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2006/09/23

本日の山女魚~9/22

 先日の台風が過ぎてから、、、仙台では朝に晩に随分と涼しくなって来てました。
日が暮れて、秋の風が吹き抜ける川辺に居ると薄手のフリースを羽織りたくなる・・・そんな“肌寒さ”と云った方が良いくらいの気候。
 川辺に向かう車窓からは始まったばかりの稲刈り風景も見えて、本格的な秋の到来となったようです。
 
 先回の釣りから、連休を間に挟んで10日間程は仕事や私用で時間の取れない状況、、、おまけに秋雨前線+台風による広瀬本流の大増水が重なりましたから、晴/雨プログの記事更新もままならず、毎度お立寄りの皆さんには大変失礼しておりました。

 Dsc01845
さて、今日で9月も残り10日を切ってしまい、今シーズンも最終局面。

 毎年、この時期は気ばかり急いて、、、良い思いが出来た広瀬本流の流れの何処へ立とうか?といつも出掛けに悩むコトが多いのですが、今年は既に心に決めた流れがありますから、秋晴れとなった今夕は迷う事無く先回のポイントへ直行でした。


 川辺への到着が午後5時。
今回は幾分早めに出掛け、西に傾いた秋の日差しの下、流れの羽化状況を確認しておくことに。

 深瀬に続くプールの流込みを見渡せる位置にある流れの土手の上から眺めていると、、、既に散発的に羽化が始まっていたコカゲロウへのライズ。。。を発見!

 プールのヒラキ側で起こるライズはウグイのモノ、、、流速のある流込み側の葦際の大石裏に時折起こる鋭いライズ斑紋は、、、どうやら山女魚のよう。

 用意して来た釣り支度を済ませ、先程のライズ地点を目指して、まずは広瀬本流を腰上まで水に浸かりながらの渡渉。

広瀬本流用のREVIEW FC-8303改 に DT#3を巻いたHardy FeatherWeight、そして7Xの先糸という道具建てに#20のコカゲロウ・イマージャーをフリーノットで結束して、先程目撃したライズを狙う。

 ライズまでは流芯を跨いで30度ほど下手、目測12ヤード程。  
 静かに腰まで流れに入り、もう一度ライズの状況を確認。

 パシッ!   
 大石の裏側に出来た反転流に乗るイマージャーに鋭いライズが起きた。

あの反転流に乗ってくるコカゲロウを選んで捕食する山女魚のようだ。
山女魚は難しい流れに入っている。

 リーダーへのフロータント処理とティペットのシンク処理を確認して毛鉤を投射。

 竿の撓みを最大限利用して大きいモーションのバックキャストからループスピードを抑えてライトカーブ。。。
 そして、上流側への大きいリーチ。。。

 大石裏へと毛鉤を差し込むように置きに行く。。。

   パシャリ、、、小さなライズ斑紋が・・・・・

 一拍置いて、ラインを滑らせるようにセットフック。

   コツン  乗ったー  

毛鉤を銜えたのは小型の山女魚。
この前後の流れから同じような山女魚をコカゲロウ・イマージャーで幾つも拾ううちに、気付けば、、、夕闇が川面に落ち始めていた。


急速に川辺は秋の夕暮れを迎えている。
肌に当たる川風が見る見る体温を奪い、、、左手にツイストするフライラインはそのしなやかさを失って行く。

 流れの筋からヒラタカゲロウが飛び出し始めたと見る間に、深瀬の流芯で大型の魚が一発ライズ!

 夕暮れで狭まった視界の中に高速で飛翔するヒゲナガが飛び込んで来た!

暗緑色に染まる流れに腰まで入りながら、毛鉤を広瀬本流仕様のフラッタリング・ヒゲナガ『逢魔が時』へと急ぎ結び換える。

 夕闇と川面の境目は既に視界の向こう側だ。。。
ザーーーーーと広瀬本流の瀬音だけが感覚に反響して行く。。。

 漂い浮かぶ『逢魔が時』が微かに闇の流れに確認出来る。
ここで、、、くる、、、はずだ。。。。。

Dsc01851
   モコリ!

