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2006/07/31

本日の山女魚~7/30

Dsc01735 東北地方を除く梅雨明け・・・なんて、、、夕方のニュースが流れてましたね。
今日の仙台は、朝から曇天で体にまとわり付く涼しい空気も何となく湿気っぽさを感じる、、、まだまだ梅雨は明けないナ・・・と実感する空模様でした。


 一昨日、宮城県の山沿いに降った大雨の影響で、広瀬川支流の大倉川にある大倉ダムから毎秒30トンの緊急放水が午後2時に始まり、それが夕方5時過ぎには「こちらは大倉ダムです。。。降雨によるダムへの流入水量が放水量を上回ったため、毎秒50トンまで放水量が増えます・・・」と緊急の有線放送が。。。。。

 放送終了後、見る間に水位が上がり始めて、、、濁流が川幅いっぱいに広がってしまいました。
ありゃ~、またか。。。。。


 山女魚釣り師である自分には都合良いことに・・・自宅兼事務所が広瀬川辺に立つ大倉ダムの放水サイレン塔を見下ろす位置にある為、朝に晩に広瀬川の様子を見るのは勿論、大倉ダムからの臨時放送や放水サイレンなどはイヤでも聞こえてしまうので、リアルタイムの広瀬本流が大パノラマで楽しめるのです。
 同時に、、、病気療養中のカミさんからはサイレンが煩いとか夏場は川風が湿気っぽいとか川虫が干した布団に沢山付いているとか、、、大変不評だったりするのですが。。。


 そんな訳で、、、未だ<梅雨>中の仙台・広瀬本流の大きく増水したままの川辺からお送りする本日の山女魚です。

 自宅ベランダでシューズのフェルトソールの張替え作業をしながら、急な増水から回復して行く広瀬川の様子を夕方一杯待ち続け、川辺に立とう・・・と踏ん切りを付けて自宅を出たのが18時15分。
水位データを見ても未だ期待できる状況では無いのですが、作業中に窓辺に舞い込んできた一匹のヒゲナガアダルトが今夕の唯一の希望です。

 車を走らせること10分程度で、“漬物石ライズ”のいつものポイントへ到着。
川辺に到着してみると、、、この増水状況の中、川辺で時間待ちをしている釣り人の姿が3つ。

 流石に、日曜の広瀬本流ポイントのイヴニングです。
うっかり、いつものように出掛けて来たのですが、遠く離れた人影を見て、、、そう云えば、今日は日曜だったナ、と思い出した次第。

 ハッチの様子だけでも見ておこう・・・と川を眺めていると、川辺に立つ人影が手を振っています。
手を振っていたのは・・・RiverGateのノリさんでした。

 やあ、、、久しぶりでしたね、、、と暫し広瀬川のコトなど立ち話していましたが、既に夕闇が落ち始めイブニングの第一弾、ヤマトビケラの羽化も迫って来る時間、、、、、また、近い内に、、、とこのポイントを諦め、一昨年のシーズンを通い込んで熟知した上流の深瀬とナメが連続しているポイントを目指すことに・・・。

 午後7時20分。  夕闇の中、釣り支度を済ませ、通い込む内に見つけた藪の踏み跡を辿って川辺に。

 先夕“漬物石ライズ”を見てから、この流れの名だたる大場所で使う毛鉤道具は換えてしまった。

英国のHARDY社が特に東北・仙台方面での大山女魚釣りを想定して、当時50本のみ限定製作された HARDY Graphite-Sendai 8'3"#5 とDT#5にバッキングを50ヤード巻き込んだ25年目のL.R.H Lightweight がそのシステム。

 川辺で準備が終わる頃には夕闇が訪れ、ライト無しではティペットも『逢魔が時』のアイに通せないくらい。
    
気付けば、ヒゲナガのピューパが流れに走り始め、山女魚達のライズを誘発している。
ゴウゴウと流れて行く増水した広瀬本流の深瀬脇の葦際の緩流で追い掛けるように幾度もスプラッシュライズ!

