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2008/04/27

雪代と代掻きニゴリ

 先週末まで波状攻撃のように訪れていた春雨前線は三陸沖に去り、この日曜日は待ち望んだ春の陽気が仙台上空に戻っていました。

このところ続いていた雨降りと雪解による出水、そして上流に位置する大倉ダムの緊急放水まで重なった広瀬本流はこの時期よく見る[ フロートが溶けたクリームソーダ ]色の流れ。。。これが平常の倍まで水かさを増して流れ下っており、未だ釣りに出るのは躊躇われる状況。


  
 さて・・・どうすっかナ、、、広瀬本流はまた後日のお楽しみにして。。。
やっと確保した休日は良い陽気になったんだから・・・久しぶりに近所の里川へ「ライズ巡礼」に出掛けてみるか。。。

Dsc02457

 薄手のフリースを羽織ったままだと、ジトッと汗ばむ午後の陽気に期待しながらクルマを走らせて行くと、道沿いの田圃では"代掻き"作業の風景があちこちに。。。そう云えば、耕運機やトラクターが農道を我先にと走っていたっけ。。。

 ありゃ! こいつは・・・・・。  マズイな・・・・・。

良い陽気になって喜んだのは、、、山女魚釣り師である自分だけではなかったようで。。。
まさに農作業するには最適な天候。。。


 案の定、、、アテにしていた里川辺に到着してみると、代掻きの強いドロニゴリが入っている。。。ついでに草取りされた葉っぱやら枯れ葦の類まで川面一面に。。。

 しまった!
て、、、コトは、仙台近郊の里川は何処に行っても同じ?

 まあ、毎春の連休前後はこうなる。。。と判っているのですが、その年の陽気によっては、この時期が若干ずれ込むようで、今年は例年に比べて1週間から10日ほど早まっているような気がします。


Dsc02455 仕方ないナ、、、ライズ狙いは諦めて、、、山女魚たちの視界が幾分でもマシな瀬のヒラキだけ叩いて探ってみよう。。。そんな流れなら、きっと毛鉤にも反応してくるに違いない。。。

 先糸にフリーノットで結束していた#18のクリップル・ダンを外し、このニゴリ水へ僅かでも目立つように1サイズアップした#16のクリップル・ダンに結び代え浅瀬に頭を見せていた石周りを探っていくと、、、ニゴリの中から山女魚が忽然と姿を現し、流れ下る毛鉤を穏やかな動作で捉えに掛かる。

  モヤ・・・ッ!

 山女魚が反転して 一拍 + 4/1拍 まで我慢して送り込み、ラインを滑らせながら聞くようにセットフック!

   グン・・・ッツ!   乗った。。。

 ニゴリの浅瀬を見えない山女魚は疾い動きで流れ下って行く。。。

   グン、、、グングン、、、キューーーウンッ   重厚なローリング。。。

 Review FC-8303改 が美しいベンディングで撓り込んでいく。。。


 こんな風にして、今日は幾つかの山女魚と出遭う事が出来ました。
楽しみにしていた「ライズ巡礼」ならぬ想定外の「代掻きニゴリ巡礼」になってしまいましたが、山女魚達はそんな流れにも自らの居場所を見付けていたようです。

 こうして、本格的な春が宮城の流れにもやって来たようです。
このままG.W期間中も田植え作業となるでしょうから、遠出の釣り旅で立ち寄る予定なら、予備候補の流れも心積もりが必要でしょうか。

 良い釣り旅を。。。

 

 

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2008/04/09

川風の釣り旅

 休日明けの月曜夜、丸々と太った60越えのフレッシュラン・サクラマス画像の添付されたeメールが携帯に着信。。。
おおーーーっ、、、太くてビカビカの白銀色に輝く綺麗な桜鱒。  いや~、、いいねー。。。  素晴らしい!

 ナニナニ・・・『中国料理・楓林(仙台市太白区JR長町駅前)の店休日に併せて、今度の水曜日は有給を取ったから・・・どこの川へ行く?』。。。って??。。。発信はなんと、、、長年の釣り敵 ブッシュマスターF じゃないか!

 うーむ、、、ヤツから解禁直後に某アーティストのライヴ・チケット手配依頼の連絡が在ったきり、、、相変わらずこの春もシーバス&アオリ系の塩ッパイ-擬似針釣りに入れ込んでると思ってたが。。。そうか、今度は桜鱒釣りをやってたか!

