川辺に釣りしていた自分の方がこの寒さに釣り心は挫けてしまい、、、最も期待していた夕暮れ時のガガンボの本格的な羽化時間の前に川辺からすごすごと引き揚げた次第。。。

 えーい、、、根性ねーなぁ。。。
ガガンボでバリバリ・・・・・だったかもしれないのに。。。

そんな更なる 若き釣り心の声 もありましたが、、、狙い通りの「一匹一匹」で釣り心は7分目満たされ・・・もう、余して良し・・・と穏やかに諭す、そんな季節を経た釣り心の声は大きくて。。。


 これから荒雄川へ出掛けてみようか?と思う皆さんは、ガガンボやシマトビケラのイマージャー・パターンと、、、『極小の噛み潰し』を忘れずに。。。
そうそう、、、真冬並みの寒さ対策も。。。

 良い釣り旅を。。。


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2008/11/18

濡れたがる釣り師?~ 荒雄川C&R区間

 昨日曜、、、朝一から至急依頼のテキストをチカラ技で書き上げクライアントへと届け終えると、、、

ほんのり生暖かで今にも降り出しそうな初冬の薄暗い雨空を見ているウチに思い立ち、、、急ぎ荒雄川の川辺に駆け付けてみたのが14時30分過ぎ。

 日釣り券を購入しに立ち寄った地元のお店では「はいはい漁券ですね・・・明日の日付で良いですか? えっ、、、今日これから? いいんですか?」と少々聞き返されたぐらいの時間。。。

 おそらく、日没まで2時間も川辺に立てれば良いか?という到着タイミング、、、

 訪れる度にいつも愉しませてもらう コカゲロウ 本日分の羽化は、この時間だと既に終息しているだろうから、残る可能性は シマトビケラ の散発的な羽化・・・・・そして夕暮れ時に発生する ガガンボ の集中羽化に少しだけ期待して。。。。。川辺の釣り支度を始めていました。


Dsc02645 昨春、老眼の初期症状を自覚し始めてここ1年、、、釣りする際に身に纏うモノに関して、悪天候下での快適な釣りを目指す別の判断基準が出来上がったせいか?
 使用感が衰えて気になるアイテムを次々に入れ替えして・・・気付けば 偏光グラス、ウエーダーを初めとしたシャツ・ジャケット・フリースなどのウエア類、が何時の間にか一通り代替わりして。。。
 
 これが投下金額だけでみると海外ブランドの新品カーボン製毛鉤竿一本程度の散財でも・・・・・自律神経は弱り、視力も弱り、そして体力が衰え始めたと自覚する自分には、、、釣り時間への集中力を補って余りある快適な着心地。。。およそ竹竿5本分には匹敵するであろう機能にホント驚きました。

 何せ、今シーズンは雨に降られっぱなしでずぶ濡れの釣りシーンばかり。。。
しかし、、、夕暮れ時の少しばかり天候の荒れる川面にこそ・・・目指す「老練な大山女魚」が密やかに現われていることをご存知だろうか?

ずぶ濡れでも快適な釣りが続けられる、、、雨中・風中の釣りを集中して続けようと思える・・・そんな機能アイテムにこそ、西洋毛鉤による山女魚釣り師なけなしのお金は掛けられるべきだと。。。今更ながら強く感じてます。

『 魚と釣り師は・・・快適に・・・濡れたがる 』 が今後、自分のテーマになるのかも?


Dsc02647 さて、そんな快適を身に纏い、お馴染みとなった DiamondBack Classic Trout-Custom 8'2" #3 に DT3 を収納した Hardy FeatherWeight を組んで、7Xの先糸にはフリーノットで#18のソフトハックル・ガガンボ・イマージャーを結束すれば準備は完了。

 急ぎ足で夕暮れを迎え始めた荒雄の川辺に待ち続けると。。。

16時過ぎから、忍び寄る夕闇を背景にガガンボが深瀬頭に飛び交い始め、深瀬の急流と瀬脇の緩流がせめぎ合い大きな底石に流れが撚れる辺りで散発的なライズが起こった。。。 モコッ!

