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2006/12/22

冬至のゲーム

 先回の記事で、『巻いたら、行く。。。が自分のモットー・・・・・そして、乞う、ご期待。。。』と書いた手前、立ち寄っていただく皆さんの期待の声に答えるべく、昨日はスケジュールを空けようとそれは熱心に仕事をこなしておりました。  ドンドン、、、バリバリ、、、仕事が片付くこと。。。。。

 やはり、釣りというニンジンが自分にとって大した効き目のカンフル剤だと認めなければいけませんね。 

そんな甲斐あって、、、冬至を迎えた本日、午前中だけの僅かな時間でしたが・・・癒しのゲーム・・・の現場に立つことが出来ました。


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 薄曇となった穏やかな冬の日、、、ライズ・リングを目指して毛鉤糸を長く伸ばし大鱒の反応を確かめていると、このところの仕事とプライベートの忙しさでささくれ立っていた気持ちが解れて行くような、、、そんな心地良さ。。。


 釣り場は自分だけの貸切り状態。

太陽が顔を出すと陽の光の下で、ユスリカ達が羽化を始めた。

そして、自分は、、、ライズする鱒達と向き合うだけ・・・・・。

 程なく、大鱒と大岩魚がそれぞれ極小の毛鉤に反応して、静かな水面にライズの斑紋を作った。

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 穏やかな水面に響き渡る Hardy ThePRINCE 5/6 の激しい逆転音。。。
その先に大鱒の疾走して行く姿が見える。。。


 DIAMONDBACKの8'4"が大きく撓み、大鱒のファイトを往なし続ける。。。
ガボッ、、、バシュツ、、、バシャバシャ、、、


 一投射ごと丁寧に、そして気持ちを乗せて毛鉤を送る。。。
今シーズンの毛鉤釣りシーン、、、を辿りながら、無心にライズへと向き合い続ける。。。

 さまざまな流れの場面が去来しては、、、自らの視界へとオーバーラップして行く。


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山形・S川の川辺に咲いた山桜、、、秋田・I川の朝靄、、、山形・寒河江川の月、、、そして、何よりも広瀬本流の夕暮れ。。。大山女魚。。。逢魔が時。。。


 回想しながら、幾つかの大鱒と遣り取りするウチに・・・・・2006のシーズン、自らが追いかけていたもの、、、それは、毛鉤釣りを通して感じる 川の物語 だった・・・・・と気付きました。


 明日からまた、日が延びて行きますね。
これから、日毎に長くなっていく陽の光を感じながら、また来るシーズンに向けて毛鉤釣りの準備を始めて行こうと思います。
 さて、来シーズンはどんな物語に出逢えるのか・・・楽しみです。


巻いたら、行く。。。は冬至の日に実現しました。

以上、 “癒しのゲーム”、、、一件落着。

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2006/12/21

冬至毛鉤

 冬至の日を目前に控えたこの時期、夕暮れの仙台の街は恒例のイベント「光のページェント」への人出と車で混み合っていました。

 このところ、、、そんな賑わいを横目に見ながら、差し迫った仕事の追い込み作業で気分的にも慌しい毎日。
自分の事務所の年賀郵便のデザイン作業にも全く手が付けられない状況で、ヘロヘロな煮詰りムードでした。

 また、手術が成功して長くの入院治療中だったカミサンも主治医のO先生から、、、「Xmasには家で過ごせるように・・・」との計らいで、つい先頃、退院許可が下りて帰って来たばかりで自宅静養中。。。

 公私共にそんな現況の下、意識の上で 釣り は二の次、いや三の次くらいのポジション。。。

しかし、、、そんな時こそ、精神的モチベーションを高める為の発奮材料が必要だ!とばかりに、“癒しのゲーム”を密かに実行計画中。。。
まあ、スケジュール的には殆ど無理な話なんだけれども、、、自ら目の前に 釣りというニンジン をぶら下げ、、、こんなやたらと忙しく混沌とした師走の時間を乗り切ってしまおう・・・なんて魂胆でした。

