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2008/03/16

雪代の季節

 先週初めから続く春の陽気で宮城県内の河川も雪代の第一波を記録して、自宅前を流れる広瀬本流でも週中頃より急激に水位が高まっていました。

 この冬の寒さの影響で、仙台市内の広瀬側水系の山沿いは結構な積雪量となっていますから、ここ暫らくの間は日差しの強い日が続くとさらに多くの雪代が出て来そうな気配。  自分にとって広瀬本流域での毛鉤釣りはこの雪代が治まり始める4月中~下旬、水位が落ち着き始めて夕暮れ時にコカゲロウと小型のマダラの姿を自宅ベランダで見かけるようになって、やっと始動の合図となります。

 そんな時が来るまで、この3月中は毎朝に晩に散歩がてら川辺を歩き、水棲昆虫の羽化の様子と川面でのライズの有無を確かめては毛鉤を巻く・・・いわば、シーズンインに向けて"自主トレ"のシーズン。

 川底の状態から川面に発生する水ヨレを見て流下コースを読み、対する自分の立ち位置を決め、イメージの中で毛鉤投射とこれに続くリーチ+メンディング動作。。。


Dsc02044
 しかし、、、そんな"自主トレ"ばかりでは山女魚相手の実戦勘が鈍る・・・と、暖かな日差しの残った午後3時過ぎ、毎春先に訪れている里川へと出掛けてました。

 混雑した市内の幹線道路で時間を食って、午後4時過ぎ、目的の里川へ到着。

弱くなった日差しも傾き始め、早速、見当を付けていた深瀬から続くプールの西日の反射が眩しいヒラキへと偏光グラス越しにライズを探してみる。

  あちゃ~、、、ライズが無いヨ。。。ユスリカはブンブンと川面を行き来してんだけどナ。。。
 
  まあ、ハナから期待してなかったが、、、雪代も入ったようだし、やはり、未だ時期的に早いか?!
  しかし、、、このプールには山女魚がきっと入っている・・・絶対にここしかない筈なんだが。。。

 薄く雪代特有の水色が入り水位が高くなった川面を眺めながら、タバコに火を点け、残り時間で移動可能な近隣の里川を幾つかリストアップしては、ここで待つのか?それとも移動するか?を逡巡してみる。

タバコ一本をゆっくり吸い終えた頃には心が決まっていた。

  ダメモトだが・・・・・昨春先、遭遇したM川での薄暮時の激しいライズと同様が在り得るから、、、

クルマに戻り、新調したウエーダーを装着し、愛用の Review FC-8303改 を継いで HARDY FeatherWeight から#3のラインを引き出すと・・・・・今夕、出逢うライズへの確信が込み上げて来る。

 全長で16フィートのリーダーシステムの先糸には#22のコカゲロウ・クリップルをフリーノットで結束して、浮力剤と沈下剤を施し、準備は完了。


 川辺の枯れ草の上に姿勢を低く押さえ、幾分強い西よりの川風に吹かれながら夕暮れ時を待っている。。。。。

そして、時計は午後5時30分を廻り、日差しも隠れ、川風が止むと。。。

  果たして。。。

  深瀬から続いた強い流勢はプールに入る複雑な底石で次第に弱まり、複雑に絡み合いながら更に弱まって行く辺りで、、、、、

  ポツーーーン、、、、、ポツーーーン、、、、、と立て続けの リング・オブ・ライズ 。。。

  左手に押えていた7Xの先糸と#22のコカゲロウ・クリップルを開放し、一往復の川辺と平行したフォルスキャストを行ううちに、またもやライズ!

  ポツーーーン、、、、、

  ライズの主は一つだけのようだ。。。薄暮に浮上し夢中になってミッジを貪っている。。。


下流側に見えたライズ位置まで12ヤード程。  一発で出さないと、もう、、、後は無いだろう。。。

  #22のコカゲロウ・クリップルはライズの上流側30cmに静かに着水し、、、ドリフトして行く。。。
  左手のラインをフリップしながらパドルメンド、、、

  ウイングの色が薄暗がりの川面へ微かに見て取れる。。。


  ポツーーーン、、、、、川面を行く極小の毛鉤が消えた!


FC-8303改を静かに持ち上げ、ラインを滑らせながら穏やかなセットフック!!

  グンッ!  乗った。。。  

  グン、、グン、、、グン、、、ギューーーウッ・・・・・

  このローリングは、、、確かに、、、山女魚だ。。。


 薄暮の中、暗緑色の流れから白銀に輝く魚をネットに収めてみると、春色を纏い始めた流麗な里川・山女魚。
こんな美しい山女魚だったら、夕暮れまでの長いライズ待ちをした甲斐もありました。


 辛らくも、、、今夕はシーズン初めてとなった山女魚と出逢うことが出来ました。
まあ、これも解禁から続いた "自主トレ" のお陰でしょうか?  また明日から続けないと・・・。


 3月の良い釣り旅を。。。

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