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2007/03/31

ライズ招きの水仙

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 彼岸から続く家族揃ってのインフルエンザ騒ぎ、そして4月から始まる制作業務の至急作業で・・・ここ暫らくは通り掛りの川辺へ立ち寄り、ちょいの間を様子見するだけの毎日。。。

 川辺に立っていない日々はやけに仕事中のタバコの消費量が増え、ストレスが肥大していくばかりで如何したものか・・・と悩んでは、気付くとまたタバコに火を付けて。。。の無限ループモードに。

思考構造がハングするのは既に時間の問題といった精神状態でした。  ホント、、、釣りバカに付ける良い薬が在ったら欲しいとこです。   その後、良い釣り旅を続けてますか?


 あれから、仙台周辺の流れでは、、、先週末の低気圧通過に伴う強い南風と雨降りによる増水は水棲昆虫達の活動の引き金になったのか、その頃を境として日毎騒がしくなって来たようです。


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 雨の予報となった今夕、朝から取り掛かっていた制作作業が一段落したので、今にも泣き出しそうな曇り空の下を車を飛ばし、昨年から春先のライズ巡礼地として目を付けている里川に出掛けてみました。

 先の吹雪となった折にも楓林・S氏と立ち寄ってみた農場裏のプールに車を止めて眺めていると・・・ライズを発見!

     パシュッ!

 くう~っ、、、釣りストレスを背負い込んだこちらを尻目に、いかにもリラックスしたフォームで・・・さらにまた一発・・・ライズ!

     コポンッ!

 う~っ、、、川の様子だけ見てM川堰堤下で本番・・・と考えてましたが、心地よく甘く耳に響くあのライズ音!
そして、、、さあ、遊んで下さいと誘わんばかりの・・・ライズフォーム。。。

さらにまた一発・・・ライズ!

     ピシャッ!

 時計はもう直ぐ午後4時30分になるところ。
川面にハッチしている姿は見えないがあの水面直下に摘むようなライズの様子だと、ガガンボか大型のユスリカの流下が始まっているようだ!


 M川堰堤下の様子も見たいが、、、このライズもやりて~。。。
その時、プール流れ込みに位置する底石がゴロゴロする流芯下層でいかにも大型らしい魚影が一瞬ギラッ!と鈍い白銀色を放った・・・。  イイのが流下するピューパを捕食してる~~~!


 急にライズの数が増えたようだ!  流れの上下あちらこちらにライズが見える。
 コポンッ!  ピシャッ!  パシュッ!

 プツリ!!   自分の中で釣り心のスイッチが入ってしまった。
有無を云わずウエーダーを装着し、毛鉤竿の支度をするが早いか、あっという間に先糸へミッジ・パラティルトのガガンボ-タイプを結束して川辺へと駆け付ける。


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 先糸と毛鉤へのフロータント+シンク処理を施し、29年目の愛竿HARDY Graphite-Marvelで今夕の一投目。
スローなモーションからラインを送り出しそしてレフトカーブ続く上流側へのリーチ。。。

 極小毛鉤を複雑に歪んで流れるフィーディング・レーンに乗せ、直前、対岸のテトラ際に見えたライズへと流し込んで行く。。。

          モコッ!

 無意識の内に、一拍送り込んで極小毛鉤特有のセットフック!

グンッ!。。。乗ったー。。。


  狙い通りのライズ位置で春色を纏った美しい山女魚が出てくれました。
今春、この川では初めての山女魚でした。

それから、いくつもいくつも続くライズと遊ぶ内に、、、暗くなった空から柔らかな大粒の春雨も降ってきましたが、雨具を付ける時も惜しくて、ズブ濡れのままで山女魚達が熱狂するライズの見えなくなるまで夢中で釣り続けました。


 山女魚達のライズも収まり夢中の釣りから醒めての帰り時、フト、、、気付けば足元には一面冬枯れ色に沈む中、一点だけ麗しい八重の水仙が咲いていました。

もしかすると、、、その花色である黄色が幸運のライズを招いたのかも・・・と帰り道の車で思い当たりました。
柔らかな春雨が降る夕闇の中に咲いたライズ招きの水仙。。。

 皆さんも出掛けた先の川辺で幸運色と出逢えますように・・・。
そして、この春も良い釣り旅を。。。


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2007/03/23

早春のライズ巡礼

 春分の日を越え、仙台周辺も3月中頃から続いた真冬並みの寒波を抜け出し、やっと暖かい日差しが戻って来ました。
しかし、雨がここ暫らく降っていないせいか? 広瀬川は干からびています。