 しかし、、、ここ暫らくは山女魚と岩魚の川には出かけてない筈だから、、、ヤツの西洋毛鉤釣り道具はホコリ被ってんじゃないんだろか??  今時分の流れに必要な ガガンボの#20 や コカゲロウの#22 なんて毛鉤を持ってねえ~だろうし。。。

 今は、60越の砲弾型・銀ピカ桜鱒と云うより、、、冬景色の残る渓に春を探す山女魚・岩魚、、、って釣り心なのか?・・・ブッシュマスターFよ。。。
業務多忙な精密機器エンジニアなら、時に・・・再び自らを西洋毛鉤釣りの孤独へと置いてみたい境地もあるか。。。


Dsc02454 そんな訳で・・・昨夜、未だ仕事中のS氏まで巻き込んだ電話遣り取りの結果、、、久しぶりとなった3人の顔ぶれが揃う釣り旅へと出掛けることとなった次第。

 ブッシュマスターがドライブするこの春入れたばかりというピカピカの新車は峠を越えて、山形側の里川へと向かい記憶に残る幾つかの川と目ぼしい流れを拾い釣りして、更に宮城側の里川へと舞い戻り、ここでも記憶に新しい流れを拾い釣りして午後4時過ぎ、本日の3人の釣り旅は幕を閉じました。

 これだけ移動を繰り返してみた・・・と云うことは・・・本日、山形の里川にガガンボやカゲロウ達の姿は疎らで本当の春は訪れていなかった様で。。。

 でも、、、車内の空気がとてもノンビリしていた良い釣り旅でした。


3人が互いにそれぞれの釣りへと向かう内面を理解しているからこそ、ベタベタと心は群れていない・・・春の川風が吹いて行くような爽やかな心の機微が楽しめる釣り旅。。。

Dsc02451
 年輪を経て柔らかなイメージのループがS氏のG653から繰り出され。。。

   正確で鋭いループがブッシュマスターFのRB863から。。。また

里川辺の枯れ葦の上空で、それぞれのループが一往復して投射されて。。。再び移動して行く。。。


 変わらない二人の個性とその釣りの充実を感じさせるフライラインの軌跡がこの春、自分の記憶となって残りました。


 孤独な釣り心が癒せる・・・そんな川風を感じる釣り旅を、、、また。。。


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2008/04/05

黄昏ライズリング

 先週末~週初めに掛けて訪れた寒気が過ぎれば、、、ふたたび仙台は早春の陽気に包まれ、ほんのりした春の暖かさも戻って来ました。

 Dsc02446 夕暮れに余韻を引くような春らしい暖かさには未だ程遠いですが、この何とも・・・「川風の絶妙な暖かさ」は難しいライズの攻略を夢見る毛鉤釣人を奮い立たせます。

 今夕もそんなシーンを目指して、川辺に駆け付けると・・・。

  午後6時15分、、、山影に西日も覆われ、夕闇が川辺に忍び寄ってくる。。。。。

  藍色に沈んでいく薄暮の川面にはひっそりと始まった山女魚達のライズ。。。。。

    パシッ! 、、、   ふたたび ピシュッ! 、、、


 HARDY / Paracona The Marvel 7'6"#4 から繰り出される #22のガガンボ・パラティルト がライズ・リングの上手30cmに投射され、水シワの複雑に絡み合う暗緑色の川面をゆったりと流れ下って行く。。。

 微かに判別できる極小の毛鉤。。。

    ピシッ! 。。。 毛鉤に向かってライズは起きた!
  

 一拍送り込み、ラインを滑らせるようにして穏やかなセットフック動作。

    グンッ! 。。。。。 乗った!


 水面は弾け、薄暮の中に白銀を散らせながら山女魚は疾った。


 
 桜花を未だ見ない早春の夕暮れに起きる、ごく僅かな時間だけの濃密なライズ・ゲーム。
幻のような 『山女魚達の黄昏ライズリング』 を皆さんはご存知だろうか?


 さて、、、今夜もこれから急ぎの毛鉤巻きをするようです。
いよいよ、アツクなって来たようです、、、川辺と、、、山女魚と、、、そして自分が。。。

 良い釣り旅を。。。 
  

 

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