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2008/06/21

川止め

 岩手・宮城内陸地震から7日を数えて、、、激しい本震の記憶を呼び起こす幾度かの強い余震。。。
揺れを感じる度、ハッ!と身構え続けたこの一週間は生活のリズムが狂いっぱなしでした。

 昨日、東北地方が梅雨に入り、C&R区間のある一迫川や被災地の河川に出来た土砂ダムの復旧工事へ大雨の影響が心配されるニュースも流れており、、、まだまだ仙台に住まいする自分としては気の抜けない日々が続きそうです。


 蒸し暑さを感じた午前中、仕事の打合わせのためカレンダーを確認してみたら、明日は「夏至」・・・渓流区を除く広瀬川本流全域が 川止め期間(※6/21~6/30) に入る日でした。

  いや~、、、地震のコトで、川止めの件をすっかり忘れてた! 
 
 先夕、釣竿片手に広瀬川本流へ立ち寄り地震後の流れを確認していたものの、、、明日から10日間は広瀬川本流域での釣りが出来ない、、、こいつは川止め前に夕暮れ時の羽化の様子を見ておかねば!

そんな訳で、急遽スケジュールのやり繰りをして、夕暮れの川辺に立っていた次第。。。


Dsc02489

 19時過ぎに川辺到着。

 広瀬本流はこの時期の平水位。
日没時刻を迎えたが、曇り加減の西の空に未だ残照があり、釣り支度するには十分な明るさだった。  
ゆっくりと Hardy Graphite Marvel  7'8"#4 を継ぎ、DT4を巻き込んだ The Prince 5/6 をセットし、引き出した6Xの先糸にはフリーノットで『逢魔が時』#8を結束する。  

 先夕はヒゲナガの羽化も疎らだったが今日はどうだろう?


 19時45分を過ぎ、気配を殺して静かに膝上まで深瀬の中に立ち込み、夕闇が深く垂れ込めた水面を注視していると・・・ガンガン瀬に続く深瀬の波間に音も無く微かな 銀 が煌めくのを感じていた。

 山女魚だ。。。

 流れの同じ位置に、また僅かに時間を置いて、、、再び微かな 銀 が煌く!!


 夕闇の中、左手に収めていた『逢魔が時』#8を開放し、ラインをフリップして流れに送り込む。
水切り音を立てぬようエアリアルでのロール・ピックアップ、、、そしてライズ位置まで12ヤードの投射!

 フォロースルーで大きく上流側へのリーチ、、、そしてパドルメンド。。。。。もう一度。。。

微弱なフラッタリングで『逢魔が時』がドリフトし、、、そして先のライズ位置に入った・・・・・と感じていると、、、

  水面に微かな 銀 が煌めいた!!


Dsc02490
  ドス・・ッ!  乗った。。。。。

魚は#8の『逢魔が時』を一飲みにし、重厚なリズムのローリングでガンガン瀬の流芯に突進して行く。

  こいつは・・・大型の山女魚だ。

Graphite Marvel は大きく撓み込み、グリップまでロードしながら山女魚の強い疾走に応酬する。
激しく張り詰めたラインの先が闇に沈む流芯のむこう側に延びていた。。。。。


 幾度かの危険な瞬間を切り抜け、闇の中ツルツル滑る底石の深瀬に腰まで入りながら、、、ランディングすると。。。筋骨隆々の幅広な広瀬本流の山女魚。
 眩しいくらいの白銀を纏ったコンディション抜群の本流山女魚でした。

 この後も同じようにして夕闇の中のライズを確認しては『逢魔が時』を流し込み、幾つかの流麗な山女魚そして野生化した虹鱒と遊んでいました。


 さて、、、この記憶で、明日からの 広瀬川本流・川止め期間 を乗り切ろうと思います。

しかし、、、我慢できない場合は・・・・・G池でまた癒しの釣りか? それとも足を伸ばして寒河江モンスターに逢いに行こうか?
 いやいや・・・ヤハリ、溜まってる仕事が先だナ。。。もちろん。。。

 皆さんは引き続き6月の良い釣り旅を!