 先夕、仕事の帰り足で広瀬本流のいつもの流れに立ち寄り、夕暮れまで川辺に腰掛けてライズ待ちをしてみましたが、流れは水量の少ないジンクリアな水色でひっそりと静かに流れ続けていました。
ユスリカ達が川面に走っては居るのですが、未だ山女魚達は動き出していません。

 [ 水清ければ不魚住 ]とはよく云ったものですが、降雨や雪代などでフレッシュな水が入って活性が上がり、そして水量が穏やかに増えてくれば、広瀬本流もまた違った表情を見せてくれる筈です。

 正直、、、一雨、降って欲しいところです。

Dsc02019 さて、暖かな日差しとなった今日は午後から隣県への出張仕事。  春の改編後をにらんでの業務調整で媒体との打合せです。

 上手くスケジュールが進めば、、、帰り足に1年振りとなる K川 に立ち寄れるか。。。と、あくまで念の為の準備として(?!)、、、トランクには毛鉤道具一式を仕込んで出発となりました。

 往路の高速道から見えた Y川 続いて M川 、更にちょいと走って K川 は春の午後の穏やかな陽光を受けキラキラと輝きながら流れています。   葭原の中をイカニモ!の瀬とプールの連続する魅惑的な光景。。。   

 クウ~ッ、、、何れの川もいい感じだったね~。。。
チラッと、、、深みのあるプール・ヒラキにライズを見たような気がします。

「これは、、、部長には悪いけれど、、、長くなるようなら、打合せは途中で切り上げだナ! 切り上げ!!
陽のあるうちに急いで戻って、川辺へと駆け付けないと!」
こうなってしまうと・・・ココロは既に西洋毛鉤釣り師へと変身しています。


Dsc02023 K部長との打合せをバタバタと強制終了?し、K川の川辺へ取って返したのが午後4時15分。

 例年、春先に立ち寄っては山女魚と遊ぶ川辺に車を止めると、思った以上に風が強く吹いています。
低気圧から伸びた前線が上空を通過する際に起きる北風でした。  

 透き通って水底の見渡せるジンクリアとなった川面に北風が吹付けて、川からは生命反応が感じられません。
「水色も綺麗過ぎる。。。」

 往きの車窓から見た時にはあれほど魅惑的だった流れの光景でしたが、実際に水辺へ降りてみると未だ冬の装い。   暫らくの間、北風の吹きつける川辺に車を走らせて見ましたが、、、どこも未だ地合では無いようです・・・。

 ありゃ~、、、仕方無いか・・・。
帰りながら、M川の様子もついでに見ていこうか。。。


 M川の川辺到着は午後5時15分。。。
早春の陽も遠く見える奥羽山脈に差し掛かり、間もなく日没。。。夕暮れを迎えます。

 M川の小落差の堰堤下の流れも西日を受けながらK川同様にキラキラ輝いてましたが、なんと!水色が入っている!
これは!と・・・エンジンを止め、そして仕事着のまま川辺へ佇んで、タバコを一服。
  フーッ、、、この一服も。。。今日は滲みるネ。。。プール・ヒラキでライズでもしてないかナ?

 先程まで吹き荒れていた北風が、日没を迎えて幾分穏やかになって来たようです。

 しかし、、、やはり、、、ダメだったか、、、ライズも見えない、、、
日が翳って急に肌寒さが増して来たようです。


 さあて、、、帰ろうか。。。
車に戻り、エンジンを始動し、ウインドー越しにダメ押しの目を流れに向けると・・・・・。

 ピラッ!

 ・・・・・んっ、今!   ・・・・・ライズ?   ・・・・・見間違いだろ!?

ブレーキを踏んだまま、、、更に流れを凝視していると・・・・

 ピュッ!  微かな水しわのような・・・・・待望のライズが!!!!!


Dsc02025 何と!  薄暮のライズ・シーンをこんな春先に見かけるなんて!

 慌てて車のエンジンを止め、、、ウエーダーを装着しないまま急いでトランクから毛鉤道具を取り出し、、、川辺へ駆け戻って、、、興奮に震える指先で7Xの先糸へ ミッジ・パラティルト を結んだ。。。
 ここから完全な日没まで・・・時間との勝負だ!

