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2007/05/11

薫風の夕暮れ山女魚

 今日は朝から良い日差しが出ているのに強い北風が吹き荒れてました。

昨日も仕事帰りに 広瀬本流 へと立ち寄り、いつもの流れを伺って見たのですが、このところ続いていた陽気で上流にある満水状態の大倉ダムへと急激に雪代水が入り込んだ為に貯水量調整の緊急放流となったようで、水位は朝の状態と比較すると倍程も高くなり、毛鉤を流す状態ではありませんでした。

 川辺で暫らく様子を見ていましたが、ハッチも全く見当たらず、、、、、ゴウゴウとした水の流れが続いているだけ。。。

 明けて、自宅ベランダから見える今朝の広瀬本流は、昨日の大規模な大倉ダムの放水も収まって、水位の頃合や良し。。。しかし、今度は強く冷たい北風がビュウビュウと・・・・・。

 まあ、夕方に掛け幾分でも風が弱まるようなら、また広瀬本流の川辺に立ち寄ってみようか・・・ハッチの様子見ついでに・・・。   恐らく、こんな荒れ模様の天候だと水棲昆虫達の羽化もそんなタイミングへと集中してくるに違いない。。。きっと、自分が待ち望むヒゲナガも。。。

 さあさあ、、、取りあえずは遣り掛けだった急ぎの制作作業に取り掛かってと・・・。

こうして、三陸沖にある低気圧へと向かって強く吹き荒れる北風の中、午後遅くまでデスクワークを集中することに。

Dsc02159

 午後も遅くになって、緊急の要請が入り、クルマを飛ばして指定された街中のブリーフィング会場へ。

 この緊急ブリーフィングがやっと終り、気になる時計を見れば既に午後5時20分。
ありゃ~、これはヤバイな。  ガッカリしながら駐車場からクルマを出して渋滞の中を走り出すと・・・・・風が弱まっている!  良い感じだ。。。

 しゃあねえ、、、このまま様子見だけとなりそうだけれども、、、川辺へ行ってしまおう。


 広瀬本流のいつもの流れへと到着したのが午後6時を少し回った頃。
夕暮れで陸風から海風へと風向きの切り替わるタイミングにちょうど間に合ったようです。
つい先程まで強いと感じた北風も何とか毛鉤を振れそうな弱さにまで収まり始めていました。


 急いで、ウエーダーを着けて釣り支度を整え川辺へと駆け付けてみると・・・・・セキレイやツバメが夕暮れを迎えた川面を飛び交っている。
昨日の増水していた川辺では見られなかった光景。

 流れを見渡すとザーーーっと流勢のある深瀬の流芯から ウエノヒラタカゲロウ が続々と飛び出している。
セキレイやツバメはこの羽化タイミングが在ることを知っていたようだ。

 しきりに川面を行き来しては、流れに現れてくるカゲロウをついばんでは飛び去って行く。


Dsc02164

 と・・・・・すると、、、、、水面下でも山女魚達が。。。。。このヒラタのハッチを。。。。。

 急いで毛鉤収納箱から 羽化途上のヒラタカゲロウ を暗示する水面からブラ下がりタイプの毛鉤を取り出し、フリーノットで6Xの先糸へと結束する。

 膝上まで静かにウエーディングして、愛竿 HARDY Graphite-Marvel 7'8"#4 の竿のしなりを感じながらループスピードを抑えたバックキャスト、、、、、そして風に向かって幾分スピードを上げた10ヤードのフォワードキャスト。。。

 複雑な流れのスリックを意識した、上流側への大きなリーチ、、、、、パドルメンド、、、、、左手にツイストしたラインを繰り出しながらもう一度、、、、、毛鉤は夕闇に包まれた深瀬流芯脇の緩流を漂っている。


 流れに沈む底石のヨレに差し掛かった時、何かが流れる毛鉤へと忍び寄り、穏やかにそれを捉えに掛かる。

   モヤ・・・ッ!   流れる毛鉤が水面下へと静かに没した!


Dsc02167
 一拍の間を意識して、ラインを滑らせながら竿全体のトルクでセットフック!

   ドスンッ!。。。。。

   グン、、、グン、、、ギューウーーーーッ、、、、、
   広瀬本流に棲む大型の山女魚特有の重厚なローリングファイト!


   乗った。。。。。


 ギラッと水面下に鈍く大きな白銀色が反転し、強い流れを疾い動きで突進して行く!!
HARDY The Prince の逆転音。。。ギッギィーーーーーッ、、、ギッ、、、ギィーーーーー、、、

夕闇の中、風に波立つ流れを切ってのびるラインの先で大きな白銀色が明滅する度に HARDY Graphite-Marvel がグリップ上から大きく撓り込んでは応酬する。。。


 最後は腰下まで流れに浸かってランディングネットにやっと収まったのは、白銀色に全身が染まった太く幅広で側線沿いの薄紅色も流麗な広瀬本流の山女魚。  
狙い通り、、、風が強いこの夕暮れに水面下で集中羽化してくるウエノヒラタのイマージャーを捕食していたようです。


 この後も、夕闇が視界を閉ざし切るまで、同じような流れで 美しく力強い広瀬の山女魚達 といくつもの出逢いがありました。
そう考えると、五月の夕暮れに吹く 羽化呼びの薫風 の釣りも・・・ナカナカですよ。

 今夕、闇に沈む川面に待ち望んでいたヒゲナガの本格的な羽化も確認出来ました。
そして、いよいよ、、、、、広瀬本流仕様「逢魔が時」の出番となります。


 みなさんも良い釣り旅を。。。。。


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