 記憶に在る、、、深瀬からこの流れのヒラキに掛け、大石が点在して一旦流れの緩む浅瀬が今夕の狙い。
大型の山女魚が流芯から浮上してくれれば良いが、、、

夕闇に沈む深瀬脇の緩流へ、静かにそして注意深く腰上までのウエーディング。
流れの中で足元を確認し、『逢魔が時』へのフロータント処理を施して、、、、、夕闇の流れを凝視する。

 ザーーーと目の前を太く流れ下っていく暗緑色の水と夕闇の境が既にぼやけている。
目線を川面に近付け、更に流れの中の変化を凝視していく。

  15ヤード程先の深瀬のヒラキで再びスプラッシュ・ライズ!
  見慣れていなければ、川波と見間違うほどの微かな感じのライズだ。。。一発。。。。二発。。。。。そして、、、

Dsc01738 バックキャストからループの展開スピードを殺して、、、レフト・カーブ、、、そして下流側へ大きくリーチ、、、
ライズ位置の上流側に毛鉤が入り、、、1mほどのドリフト。。。

  モコッ! と微かなライズ。
  ラインを滑らせるようにフッキング!!

ドンッ! 乗ったーーー。

 深くなった夕闇の中、僅かな視界へ白銀色がローリングしながら流芯へ持ち込もうと疾る姿が明滅した。
しかし、竿に伝わる振幅が小さい。

程なく流れから姿を見せたのは、、、広瀬本流のアベレージサイズの山女魚。


 この後、更に同じサイズの山女魚をいくつか追加しましたが、未だ流れの水位が高くそして太すぎました。
広瀬本流のこのポイントにある大山女魚狙いで毛鉤を流したい筋は水中に隠れていたようです。

 今シーズンになって初めて訪れた広瀬本流のポイントでしたが、この流れもまた大山女魚の雰囲気がありありでした。  梅雨の増水が続いているうちに今一度、このポイントを攻めてみるつもりです。

 “漬物石ライズ”攻略もあるし、もう一ヶ所の気になる広瀬の流れもあるし、ここしばらくは広瀬本流のどこを攻めるか?で悩みそう・・・・・ですナ。


 近年、、、仲間と連れ立って幾つかの流れを通り過ぎて行く釣り旅も大変楽しいけれど、、、単独で一つの流れへと拘り続ける哲学者のような釣り旅、、、は、また深い愉しさがあること、、、を発見しました。

 そんな寡黙だけれども哲学者のような釣り人と川辺で会い、互いに知る広瀬本流の魅力とその流れにおける釣りを語れる時が来るのを楽しみに流れのあちこちへ出没しようと思っています。


 いよいよ、8月も目前ですね・・・。
仙台七夕を始め、東北の夏祭りのシーズンがやってきます。

 短い夏の本番を迎えた東北への旅には毛鉤竿をお忘れなく!
そして、、、良い釣り旅を。
 

 

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コメント

 毎度のJTKNさんからのコメントに感謝です。

立ち寄った方からコメント貰うことで、Blogの記事更新も捗れば良いのですが、、、こちらの方はナカナカ、、、ですね。

 そう云えば、、、先日、秋田の岳父から電話が在り「秋田は暑くて渇水しているが、朝晩は山女魚の大きいのが釣れているぞ!」と情報が入ってました。
 いや~、岳父のコトだから・・・晩酌用の肴を調達しにBB川やI川辺りへ、夕方ふらっと出掛けてはいい山女魚を随分と掛けてるナ、、、と話声の様子から想像出来ました。

 昨夏、岳父と藪をこぎながら汗だくとなったBB川での釣り、ブッシュ・パラダイスとなった渓で多数のアブがまとわり付いてくる釣り、、、そして上がってきた大型で美しい山女魚も、、、自分の記憶に強く残っています。

 新たな短竿が活躍するといいですね。

 夏の良い釣り旅を!

投稿: 管理人・Nob | 2006/08/01 13:53

こんばんわ。

単独で一つの流れへと拘り続ける哲学者のような釣り旅・・・すばらしい表現ですね。
一人で行く事の多い私、しかも最近では「いつもの川」ばかり。でも私の場合は哲学者なんて格好良いものではなく・・・現代風に言うならさしずめ「川のストーカー」ってトコでしょうか。かっこ悪いですね。。。

話は変わりますが私も竿を買ってしまいました。夏の源流用にショートロッドを。hardyではありませんがついつい・・・ほとんど衝動買いですね。
早く使う機会が来ないものかと待っています。

今日の秋田は真夏を思わせる天候でした。
短い夏の釣りを存分に楽しみたいものです。
それではまた。

投稿: JTKN | 2006/07/31 22:21

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