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2008/06/17

地震後のライズ夜景

 昨晩のこと・・・・・釣り雑誌の編集ライターNさんより『地震当日、まさか・・・釣りに行ってないよね?』と消息確認のメールが携帯に届いていました。

 う~む、、、スルドイ・・・突っ込み。

 5年も前、仙台で大きな地震となって大騒ぎしていた6月のある日、業務を休んでNさんと山形・庄内地方に取材に出掛け小河川でのんびりとビールを飲みながら山女魚釣りを楽しんでいた"前歴"が在って・・・・・仙台で震度5強・・・・・の地震速報を見たNさんは、そんな"前歴"を思い出して居たそうナ。。。

 残念ながら、、、業務予定がフルに入って、当日は朝からガッチリと仕事してましたよ、Nさん。
しかし、突然の地震で落ち着いて仕事は出来ませんでした。。。あしからず。


 今夕、そんなNさんの期待に答えるべく。。。じゃなくて。。。
あの地震後の川の様子も気に掛かり、、、毛鉤竿片手に広瀬本流を見に出掛けてました。

Dsc02487 
 
 西の空に残照が一刷残った19時30分を過ぎ、川面に夕闇が深く垂れ込めてくると・・・ごく散発的な ヒゲナガ・アダルト の飛翔を確認。   う~ん、、、少なすぎる。。。地震の影響か?


 20時頃から始まった ヒゲナガ・ピューパ の流下数も散発的で、先夕のような激しい羽化数ではなく、、、20時半頃にはピューパの流下数も薄くなったようです。

 そんな貧弱な羽化行動に対する山女魚達のライズも数えるほどの状況でしたが、それでも広瀬本流仕様の『逢魔が時』#8が手堅く働いて、幾つかの幅広で流麗な本流山女魚を見ることが出来ました。

 

 近いうちに、また改めて広瀬本流と流れの羽化の様子を追い掛けてみようと思います。
地震の影響が出てなければ良いのですが。。。


 皆さんの良い釣り旅を。。。


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2008/06/16

地震~一迫川の記憶

■ このたびの 岩手・宮城内陸地震 において、震源地に近い岩手県南部および宮城県北部の被災されました地域の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。 
また、各地の皆様より自分あて心のこもった見舞いのご連絡を頂戴し、厚くお礼申し上げます。 ■

 先日の岩手・宮城内陸地震では、住まいする仙台市内においても大変強くそして長時間の揺れを感じ、この大きな揺れの中で、、、比較的強めの地震が多い土地柄のせいか?"地震に対して心構え"していた筈の自分も・・・コイツはヤバい!・・・瞬間、青ざめた程でした。

 震度5の揺れの激しさが収まり、その後、目にしたニュースで栗駒山周辺地域の大規模な被災状況が伝えられてくる度に、、、以前、FR誌の取材で訪れていた一迫川C&R区間の美しい流れの風景とそこに棲む魚たちのことを思い出しておりました。 
 一迫川ならびに栗駒山周辺地域の皆様の震災被害からの早期復興を心から願っております。

 「一迫川の愉しい釣りを・・・ふたたび!」
 

 

 

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2008/06/13

ライズ夜景

 先週降った長雨による大増水から徐々に水位が下がって来た広瀬川本流も、初夏の暑さが戻った昨日頃からやっとこの時期の平常水位に落ち着いた模様です。

 毛鉤釣り師にとって"熱狂の6月"を迎え、、、日々の天候とホームリバー・広瀬本流の水位の上がり下がりに一喜一憂する毎日。。。
毎朝眺める川の様子に気もそぞろで・・・折り悪く入った急ぎの仕事も手に付かなく・・・ホント!困ってマス。。。

 良い釣り旅を楽しんでますか? 

Dsc02483
 この時期は遅い日没時間を迎えるまでの日差しが強く、さらに日中は蒸し暑い程の気温ならば、、、そんな夕暮れ時に登場する ヒゲナガ へ向かう山女魚達の強烈なライズに期待は高まって行く訳で。。。

 19時過ぎの日没を境に、川面へ夕闇が降り、そして穏やかな川風が吹くと・・・ヒゲナガの姿が現れ。。。そして、次第にその数は増えて・・・やがて川面中を白色の紙吹雪が覆うような激しい飛翔となる。。。

 大山女魚による川面を揺らすような微かな浮上斑紋。。。時にバシュ・・ンッ!と激しく。。。


 いよいよ6月も中旬に差し掛かり、そんな風にして盛り上がってくる釣り心へ納まる風景をひたすら鎮めるべく、、、業務多忙で川辺に出掛けられず過ごした夜半は 広瀬本流仕様のフラッタリング・ヒゲナガ-『逢魔が時』 の増産モードに入っていました。