 羽化に伴うガガンボ・イマージャーの流下が始まったようだ。。。

 毛鉤を水に馴染ませ、そしてライズ位置を下手に見ながら理想的な立ち位置を目指して静かに膝上までのウエーディング。


 散発的な水面でのライズは続いている。   水面下では多くの鱒たちが石裏に定位して右往左往しながら、集中的に現われるガガンボ・イマージャーを貪り食っているはずだ。。。

 左手に収まった毛鉤と先糸を開放し、ハンドツイストしたラインをフリッピングしながら流れに送り込み、エアリアル・ロールで静かにピックアップし、続くバックキャストはゆったりしたループでラインを後方に滞空させる。

 切り返してフォワードキャストは幾分強めのターンで目指す12ヤード先の着水点へ#18のソフトハックル・ガガンボ・イマージャーを打ち込んで、水面直下へと毛鉤を送り込む。
 

 フィーディング・レーンに乗った毛鉤が先ほどライズを確認した位置へ入って行くと。。。
微弱なテンションが掛かったまま流れて行く先糸が、、、急にフケるのを感じ、、、静かに効いて見ると。。。

 グウーーーッ、、、と定位する鱒の重さがティップに乗って・・・・・ 鱒が食い上げている!

バット側のトルクで穏やかに確信を込めたセットフック!

 グウン・・・ッ!   乗った!!

どうどうと流れる暗緑色の深瀬の中に反転する鱒の鈍い白銀が明滅して夕闇の背景に映り込む。。。

 チッ・・・チィーーーーーーッ。。。

DiamondBack Classic Trout-Custom 8'2" #3 は大きく撓い込んで Hardy FeatherWeight から長息で激しい逆転音と共にラインが引き出されて行く。。。


 こんな風にガガンボが集中羽化する初冬の夕暮れに幾つかの鱒と出会え、今夕の釣りは荒雄川から祝福されたようです。

夕暮れの肌寒さで周りの釣り人はみんなジャケットまで着込んで随分着膨れしていたようですが、自分はこの秋新たに手にしていたヘビーウエイトの薄手フリース1枚だけで快適に集中する釣りを続けることが出来ましたよ。

 
 これから11月後半に掛けて山沿いである 荒雄川・鬼首地区 はヘビーコンディションな日が多くなって行くようです。  暖かで快適な、それでも着膨れないウエアはどうぞ必携ください。

 初冬の良い釣り旅を。。。

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2008/11/07

立冬 ~ 荒雄川C&R区間

 11月に入り、何かと気忙しさが募る日々。  来る日毎に夕暮れ時も早まっていることを仕事場の窓から実感しています。  

 そして、暦ではいよいよ「立冬」を迎えて、2008年の荒雄川での漁期もあと残すところ僅か。
諸々の事情により、、、自らの思惑通りに川辺へと立つことができなかった今年の釣り旅も、、、まさに土壇場。
だから、なおさらに川辺へ立ちたい欲求が募るばかり。。。

 そんな折、昨日の昼のニュースで「冬入りは11/7」と聞いて、、、何故か? コカゲロウのハッチ・シーンが脳裏をよぎり・・・そして、釣り心は沸き立ち・・・・・

結局、本日・朝から勝手に休みを宣言して、、、荒雄川へ向かっていました。


Dsc02625 しかし、、、なんだか、、、そんな悪だくみが天に聞えたのか? 川に向かって走り出した途端に、、、フロントガラスにはポツ・・・ポツ・・・ザー、、、と強い雨降り。  これこそ・・・出ばなを挫く雨。

寒冷前線の東北接近に伴い宮城県北部の大気が不安定になってしまったようです。

 しかし、、、そんな雨なんかに負けないぞ!と心を引き締め、、、更にクルマを進めて行くと、、、今度はゴーゴーと吹きつける強い北風が加わってキタ。。。

 まあ、それでも何とか荒雄川に行き着いたけれど・・・・・16時30分過ぎまで終日、こんな荒れ模様の天候下での釣り。

吹き荒れる雨風で、しっかりウエイトを噛ました シマトビケラ・スパークルピューパ#16 が吹流しのように真横へと流れてくのだから、川辺で難儀してましたよ。。。

 そんな悪天候下でも、、、短時間の内にコカゲロウは集中的にハッチして、大鱒はこれに熱狂してましたね。

浅場に流下してくるコカゲロウやシマトビケラを捕食する大鱒を見付け、、、気付かれぬようコッソリ忍び寄り、、、一発必中で極小毛鉤を流し込んで、、、これをライズさせる。。。
水しわのような微かな斑紋のライズ・・・・・ピャッ!・・・・・なんてフォームには要注意。  掛けてみるとデカイですから。

 

Dsc02636_2
日並さえ落ち着いていれば、まだまだ荒雄はコカゲロウの釣りで愉しめそうです。

11月の良い釣り旅を。。。


   

 

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