 Photo
 そんな訳で、、、一つ二つの毛鉤でも巻いてそんな気分を盛り上げてみようか?と思い立ち、急遽巻き上げてみたのが右の『金玉毛鉤』

 もう20年来愛用しているリーガル・バイスに鉤を据付て、ダビングループでボディをでっち上げていたら、、、ワクワクした気分が盛り上がって。。。。。仕事的に煮詰っていた(枯渇していた)アイディアも湧き出でる泉のようデス。。。

 う~ん、やっぱり、時間の隙間を縫って釣りに出掛けてみた方が良いかと正直、思案中でした。
食べたら、出す。。。  巻いたら、行く。。。  何と云ったって、それが自分のモットーですからネ。

 癒しのゲーム、、、近いウチに再び、、、です。
乞う、ご期待。。。

 

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2006/12/12

北風~原点の大倉・切払

 冬の或る穏やかな早朝、その日は大倉ダムに棲む桜鱒達の活性がすこぶる高かった。

ワイルドでエメラルド・グリーンに染まる美しい砲弾・・・桜鱒を狙い始めた14歳にとって、その美しい魚との出会いに憧れ、そして、、、憧れの魚が狙える厳冬期の大倉ダムという場所は「聖地」でもあった。

 自分の立つ岬の直ぐ目前をワカサギの大きな群れが通過する度に、投げ入れては高速リーリングされる西洋擬似針"ダンサー7g・赤白"に引っ手繰るような強いアタリが連続した。
僅か30分の間に4度の強烈な大型のアタリ。。。ドガンッ!・・・グン・・グン・・・グウーンンンッ、、、、、フッ!?

 しかし、、、酷使され、針先を研がれるコトも無く・・・アマくなってしまったマスタッドの針先は桜鱒達の顎を貫くことは無かった。

 もう一度、今一度、、、、、憧れとの出会いにワクワクしながら14歳は無心に西洋擬似針を夕暮れまで投射し続ける。。。

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 岸辺の気温は日中でも3℃・・・横殴りに吹雪く船形おろしが薄っぺらなゴム引きのカッパに叩き付け、見る見る内に体温を奪って行く。  昼食を摂る時間も惜しくて。。。あんぱん1つを口に咥えては投射を続けた。  

 鼻水を啜り上げながら、投射を繰り返し、、、そしていつの間にか冬の夕暮れを迎え、、、仙台駅前行きの最終バスに飛び乗っていた。。。

 当時、桜鱒狙いには『擬似針のリーリング・スピードが命・・・』と教わり、、、ありったけの小遣いを握り締め、、、どうしても・・・死ぬ程・・・欲しかったABU社のリール「506」を仙台駅東にあった釣具屋で手に入れ、その滑らかなギアの巻き取り動作にシビレたコトをはっきりと覚えている。

 そう云えば、釣り師でもあった親父にその晩こっぴどく怒られたっけ・・・未だ、稼ぎの無い小僧に舶来品のリールなんぞは贅沢すぎるって・・・。


 43歳になった今、大切に保管してある「ABU-506」に注油しながら巻き取り動作を確かめてみると、カチンッ!と巻き取りピンの動作音に続いて、滑らかな巻き上げギアの操作感。

 ハンドルを廻しながら、、、14歳の自分に戻って行く。。。。。
もう一度、今一度、、、、、憧れとの出会いにワクワクしながら14歳は無心に西洋擬似針を夕暮れまで投射し続ける。。。そんな自分へと。。。

 伝説となった大倉ダム・切払バス停下の岩礁ワンド、、、
そこには原点の自分、、、心から釣り好きな自分が強い北風の中で今でも西洋擬似針を投射し続けている。。。。。

 43歳になった迷い続ける“西洋毛鉤による山女魚釣り師”が14歳のひたむきな"西洋擬似針による桜鱒釣り師"へと帰って行く。
その原点が大倉・切払。  自分にとって変わることのない永遠の聖地。

 ( ブッシュマスターFと大倉ダムOBのみんなへ : どうだい!久しぶりに切払に立ってみないか?)

 釣りへの想いが膨らんで、今夜は穏やかに眠りに付けそうです。
師走は何かと気忙しいですが、皆さんも良い釣り旅を!

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