 文字通り・・・暗中模索で数シーズンの試行錯誤を繰り返し一応のスタイルを見出した毛鉤だから・・・手前味噌ですが、、、ヒゲナガが激しく飛び回る夕暮れ時はナカナカの働き具合。。。 


Dsc02484
 でも、『逢魔が時』の本番時刻は完全な夜が訪れる20時を随分を過ぎてから・・・。
暗闇の川面に妖しくヒゲナガ・ピューパが流下し走り出す・・・そんな刻限。

 そのタイミングで流すべき流れに『逢魔が時』が入ると。。。


 ドスン・・ッツ!!    乗った。。。

 グン、、グン、、、重厚なローリングに続いて、白泡立つガンガンの流れに先の見えないフライラインが引きずり出されて行く。。。


 チッ、、、チイイイーーーーーッ、、、、、  チイイーーーーッ、、、、、

 HARDY The Prince 5/6 の激しい逆転音が暗闇の広瀬本流に響き渡る。。。


 美しい夕闇から漆黒の暗闇に移り変わって行く時刻、、、川辺に一人立ってみると不思議に波立つ心も落ち着くように感じています。  そう云えば・・・いつの間にか?夕暮れ時の孤独に怯え・・・を感じることも無くなったナ。

 夜景に目が利くようになったからかナ。。。いや、視覚以外の感覚で見ているというのか?夜景を感じているというのか?  そんな風にして、闇夜の川面に山女魚のライズを感じるウチ・・・にね。

 騙されたと思って、川面のライズ夜景をお試し下さい。。。但し、慣れるまでは仲間同士で安全な流れを選んで。。。
きっと驚くようなシーンが見られるはずです。

 6月の良い釣り旅を。。。


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2008/06/02

ナガレトビケラの教え

 明るい曇り空の下、吹いてゆく風にも・・・6月の暖かさ・・・が戻って来たようです。
そんな陽気に誘われ、、、作業の手を休めてWeb上の 広瀬川本流 のテレメーター水位を確認すると。。。おっ、、、こいつは、、、週末は長雨の為、あれだけ跳ね上がった流水量も穏やかな回復モードへ向かっているようです。

 気温も久しぶりに上向きだし、、、仕事も捗ったので、、、この夕暮れ・・・様子見に出掛けてみるか。。。

昨日、最上白川へ釣り旅に出たばかりだと言うのに、この春新調したウエーダーとウエーディング・シューズは乾く暇も無く・・・・・我ながら、正直、、、呆れています。。。


Dsc02481 18時30を回った頃、、、広瀬本流の川辺に到着。
低く垂れ込めた雲が上空にあって、夕闇は早めに訪れそうだった。。。

 昨日の最上白川の川水で濡れたままのウエーダーを急いで身に付け、広瀬本流では馴染みになった Hardy Graphite Marvel 7'8"#4 に DT#4を巻き込んだ The Prince 5/6 の道具建て。。。
全長で15ftとなった7Xのリーダーシステムの先糸には、増水によるナガレトビケラ、シマトビケラの集中羽化を意識した#16のヘア・カデイスをフリーノットで結束して準備完了。  昨日の最上白川でのナガレトビケラへのライズ・シーンが記憶に強く残っていた。。。

  さて、、、この夕暮れの集中羽化はあるだろうか。。。


 時計が19時を少し回り、早めの夕闇が川面に垂れ込めてくる・・・・・

 川面を走り始めた ヒゲナガ・アダルト の姿は・・・ごく僅かだが、深瀬プールの頭に泡立つ白泡の切れ目そして反転流に・・・山女魚達の密やかなライズの気配を強く感じている。

 瀬頭の上空にはガガンボが大量に湧き出ているが。。。ライズは見えない。

 未だ水位が高いのか? それとも・・・・・。
迷う内に、左手の甲へ気配を感じて目を遣ると、、、、、ここに居るゼ!、、、、、とばかりにナガレトビケラの姿が。。。

 なんと、、、この夕暮れに山女魚達が待っていたのは・・・・・お前なのか?


