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2006/10/06

癒しの釣り~10/4

Dsc01935
 10月に入り、天候は爽やかな秋晴れ陽気でも・・・広瀬本流で釣りが出来ない・・・と思い返し、、、寂しい河川禁漁期間中の日々を送る“抜け殻の”山女魚釣り師となっていました。

 こんな精神的な抜け殻状態・・・自分の釣り禁断症状は、毎秋、特に禁漁期間の初めで釣り日和が続く10月~11月の2ヶ月間はツライものがあります。
 川へ出掛け、毛鉤を投射し、山女魚を掛け、そして現場で得た情報を分析して毛鉤を巻き、また川へと出掛け・・・・・と繰り返していた生活リズムが狂うからでしょうか?  何となく、、、体にも変調が現れて来たり。。。文字通り<病は気から>という状況でした。

 そんな折、中華・楓林(ふうりん)のご主人S氏は禁漁期間どうしてるか?とお店に立ち寄ってみると・・・昼休みを利用して毛鉤巻き作業の真っ最中! 使い込まれたバイスには出来上がったばかりの怪しげな・・・金玉毛鉤が。。。

 S氏は、金玉毛鉤を手にしてニヤッとしながら・・・「これは効くんだ! デケー鱒には!  今度の休みに管釣りへ行こうと思ってね。  インターミディエイトラインを使って底にこの毛鉤を転がすと、、、もう一発なんだ。  こんなので鱒を騙すのも面白いよ。」と誘い水。。。。。
ソフトハックル遣いのS氏のコトだから、てっきりシビラッコイ(註:仙台弁でずる賢い・・・という意味)鱒相手に繊細なライズ狙いで遊んでいるのかと思ったら、、、さにあらず。  う~む、久しぶりの金玉毛鉤の釣りもきっと面白いかも・・・なんて考えてたら、思わず・・・「時間を取って一緒に行きますヨ。」と口が先に動いてしまった次第。

 今シーズン中はS氏と一緒に出掛けることもあまり無かったし、、、久しぶりとなる“癒しのゲーム”スケジュールは閃くと即座に決定していました。 


 仕事の都合で出遅れ、、、S氏が朝から釣りする[東北フィッシングパーク]に到着したのは午後13時30分。

現地に着くなり、S氏は既に一服モード・・・沢山大きい鱒を掛けて釣り疲れたよ!と一言。。。
こちらも大慌てで釣り支度をして早速、シビラッコイ鱒達のライズへ向き合う。

 Hardy Graphite-Sendai 8'3"#5 へ DT#5を巻いた LRH LightWeight の組み合わせに12フィートリーダへ7Xティペット3フィートをプラスした道具建て。
これに TMC 102Y #19 に巻いた『ソフトハックル・イマージャー・マイクロ』をフリーノットで結束して準備完了。

 モヤッ!と時折起こるクルージングライズの位置を読み、影が見える大鱒のコーンビジョンの端へとソフトにプレゼンテーション。   ツ、ツ、ツ、ツツー、、、、、と静かに引き波を立てながら誘いを入れると、大鱒が急速浮上して、モコリッ!!とライズ。

 一拍待って、、、大鱒が反転して急速潜航に入ったら、ラインを滑らせながら竿のバット側のトルクで静かにフッキング動作!

  ドスンッ! 乗ったーーーーーー。

  大型の虹鱒が首を振り回しながら水中で暴れる様子が見える。
  山女魚とはまた異なる、、、トルク感に溢れた重量のあるファイト。。。

グウーーーーッと一杯に Hardy Graphite-Sendai が撓み込んで、大鱒の重い遁走が始まる。
左手にツイストしていたラインが見る見るもぎ取られて行き、、、、

  ジッ、ジッ、ギッギィーーーーーッチィーーーーーーーーッーーーーーー・・・・

続いて、、、息の長い LRH LightWeight の逆転音。

  7Xを庇いながら、走らせては糸を送り、また、寄せては糸を巻込みの遣り取り。

ガバッ、、、ガバッ、、、バシュッ、、、と鱒のファイトする水音が自分の中へと解けていくよう。


 島周りにライズしていたシビラッコイ大鱒を狙い通りの位置で毛鉤に反応させ、これを苦労してランディングすると、、、ふと、気付けば水面に穏やかな秋の夕暮れが落ち始めています。

S氏がいつの間にか、、、隣に佇んでタバコを吹かしていました。

 「どう、、、まだライズあるし、、、もっと遊んだら・・・」とS氏。

『いや~、、、もう十分に鱒と遊びましたから、、、コーヒーをご馳走になって帰りましょうか。』と満足げな自分の声。  
普段楽しむ川釣りとは全く異なる環境でライズを狙う鱒釣り、、、自分の狙い通りだったり、、、ライズ手前で反転されて落胆したり。。。良い釣り旅でした。

 しかし、、、何かが足りない。  釣りという輪が完結しない・・・そんな気もします。
山女魚釣り師にとって癒しのゲーム、、、それは本来、川辺でのみ感じることなのかもしれません。  


 管理事務所の明かりの下でS氏と一杯のコーヒーを用意する内にも見る見る夕闇が濃くなり、その闇の中を一匹のヒゲナガが高速で飛び過ぎるのが見えました。


 ■ 川釣りの禁断症状を自覚する方は 仙台市太白区 JR長町駅前 にある 中華・楓林(ふうりん) へ夕食がてら立ち寄り、ご主人のS氏と川釣りの話をすると良いかも。。。カウンターの向こう側の中華鍋に向かって仕事する人がS氏です。  「西洋毛鉤釣りor鮎釣りの相談に来ました」なんてえ話ならきっと大歓迎でしょうから・・・。
  

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2006/10/01

2006 山女魚釣り~終幕

Dsc01888 広瀬本流の遊漁期最終日となった今日の仙台は午後から穏やかな秋晴れとなりました。  日差しが出てきたら、、、モヤッと、、、気温も上がって来て、川へ出掛けるには良い日並です。

 とは云いながら・・・インディペンデントな仕事人である自分は、生憎の業務執務中。。。

 よっしゃ~、一丁上がり!となったのは午後4時50分。
急ぎ広瀬本流へと駆け付け、川辺でドタバタと支度して撮影したのが、右にある広瀬本流の夕景。

それから日没までの夕暮れを、、、まばらになったヒゲナガの姿を川辺に探しながら『逢魔が時』を先糸に結び、山女魚達の浮上斑紋を待ち続けていました。

 
 しかし、、、先日降った大雨による川原の葭原まで流された大増水の影響なのか?
反応してくるのは小型の山女魚ばかり・・・・・。

 残念ながら、ご紹介出来る程の 本日の山女魚 には出逢えず仕舞いでした。
皆さんは、本日、どんな漁期の終幕を迎えていたのでしょうか?


 ではでは、、、明日から 西洋毛鉤による山女魚(ヤマメ)釣り師 は冬眠期間に入ります。
解禁までちょいと例の流れの大山女魚用の毛鉤でも考えながら 一休み しましょうか。
毛鉤投射の腕慣らしも欠かさずにやっとかないとね。。。


 また来る春に再び広瀬本流の川辺で山女魚達と・・・・・。


  われわれのいう始まりが終わりであることが多く、
 終わりをもたらすことは始まりをもたらすことである。
 終点がわれわれの出発点なのだ

  T・S・エリオット
    / 詩集『四つの四重奏』 -リトル・ギディング-  一部抜粋

 
 禁漁期間中も良い釣り旅を。。。。。

  

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