 風の拭きつける中、堰堤下の白泡の切れ目からプールのヒラキへと、、、流れが撚れる辺りの僅かなフィーディング・レーンで断続的にライズは起きた。
既に、視界の中には夕闇が入り込んでいる。

 革靴のまま、飛び石伝いに 望む立ち位置 へとにじり寄って行く。。。
流れの中に頭を出した旧いテトラポットの残骸に両足を乗せ、位置を決める。
危なっかしいが・・・・・ここしかない。。。

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 2投目までを風でフィーディング・レーンから外し、執念の3投目。。。もう夕闇が隣に居る。。。

白泡から続く流れの撚れを#20の毛鉤がふわふわと押し流されていく・・・・・レーンへ入った。。。

 瞬転、、、ピラッ!

 一拍送り込んで、、、極小毛鉤特有のトルクを加速してゆくセットフック!!

 グンッ! 。。。乗った!

 魚が走る度に夕闇の流れへ白銀色が散って行く。。。

 極小毛鉤による皮一枚のフッキングを気遣った丁寧なやり取りの後、ネットに収まったのは白銀に染まるM川の山女魚。   この流れでも厳しかった冬から少しずつ春色を取り戻し始めていたようです。


 早春の夕暮れに巡り合った貴重なライズ。
来る日毎に、流れへ少しずつ、僅かずつ、、春が見えて来ました。


 早春のライズ巡礼の小さな旅はまだまだ始まったばかり。。。
明日の流れはどんな表情で迎えてくれるのでしょうか?

 良い釣り旅を。。。

 

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2007/03/14

春待ち山女魚~3/14

 昨夜は、久しぶりの一日中となる釣り旅の前夜とあって、極小毛鉤のタマ数を揃えようと遅くまで頑張りました。
巻き進むウチ、フト、、、バイスの先端にある小さな鉤へ焦点が合わなくなったナ・・・と。

 疲れ目か?、、、と普段使うメガネを外して、極小の鉤を眺めてみると・・・こっちの方が見易いじゃん!
もう一度、メガネ越しに見ると、、、見辛い。。。

 ん~~~、、、もしかすると、これが世間で名高い“老眼=ROGAN”初期の自覚症状ってヤツか!?
そう云えば、、、昨秋のイブニングの暗闇の中で、それまでは何気なく毛鉤の目途に先糸を通していた筈なのに、えらく糸通しに手間取った場面が在ったナ!、、、と思い返してみたり。。。

 ま、ここまで来てジタバタしても始まらん!
近い内に眼科の門を叩いて、“老眼=ROGAN”用のアイケアをしてもらうことにしましょう。
春先、極小の毛鉤を川面に見る楽しみが無くなったら・・・それこそ大変だからね。。。
しかし、、、“老眼=ROGAN”って呼び方に、ちょいと 人生の秋の訪れ を感じましたよ。

 これを読んで、フッ・・・と笑っているキミたちだって、、、何時までも若くは居られない、、、のだよ。
晴/雨.Blog読者の皆さんも、タックルのケアと共に自身のアイケアをお忘れなく。
  

 
Dsc02012_1

 そうそう、、、「極小の世界」の続き・・・でしたね。

 中華-楓林のご主人S氏との今朝の待ち合わせが8時30分。
「いや~、スゴイ天気ですね。」がお互い朝の第一声。

 何せ、遠くに見える山沿いの上空にはブ厚く薄暗い雪雲が居座り、おまけに雪混じりの強風が吹き荒れている・・・と来たもんだ。

 どちらから云うとも無く、車は雪雲の方を目指して突き進み、気付けば横殴りの雪風が吹く川辺に到着していました。
川沿いの梅の枝にはチラホラと花が咲き始めていますが、冬に逆戻りした天候の下では少々場違いな風景。
梅に鶯・・・ならぬ、雪見で一杯・・・といったところでしょうか。

 しかし、、、本格的に寒い!

