6月の夕暮れ

この週中から週末にかけて仙台では断続的にダラダラと雨が降っては止み・・・の繰り返し、、、その影響で先週末頃から徐々に下がり始めていた広瀬本流の水位がまた一気に雪代の盛期くらいまで上がって、それまで集中的に発生していたコカゲロウのハッチに向かう「山女魚」達のライズも 降雨中断 の憂き目に。。。
いや~、、、まいったナ。
まあ、川辺に立てない時は、残り少なくなっていた極小コカゲロウ毛鉤の補充を頑張ろうか。。。
そしてやっと雨も上がった昨夕、水位が未だ高い状態の川辺を手ブラで様子見してみましたが、ライズしていたのは・・・プール・ヒラキで起こる小型のウグイと虹鱒のモノばかり。
未だ、流れには山女魚達の関心を水面に向けさせるくらいの水棲昆虫の流下量が無かったようです。
しかし、、、、、山女魚の気配がいつもの流れに見えない。
タイミング的には広瀬本流にもそろそろ稚鮎が漁協によって放流される時期。
もしかすると、既に先週末頃に放流されているのかも? そうなると、、、ちょいとマズイな。。。
毎年経験するのですが・・・稚鮎が放流されると、、、山女魚達の食性は流れの中に突然・大量に現れたベイト・フィッシュ=稚鮎へと向かってしまい、、、この鮎達が流れの環境に定着し、そして山女魚達も再び流下してくる水棲昆虫へと関心を向けるまで暫らくの時間・・・西洋毛鉤人は 難しい釣り を強いられることになります。
一度でも稚鮎を食べる事を覚えた山女魚達はどんどんこの高栄養な餌だけを捉えながら大型に育ってゆきますが、再び水面にある毛鉤を追い始めるようになるには、ヒゲナガなどの大型の水棲昆虫の圧倒的な大量流下の時期を待たなければいけません。
そんな訳で、人為的な要因による山女魚の食性変化についてもこれからの時期は勘案しなければいけなくて・・・本当は面白いけれど・・・ツライことになって行くんだよナ。。。

今夕は昨日より幾分か水位が下がったのを自宅ベランダからの目視とPC上のテレメーター数値で確認して、毛鉤竿を片手にいつもの流れを偵察して来ましたよ。
曇り空の下、流れに目視出来た水棲昆虫の羽化量は未だ本当に少なく、夕暮れを迎えた広瀬本流は静かに流れ続けていました。
僅かに確認できた穏やかな深瀬の葦脇に起きたライズ、、、そして白泡の立つプールのヒラキ底石の前のライズ、、、それぞれのライズへ丁寧にコカゲロウ毛鉤を流し込み、幾つかの広瀬本流の美しい山女魚と出会うことが出来ました。
セットフックと同時に大きく撓んでゆくRevew FC-8303改 、、、、、
夕闇を映し込む暗緑色の川面に明滅する白銀 、、、、、
薄墨を散らしたような山女魚のパーマーク 、、、、、
暗闇に飛翔するヒゲナガの印象的な白 、、、、、

帰り足、夕闇の中でプールの流れ込みのスカムラインに起こる微かなライズへ毛鉤を流すと、、、このところお馴染みになってしまったヒレピンの虹鱒で、、、その強烈なファイトに寒河江のモンスター虹鱒を思い出してちよっと嬉しく、そして・・・山女魚ではなかったコトが大いに悲しく・・・悲喜こもごもの夕暮れでした。
広瀬本流に棲む山女魚の食性について、、、特に稚鮎の放流直後の食性の劇的な変化について、、、これから流れに起きる水棲昆虫の羽化推移と共に、もっと観察して行きたいと思っています。
それこそ、夕暮れ時はアッという間に流れの表情が変わりますから・・・
川辺に立って流れの様子を見ていると本当に飽きませんね。。。。。
これが自宅から歩いて5分も掛からない 山女魚が棲む川 ですから、毛鉤釣り師としては幸せこの上ないってトコでしょうか。
良かったら、一度遊びにお出でください。
良い釣り旅を。。。。。
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