Dsc02480 夕闇の中、静かに膝上までウエーディングして立ち位置を決め、増水で白泡の沸き立つガンガン瀬と瀬脇の緩流の境に僅かに出来た反転流を目指して#16ヘア・カデイスを投射。

 夕闇を映し込む水面へ毛鉤が乗り、続く微弱なフラッタリングで・・・・・一発だった。

一拍送り込み、ラインを滑らせるようにセットフック! 

   ドス・・ンッ!!   乗った。。。

暗がりの水面下に大きな白銀が反転し、重厚なローリングに続く疾い動きでガンガン瀬の流芯へと突進する。 
 
   グン・・・グン・・・・・  ギュウーーーーーッツ・・・・・

大きく撓り込んだ Hardy Graphite Marvel が美しくロードされ、7Xの先糸に留まった山女魚をいなし続ける。

 こうして、、、幾度かの危険な疾走をかわし、、、ランディングするとネットに収まっていたのは、筋骨隆々で幅広な広瀬本流の山女魚。  増水に乗じて羽化して来る ナガレトビケラ・ピューパ をたらふく食べて肥え、銀ピカで流麗な魚体が印象的でした。


 読みが当たり嬉しい・・・反面、、、昨日の最上白川での経験が無かったら今夕の山女魚との出逢いも無かった筈ですから、、、そんな場面がまた広瀬本流にも在る事を教えてくれた ナガレトビケラ に再び感謝です。

 
 さて、これから・・・記憶が薄れないウチに ナガレトビケラのピューパ&アダルト を巻き貯めようかナ。。。。。

引き続き・・・6月の良い釣り旅を。。。


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白昼のライズ・リング~最上白川

Dsc02476  週中から週末にかけて降り続いた雨、そして三陸沖から吹く"山背風"により仙台は春先に戻ってしまったような肌寒さ。  一旦仕舞っていた暖房ファンヒーターを引っ張り出し、人心地付けていました。

 そんな長雨+寒さが襲来して、この週末の土・日は宮城県内殆どの河川が大増水して毛鉤釣りは出来無い状況に。

 久しぶりに午前中から釣りの時間を取っては見たものの、、、広瀬本流が駄目だとなると。。。今日は止そうか? 

 しかし、、、近頃は 雨雲レーダー と アメダス によるWeb上のリアルタイム・データを閲覧することが可能ですから、、、このデータへ週末に雨雲の比較的掛からなかった地域やその河川水位を併せてチェックしてみると。。。

 最上川水系・・・寒河江川のデータ、、、月布川、、、朝日川、、、まずまず。。。
 
 どうやら、、、奥羽山脈向こうの山形側が、、、その中でも最上地区はこの週末は降水量も少なかった為、河川水位に大きな影響が無い様子。。。

 最上川水系・・・真室川、、、小国川、、、んっ! これは。。。小雨程度だ。。。

 では、、、この春先届いた"山形県内水面共通入漁証 2008年度"も用意在ることだし、今シーズン初めてとなる最上地区のR47沿いの良さそうな川を試しに出掛けてみようか。。。


Dsc02472_2 ノロノロとモーニング・コーヒー片手にデータをながめていたら大幅に出遅れ、昼前に県境の峠を越えていました。

 薄日の差す曇空の下で、川に出会うと却って水が低いくらいの状況。

 気になっていた最上川水系の幾つかの川を見て回ろうと思っていましたが、結局、初めに立ち寄ってみた「最上白川 C&R区間」で、ナガレトビケラ・ピューパの大量流下に白昼堂々と繰り返しライズする魚を見付けてしまったら・・・・・釘付け状態。

 丁度、昼を過ぎた頃だったので、川辺の目撃者は自分だけ。。。

 早瀬のちょっとした流れにライズを見付けては、静かに忍び寄って幾分遠目からの投射。
7Xの先糸にフリーノットで結束された#18フローティング・ピューパ・クリップルが上手く決まれば吸い込むようなシッピング・ライズ!

 川岸に柳の作り出す影の多い区間を貸切でライズと遊ばせてもらい、午後3時30分過ぎ、イブニング狙いの釣り人が現れ、ついでに挨拶無く目の前に入って来て、ジャブジャブと立ち込まれたら、、、、、即・撤退でした。。。

 ま、、、今年初めて遠出した釣り旅なのだから、楽しく遊んだ記憶だけで十分。。。。。
白川ではモンカゲロウとヒゲナガの姿も日陰に見掛けましたから、、、これから面白くなりそうですよ。。。

   6月の良い釣り旅を。。。


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