こんな吹雪いた天候の中、心当たりの川辺に止めた車から降り、ライズ探索しては移動、そしてこれまでに実績の在る目ぼしい流れに立っては極小毛鉤を川面に投げ入れ、降り積もった川辺の新雪を踏みしめては流れを探って行く。

 今度こそ、、、、、今回は、、、、、ホラ、出ろ、、、、、これならバッチリ、、、、、おかしいナ、、、、、
ライズへの淡い期待が時間の経過と共に疑心暗鬼に染まって行く。。。。。


 午後遅くを回った幾度目かの移動で、先回訪れていた○○川の流れに到着。
「さすがに、今日の天候ではダメだろう・・・」

 S氏は既にUPの体制。 「Nobさん、やってみたら・・・」
あきらめ半分で新雪の積もるヤブを踏み締め、そして川辺に出てみると・・・・・

 雪交じりの強風が吹きすさぶ川面に、、、、、ピシャリ!  モコッ!! と散発的な、そして釣り心を揺さぶる待望のライズが・・・・・Dsc02013_1


 いや~、ビックリ。
後ろでこの様子を見ていたS氏も驚いている。

 眺める間も散発的なライズが・・・。

 しかし、、、この後が長かった。

強風が断続的に吹き荒れ、水面での勝負を見切って水面直下のユスリカピューパを試し、ミッジニンフに切り替え、一旦場を休ませ再びのトライ。

 夕暮れが近づいたせいか?
先程まで吹き荒れた雪交じりの強風が弱まり、大粒の雪が静かに舞い始めた。

 もう既に、川面のライズは静まりかけている。

昨夜、用意した ミッジ・パラティルト を7Xの先糸に結び換え、目指すライズへと投射。
3投目までを強い風に煽られ、フィーディング・レーンから外している。

 静かに毛鉤をピックアップして、4度目のトライ。。。。。
風の間隙を縫って幾分ループスピードを早めた投射。

 上手くレーンに入り、続くドリフト。。。

   モコッ!  水底から反転するようにしてライズ!!

 一拍送り、そして極小毛鉤特有のテンションを加速させて行く静かなフッキング。

   グンッ!。。。乗ったー!

丁寧なやり取りの後、ネットに収まったのは居付きの山女魚。
冬を越えてオリーブの春色に染まった魚体が印象的でした。


 この山女魚を眺める内に、、、暖かな春の陽差しの風景が込み上げて来ました。
山女魚達もきっと春色を纏いながら、春の流れの訪れを待ち続けているのでしょう。

 晩冬の極小毛鉤 から 春先の蜻蛉毛鉤へ ・・・
蜻蛉達が現れる季節、この流れをもう一度訪れてみたいと思います。

 良い釣り旅を。。。 

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2007/03/13

極小の世界

 週始めより東北上空には寒波が居座ったままとなって、季節はまるで真冬に逆戻りしたかのような天候。
一昨晩、そして昨晩と仙台の市街地でも雪が降り積もりました。

 今週末にも寒波が去り、この寒さが和らぐと山沿いに積もった雪が溶け出し、それが雪代となって一気に広瀬本流にも流れ込む筈です。

 待望した雪代水の到来は、川のコンディションを整える為の大切なプロセスなのですが、山女魚達がこの環境に馴染むまでの一時、しばらく釣りにならなくなることもしばしば在って・・・。

 少々、嬉し悲しの心境でした。

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 左は、こんな雪代の出始め時期の頃、未だ水位が高くない時分に活躍する極小毛鉤“ミッジ・パラティルト”。
左手人差し指の指紋が識別できる位の接写で、この大きさ。

 ごくごく薄くハックリングして、ボディの水馴染みを狙っているので、毛鉤が着水した瞬間から使い手の望む姿勢を維持しながら流れに乗ってくれる筈です。

 ハックルとウイングポストの付け根だけに液体浮力材を極少量だけ。。。これを 7Xまたは8X の浮力調整済みの先糸にフリーノットで結束して、目指すライズへと流し込めば、、、、、


 さあ、、、思惑通りに、行くのか。。。


 いよいよ、明日。
雪の降り積もる、北風の吹く川辺で・・・極小の世界・・・を愉しもうと思います。

 良い釣り旅を。。。


 

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2007/03/08

晩冬の夕暮れゲーム

 昨夕のコト、、、今にも雪が舞い降りそうな空模様の下、寒さに震えながら外出先より戻り、すぐさまデスクに向かって今週末に掛かる急ぎの業務スケジュールを調整していると、、、

プルルル、、、『あ~Nobさん? 今、電話してて大丈夫?  今ネ、釣り帰りに例の温泉から上がって○○川を通りかかったもんだから、橋の上から川を覗いて見たらさ・・・ライズしてるの・・・見付けてしまったんだヨ。。。プールにサ! それで、これから遣って見るつもりなんだけど、結果をお楽しみに!』、、、と 中華-楓林・S氏 から緊急の現場中継予告が・・・。

 そうか、、、そう云えば今日は水曜日で中華-楓林の定休日だったんだ。
S氏も好きだよナ。。。こんな極寒・雪降りの日に。。。あそこらの川辺じゃ標高も高いから北風ピューピューで氷点下じゃないの??