押しの強い深瀬の正面下手で毛鉤が没した。
五感全てを動員して感じるライズ!

 ラインを滑らせながらバット側のトルクでセットフック!! 

 ドズ・・・ッ!  乗ったーーー

   グングッ・・グン・・ッ・・・・・ 大きな振幅のローリング!

良いサイズの山女魚だ。。。

  ジッジィーーーーッ、、、、、
  Hardy FeatherWeightの逆転音が夕闇の広瀬本流へと響き渡る。。。


暗闇の中、重厚なローリングファイトに続く、流速を利した大型の山女魚特有の疾走を上手く切り抜けてランディング。

 毎度のコトながら・・・今夕の山女魚にも、ランディングする瞬間までハラハラ・ドキドキさせられました。
自分にとって何時になってもこの感覚は消えそうにありません。

 川岸まで戻り、毛鉤を外そうと・・・山女魚を確認してみると、、、薄墨を散らした様なパーマーク、力感のあるヒレの具合と流麗な体型、、、いつも見ている広瀬本流の美しい山女魚です。

 しかし、、、残念なことに右唇が一部欠けていました。  きっと、幼魚だった頃に釣り針に掛かった経験のある山女魚なのでしょう。  いつもにも増して丁寧に『逢魔が時』を外し、そして山女魚が流れに戻って行くのを見届けました。

 今夕見た傷のある山女魚にも、ここで自分と出会うまでの物語があるのでしょう。。。
そんなコトをしみじみと考えながら、闇に沈む流れを後にしました。


 秋の釣り、、、シーズン終期の釣り、、、は何故だか?山女魚釣り師を感傷的にさせるようです。
今夕もまた一つ、秋の記憶に自分だけの物語が追加されました。

 秋の良い釣り旅を。。。。。

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コメント

 毎度の来訪とコメントに感謝です。

残念だった件とのコトで気になり、JTKNさんのブログにお邪魔して記事を拝見しました。

 意見というより、自分が遭遇していたら・・・110番通報してるケースですね。

念のため確認したところ、青森県内水面漁業調整規則に禁止漁法とされており、この行為に対する罰則規定もありました。
参考までに青森県のホームページへのリンクです。
http://www.pref.aomori.lg.jp/reiki/reiki_honbun/c0010958001.html

 これまで、、、長年に渡る流域住民の行事だからと"お目こぼし"的な見逃しも在ったかと思いますが、記事を読んで、、、今回の一件は明らかに確信犯な訳ですから、取締る側に出動してもらうのが良かったかと思います。

 携帯電話なんて文明の利器もある訳ですからネ。

 験直し・・・にもう一度、今度は漁協さんの管理がしっかりしている山形方面にでも出掛けてはどうでしょうか?

 かく云う自分は、、、山形県の共通年券を毎年購入していました。

良い釣り旅を。。。  

投稿: 管理人・Nob | 2006/09/25 00:04

毎度おじゃまします。

相変わらずの広瀬本流での大型山女魚、大きな尾鰭と大きな口、そして大型らしい縦に細くなったパーマーク、いつもながら美しいですね。
そしてそんな山女魚達との出会いが手に取るように分かるNOBさんの記事。憧れますよ。
こちら能代には米代川がありますがあまりに大河で本流山女魚を狙うには相当上流に向かわねばなりません。

季節はすっかり秋になりました。
秋田は既に禁漁を向かえ静かな渓に戻っています。
それでも我慢出来ずに、まだ禁漁前の青森の渓まで行ってきました。綺麗な岩魚や遡上する鮭にも出会えました。

実は・・・素敵な出会いでしたが残念な事もありました。
詳しくは自分のブログに書いているので気が向いたらで結構です。今回の私の記事を読んでいただいてNOBさんのご意見が聞けたらうれしく思います。決して押し付ける訳ではありませんので・・・すみません。

それでは。

投稿: JTKN | 2006/09/24 21:45

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