2006 広瀬川遊漁シーズンの最終月となる9月。日一日と日没も早まり、、、山女魚釣り師は残された時に急かされるように夕暮れの川辺へと向かう。。。 移り行く季節への寂寥・・・・・全ては充足すべき釣り旅であったろうか?と自らに問いかけてみる。 川は眠らず、、、そしてまた、心の釣り旅も続いて行く。。。
穏やかに降る秋雨は、広瀬本流の流れに活性をもたらした。秋羽化のヒゲナガそしてヤマトビケラが増水した流れに飛び出した夕暮れ、山女魚達は熱狂した。 夕闇の中に響き渡る Hardy FeatherWeight の逆転音。激しく撓んだ毛鉤竿と流れに突き刺さるラインの軌跡が秋の強烈な記憶となった。