 うう・・・っ、想像しただけでも、、、悪寒が。。。
それにしても早いトコ、、、作業済ませてしまわないと・・・。

5分後、再び、、、プルルル、、、『ちくしょ~、くやしぃ~、、、ヒラキ側でミッジに5回出たんだけど、全部スッポ抜け! 大きいのが一発目に出てキテ・・・もうメロメロ。。。 ナニか?良い作戦は無い? えっ・・・パラティルトの極小サイズ? あ~、アッタ! ウン、これでやってみっから・・・。』

 電話の先のS氏は氷点下の中、川辺で相当アツクなっていたようです。
ああ~っ、それにしても早いトコ、、、作業済ませてしまわないと・・・。

またもや、その5分後、三度目の、、、プルルル、、、『ダメ! 流したら一発でデカイのが、ぬう~ッと出てモッコリと咥えたのに、反射的に早アワセしちゃった、、、あ~、、、ちくしょ~、、、今夜は眠れね~カモ。。。
 ゼヒ、、、近日中に・・・俺のカタキは討ってね。  もう、帰るから後はヨロシク。。。  じゃ、またネ。』

 電話を切り、デスク脇の時計を確認すると時刻は午後5時を指しています。
そして、窓から見える風景には既に夕闇が漂い始め、疎らな雪も混じり始めていました。

 
 そうか、、、あの流れの状況なら、S氏が見たというミッジの大量羽化も可能性あるか?
きっと、この寒波で本来出るはずの雪代も抑えられて、山女魚達はライズしてたのかも・・・。

 う~ん、、、後を引き受けて、、、同じ状況で釣りするとしたら、、、寒波が居残る明日中に何とかしないと・・・。
あっ! それには、、、早いトコ、、、遣り掛けの作業済ませてしまわないと・・・。 

 そんな、前日の遣り取りも在ってか? 今日は朝からヤル気モードに一挙突入!
早起きして連絡事項をリレーションして・・・・・、更に取引先には理由不明の午後遅くから不在となる案内をしつつ、急ぎルーティンの業務に精を出し、そして川辺に向かって車を走らせたのが午後3時15分。

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 いや~っ、、、それにしても、、、昨日よりも天候が悪いかも。。。
雪雲が行く手に被って来ており、川へと向かう道端には既に薄っすらと雪が積もり始めています。

 午後4時。  S氏のカタキを討ちに・・・昨夕聞いた流れに到着。
川辺の風景は未だ冬の真っ只中。  雪も舞って、ナカナカの風情。

 どれ、、、流れを確認と・・・。

いや~っ、やはり寒いナ。  しかし、、、ウカウカしてると日が暮れちまう。。。
腰上は氷点下、、、腰下は水温3度なんて、、、以前立ち寄った 気仙川のヒカリ釣り を思い出させる タフ・コンディション の下、覚悟を決めてウエーダーを装着。

 ミッドウエイトのフリースのアウターを2枚重ね着して、、、防寒した上にウエーダーを着け、更に雪対策でゴアのウエーディング・ジャケットを羽織って準備完了。

 時計は午後4時15分。

目の前に広がる平瀬を静かに渡渉して、所々に点在する石裏の深みを丁寧に#20のミッジ・パラティルトで探っていくと、対岸瀬尻の石脇から・・・・・パシャリ・・・・・とライズ!

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 一拍送って、静かにラインを滑らせながらのフッキング!!

   トンッ! 乗ったー!

クンクンと HARDY Graphite-Marvel の竿先に生命反応が伝わって来る。

 続いて姿を現したのは、今季初となる 小型の山女魚 だった。
とても幼い姿の山女魚だけれども、記念すべき初・山女魚。  いや~、正直、嬉しい!

この冬景色の中、半信半疑で出掛けて見て、まさか水面絡みの毛鉤で山女魚に出逢えるとは。。。

 まだ、暗くなるまで時間も在るし、、、どんどん行こうヨ。。。と釣り心が誘ってくる。

S氏が苦戦したプールでは、今夕のライズは無かったが、やはりパラティルトを送り込むと・・・同サイズの山女魚がまた。。。

 ひとしきりプールを探った後で、入川点の下流側に見えた深瀬のヒラキも気になり、遠回りしてヤブコギを。
このヤブコギの途中、棗の枝で親指を刺した挙句、急斜面で背面滑りも敢行!?

 右手親指から血を滲ませながら辿り付いた深瀬の石裏からは、8寸級の美しい岩魚が水面を行く極小毛鉤へと全身を現しながら反応して来ました。  いや~、この寒さの中で岩魚まで現れるとは。。。。。

 [ Sさん、、、これで、頼まれた先夕の カタキ は討ったコトになるでしょうか? ]


 夢中で流れの中を行き来する内に、フト気付けば、夕闇に舞う雪が目立って白さを増して来たようです。
冬景色の流れからそろそろ立ち去らないと・・・帰り道が凍り付いてしまうでしょう。

 川から上がり、帰り支度を終えて車を走らせ始めると、、、既に前照灯が必要な暗闇になってました。
西洋毛鉤による山女魚釣り師の記憶にまた一つ、"晩冬の夕暮れ"が納まりました。

 良い釣り旅を。。。
 

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2007/03/02

釣り旅の始まり・・・

 晴天となった昨日、自宅の直ぐ傍を流れる広瀬川が解禁となりました。
朝一番の出掛けに初春の日差しを受ける川辺風景を事務所の窓から眺めれば、まさに願っても無い釣り日和。

しかし、、、しかしダ!  良くも悪くもインディペンデントな生業である自分にとって、業務スケジュールの季節代わりともなる3月初めの日に釣り姿で川辺に立つ・・・のはここ10年程、ついぞ無かったコト。。。

 くう~ッ、、、竿振りテ~! とこの魅惑的な風景を横目で流しながら、、、昨秋から手掛けている店舗プロデュース作業の大詰となるミーティングへ出掛けねばなりません。  その後、某社Webサイト業務報告の月初の提出も控えていて・・・。


 ふと、気付けば既に18時過ぎ。  あの魅惑の風景は闇の中に隠れてしまい。。。ダメだ!。。。の解禁日となりました。


Haru 再び青空が広がった仙台の空模様を眺めながら、今日こそ!・・・と心に決めて、、、そりゃ~もう、朝からガンガンと仕事を飛ばすこと、、、最大出力!!でチカラ業に精を出していると・・・
プルルル、、、「あ、Nobさん? 忙しいトコごめんなさい。 今、大丈夫? 急ぎのハナシなんだけど・・・」
勢いに乗った爽やかな朝の空気を疲れきった声で吹き飛ばしてくれたのは在京・某Rメーカーの制作ディレクター女史。

 急ぎのハナシ・・・って詳しく聞いてみたら [超・至急のハナシ] な訳で、、、聞いたコチラも青くなるハナシだった訳で・・・。

結局、ルーティンの業務以外に 青くなるハナシ の片棒を担ぐハメになり、、、電話掛け捲くり状態に、、、そうこうするウチにフト、我に帰れば、既に時計は16時30分過ぎ。。。

 慌てて、ベストに巻き貯めていた極小毛鉤の収まる毛鉤箱を突っ込み、事務所兼自宅の玄関でウエーダーを装着して釣竿片手に川辺へ駆け付けてみると・・・・・川辺は既に肌寒い川風の吹く黄昏風景。
当然、解禁前から見当を付けていたプールのライズは見当たらず。。。日没時間切れ・再試合状態。
ありゃ~、またやっちゃったヨ。。。なんて、途方に暮れながら日没まで咥えタバコで川辺を偵察がてら歩き回ってました。


 しかし、、、今夕の川辺では良い発見も出来ましたよ。

 えっ、、、良い発見って何だ、、、って?
まあ、それは川辺に来てのお楽しみ・・・かな。

 明日も時間を作ってまた確認に行かないと。。。そうだ、ついでに確認用の毛鉤を巻かなくちゃいかんナ。。。

こうして、、、いよいよ自分の釣り暦も始動です。
今期も良い釣り旅を。。。


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